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1つの役を演じきる?!の不思議

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演劇体験からはや40年?!演技コーチの鍬田かおるです

鍬田はくわたと読みます、鋤田でありません、どちらも耕すことに違いはありませんが…

さておき、耕すことに興味がある鍬田です

先日、私の昔の教え子くんとメッセージをしていて、ドラマの役の人物をどういう風に伝えていくか、どうやって人物像を明らかにしていくか、いわゆる役作りというとイメージが違うかもしれませんが、とにかくどうやって膨らませるかと言うようなことを考えていました

この素晴らしい元教え子くんの良いところは、(意識的か無意識的か分かりませんが)

よくよく自分で疑って、何事も当たり前と思わないで、いろんな角度から検証してみて、想像するというところなんです

偉い!

そこで、いろいろ試行錯誤してみた結果、彼の言い方で言うと「いろんなステレオタイプを混ぜてみた」とのことでした

すごい!!

見習い時代?はそこまでなかなか実践するクラス全体こレベルの均一性やグループですから授業のお時間もなかったので、残念だったのですが…

自分でそこまで種を育てて行ってくれる子には感謝です、楽しい!

そもそも

現実でも創作でも、みんないろんな人格や特徴の混ぜ混ぜですよね

例えば、私の祖母は

あんなこんなな曽祖父母の娘で①打たれ強い

個性的な5人兄弟の長女で②主張強い

女学校の卒業生で③しっかり者

元はつらつバレーボールチームのメンバーで④スポ根さっぱり系

かつて戦果から帰還した今会社員の祖父の妻で⑤耐え忍ぶ(怖い女でした)

おかしな父と叔父兄弟の母で⑥キチンとしたいのに出来ない働き者

ご近所さんの乳母⑥もつとめてました

おばあちゃん、大忙し!

その上、私の祖母⑦で私の母の義理母⑧なんですよ(笑)

その他、いろいろ方々との関わりや歴史もあるはずなので

当然、8つ以上の顔や記憶や傾向があるに違いない…

 

という事は、

〇〇さん(役)はAであり、Bであり、Cでもある

のが当たり前というか、感情移入もしやすく、いろいろな意味で自然かつリアルです

さて

 

本日は私からのクイズです

「著名な作家であり、往年の舞台女優の愛人であり、裏切り者であり、加害者であり、鳶である」

…これは、誰の、どの戯曲の、だーれだ?(笑)

人間の基本だから、いつも応用して下さい

それっぽくみせる方法や声色づくりより、何十倍も実感を伴って、力になってくれますよ

みなさんのレベルアップを期待しています

 

新年度ですね

オンライン・オフラインのクラスでお会いできるのを楽しみにしています

本日のスポンサードリンク

「すぐれたストーリーはすぐれた映画になる可能性があるが、ひどいストーリーからはひどい映画がほぼまちがいなく生まれる。」


昨今、気になる価値観のアップデートに乗り遅れない!

男女問わず、作家も演出家もダンサーや歌手も…

それぞれが仕事に集中して、健やかに過ごせる時間を増やしたいです

 

 

 

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