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残念な公演の共通点②俳優たち

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演劇歴、実は30年越え…演技コーチの鍬田かおるです

一般論になって申し訳ないのですが、今日は誰もが見直すことができそうな、公演の特徴についてお話しします

 

やってる側が気づいている事はもちろんなのですが、観客側としていても、気づく傾向と言うものがあります

日本だけに限らず、私はイギリスでも感じたことで、特に国籍や文化に限定された問題ではないと思っています

 

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作品の冒頭部分は、実力は、盟友と呼ばれる人でも、よっぽどのことがない限り(おそらく)、やはり中盤や後半に比べると、「硬い」傾向があります

もちろん皆さんそれぞれをウォームアップなどはされているのでしょうが、「構え」と言いますか「張っている」印象が強いです

当然、物語の性質上、もしくは意図的に効果を狙った硬さやはりなら良いのですが、演じ手側の緊張や「がんばり」癖、どうしても人前で何かをすることへの反応が出ます

これが私が、日ごろから、(ほとんどどなたも)出番前にわざわざ「気合を入れる」必要は無いと繰り返し申し上げる理由です

入れようとしなくても、自然に入ってしまうんですよね….どちらかと言うと、あまり入りすぎないよう防ぎたい位です(苦笑)

私がこれまで観た名だたる世界の名優たちでも、この構えや硬めな傾向がなかった方は、居ませんでした…ただ作品によっては、冒頭に何か事件が起きたり、緊張を要するような状況が突発的に起きたりと、「構え」や「硬さ」が全く目立たない状況もあります

したがって、誰だけは優れていたとか、逃れられたと言う証拠はありません…悪しからず

 

さて、

 

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その後、ほぐれてきた演じてたちはだんだん活発になっていきます

始まって20分、30分ほどすると多くの演じてたちは良い意味で「ほぐれて」きて、本領を発揮し始めます

と同時に、自分の癖が出やすくもなります

「興奮」のおかげで、痛みも感じにくく、実は鈍感になりやすい時間帯でもあるようです(経験談)

 

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中盤になってくると、残念な場合にはスタミナが切れてきます

たけている方々の場合は、(必要に応じて)テンポやリズムよく、物語が展開していきます

緩急もバランスが良いのがこの辺です

しかし、作品によっては「休憩」なる罠(笑)が待ち受けています

これは演じ手にとってもそうですが、お客様側にとっても、トイレに並んだり、知り合いと話をしたり、携帯電話をチェックしたりするわけですから、一旦いろいろなものが途切れます

難しいですね…当然、「興奮」はおさまりがち

場合によっては、「おねむ!」なお客さまも…

 

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いわゆる終盤ですが、どうしても生き物ですから疲れてくると、筋肉に疲労が溜まってきます

そうです!

冒頭のような「興奮」の魔法はもう効かないのです!

疲れてくれば、当然弱い部分に負担がかかります
心身ともに同じですので、大変なスタミナを要します

ジャンルを問わず、この傾向は体力問題です

身体がある程度ケアされ、調整され、うまく使いこなせていないと、姿勢も悪くなりやすいです

感情や思考もある程度ケアされ、自己洞察が土台にあり、まあまあ「乗りこなせて」いれば、(良い意味で)安全です

姿勢だけでなく、発声発音や感情の扱いの悪い癖も出てきますので、慣れない方が交流が雑になりがちな部分でもあります

ついつい「押し出し」てしまいそうになるのも、劇のピークならでは

……………

というわけで、

みなさまの観劇体験ではいかがでしたでしょうか

ご自身や周囲の様子はどうでしょうか

傾向は参考になりますので、ダメ出しと思わず、「防ぐ」ためのチェックポイント、くらいに思って取り組んでくださいね

 

私も公式LINEを今年こそちゃんとやらねばーとお叱りを受けました、がんばる!

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健康第一で2022年もどうぞよろしくお願いいたします

 

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