企業・団体のみなさまへ

私はこれまで20年以上にわたり、大変ありがたいことに、若手から大御所まで、俳優や歌手の方、ダンサーの方、いわゆる芸能人と呼ばれる方まで、幅広く身体のつかい方や演技、表現の指導をしてきました。

劇団の養成所はもちろん、専門学校、実技科目のある大学、芸能事務所、バイリンガルで行われる映画スクールのクラス、そして地方自治体の劇場や公共施設などでも、ワークショップやセミナー及び授業を展開してきました。

その中には、ボイストレーナーやプロのダンサーの方、いわゆる「先生」として、俳優や歌手の指導をなさっている方、また既にオペラ歌手として大活躍を収めている方もいらっしゃいます。

私が日本に8年ぶりに帰ってきたとき、私の学生時代のの師匠は私にアドバイスをくださいました。 

「アメリカのやり方をそのまま持ってきてもだめだよ、イギリスと同じようにって言ったって、うまくいかないから、気をつけてね」

これは本当にその通りでした。

ただヨーロッパや北米のシステムを持ってくるのではなく、日本の事情を鑑みた、そして日本語のわかる人に頼みたいと言う気持ちは、もっともで、非常に真面目な方、そして志の高い方ほど心を痛める場面も多いのは当たり前と感じます。

私は日本でのハラスメント相談員及びハラスメントカウンセラーの研修も受け、また価値観や意識のアップデートには終わりがないことも承知です。また、日本特有の文化や言語の特性なども、長年の留学経験や多国籍なプロフェッショナルとの学びや仕事の過程でたっぷり体験してきたと言う自負があります。

私は、日本で生まれ育ちましたが、ヨーロッパでの大学院レベルや演劇学校での高等教育を経て、またプロとしては、イギリスとアメリカのみならず、アジア各国やそれこそ南米でも指導の経験や短期留学の経験もございます。

グローバルな視点を生かして、いっそう切磋琢磨していきますので、志を同じくするプロフェッショナルな方々と現場でお会いできますことを楽しみにしております。

ワークショップ開催やインティマシー・シーンの
振付やうごきの演出サポート等で大切なこと

  1. 言語化することと
  2. 個別の事情に合わせること
  3. 実践的かつ効果的であること

この3つをモットーに、様々なクラスのカリキュラムデザインや、ご要望に応じたレッスンやセミナー、ワークショップ等もご提供しております。

1. 言語化する

個々の事情を鑑みつつ、またそれぞれの人権や職務の範囲を尊重しながら取り組むために欠かせません。

残念ながら、締め切りの都合や物理的な制限により、必ずしも、全てが理想通りには進みませんが、言葉を尽くすと言うのは一種の誠意でもあると私は考えます。

また、残念ながら後回しにされてきた傾向のある「合意」のためにも、あえて言葉にして文章で表現してみる「一手間」も大切です。

わかっているつもりのことでも、実は意味が違っていたり、どうしても他人ですからニュアンスや定義の齟齬が生じますので、より健やかに仕事を進める上でも、言語化をお勧めしています。

2. 個別の事情

ハリウッドではこうだ、イタリアではこれが当たり前だなどと言って、そのままメソッドやアプローチの方法を持ってきても、日本の従来の慣れ親しんだやり方や方法論とは必ずしも一致せず、望まないフラストレーションを産んでしまうことも多々あります。

ただ「輸入」するのではなく、どう学び、どこを取り入れ、何を変えていったらいいのか…

様々な文化的背景や環境の異なる方々と切磋琢磨してきた私ならではのアプローチで、個別の事情を少しでも尊重し、多くの方に活躍していただきたい、専門の分野を生かしていただきたいと願っております。

3. 実践的かつ効果的

どんなに素晴らしいメソッドやアプローチ方法であっても、実際に例えば、「目に見えて」、「耳に聞こえて」、「繰り返せるもの」でなければ、なかなか納得がいかないのも実情です。それこそ、作品作りにおいては、「効果」が上がることも優先されます。また、プロの現場であればあるほど、時間や空間の制限もあります。

「限られた時間内に、最大限の力を発揮する」ことを優先し、専門の方々のご協力をいただきながら、より良い現場の環境やさらにユニークかつ面白い作品作り、そして舞台芸術や関連した娯楽、芸能、アミューズメントの世界で、貢献していければと切に願っております。

人数、場所、ご予算等の環境を含め、個別のご相談にも対応しております。オンラインでのヒアリングも歓迎しておりますので、ぜひお聞かせ下さいませ、誠心誠意対応させていただきます。

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