「もっと表現力豊かに」
「もっと身体を使って」
「自分では進んでいるつもりなのに、シーンが変わっていない」
そう言われても、具体的に何を変えればいいのか分からないことはありませんか。
自分の中では感情も動いている。
役についても考えている。相手から受け取っているつもりなのに、外から見ると「ずっと同じに見える」と言われる。
私も、その昔、「何か似てるんだよね」と言われて…心の中で、じゃあどうしたらいいの?と考えていました。
感じていることと、実際に身体でやっていることは、必ずしも一致しません。
私の演技指導では、台本の読み方や人物・状況の捉え方と同じように、身体、声、感覚そのものを広げるトレーニングも継続して扱っています。
その一つが、ラバンのエフォートを使ったムーヴメント(動き)のクラスです。
次回は2026年10月12日(月祝)13:00〜15:45、世田谷区内のスタジオで行います。2026年10月4日現在、募集は残り2名です。お申し込みいただいた方には、会場の詳細を後ほどご案内します。
演技の表現力を広げるには、身体の「ボキャブラリー」も必要
「もっと表現力を豊かにしたい」と思っても、身体や反応のボキャブラリーが少なければ、役や作品が変わっても、いつもの選択へ戻りやすくなります。
強くする。ゆっくりする。勢いをつける。
本人にはかなり変えている感覚があっても、いつも使っている選択の強弱だけを変えているなら、表現の幅そのものはあまり増えていないことがあります。
このクラスでは、人間の動きを整理したルドルフ・ラバンの考え方、とくにエフォートを一つの入り口にして、実際に身体を動かしながら、動きの特徴や自分の傾向を体験していきます。
頭の中で「違う役にしよう」と想像するだけでなく、演技や歌唱、その他の表現で実際に使える身体と反応のボキャブラリーを増やしていきます。
演技で「存在感がない」「癖が強い」と言われる時の身体と視線
演技では、顔の表情だけが見られているわけではありません。身体にも表情があります。
立っている時の身体、重心、相手との距離、視線がどこへ向かうのか。何かを受け取った瞬間に身体のどこが変わるのか。舞台でも映像でも、身体全体からたくさんの情報が伝わっています。
「存在感がない」と言われたから大きく動く。「癖が強い」と言われたから癖を消す。それだけでは、何が起きているのか分からないままになることがあります。
いつも同じところを見る。同じタイミングで視線を外す。役や状況が変わっても、似た姿勢、重さ、テンポへ気づいたら戻ってしまう…。
ご本人には自然に感じられていることが、外から見ると強いパターンとして現れている場合もあります。
身体の選択肢を増やすことは、ただ闇雲に動作の数を増やすこととは違います。
相手や状況から起きる変化を受け取り、その時に必要な反応を選べる幅を広げていくことでもあります。
ラバン/エフォートのクラスでは、動いて、声を出して確かめます
このクラスでは、実際に身体を動かし、声を出し、想像しながら進みます。
動いてみる。声を出してみる。いつもとは違う身体を経験する。その時に何を感じ、何が変わるのかを確かめていきます。
「なぜ自分の芝居はここで止まってしまうのか」「やっているはずなのに、なぜうまくいかないのか」「なぜ役が変わっても似た演技になってしまうのか」。
そうしたこれまでの行き詰まりを、実際の身体から見直すきっかけにもなります。
動き、声、想像力を使いながら、具体的な違いを経験していきます。
動きを「形」で終わらせず、役の内面の真実につなげる
私がムーヴメントを演技指導に取り入れる時、動きの特徴を感じ、それをそのまま役に当てはめることを目的にはしていません。
身体と内面は一方通行ではありません。
内面で起きたことが身体に現れたように感じられる時もあれば、身体の使い方が変わったことで、見えるもの、感じるもの、相手との関係の捉え方が変わり、そこから内面が動き始めたと後から追いつく場合もあります。
常に双方向なのです。
感じ方が変わる。相手の見え方が変わる。
そこから感情や衝動、相手への向かい方も変わっていく。
これがスムーズで、かつは無理のない順番です。
身体の外側だけを変えて「役らしい形」を作るのではなく、身体で起きた変化を、人物の内面の真実や相手との関係へ結びつけていきます。
現場で必要なのは、「ラバンを知っていること」ではありませんよね?
役や作品が変わった時に、身体、声、視線、反応も変化できること。そして、自分の内側に起きた変化を、その場の表現として使えることです。
一度知って終わりではない|身体と感覚を更新するトレーニング
このムーヴメントクラスには、これまで複数回参加している方もいます。
「僕はラバンのクラスには何回も参加していて、回を重ねるごとに、できることが増えたり、やってる時の感覚がまるで違っていて、継続していてよかったと思います。」
また、別の参加者からは、
「運動から感覚を得るのは、早くて効果的で、ラバンの威力を改めて実感したクラスでした。」
という声もいただいています。
身体や感覚は、知識を一度理解したら完成するものではありません。同じテーマでも、その時の身体や経験によって気づくことは変わります。
ラバン/エフォートのムーヴメントクラスは、こんな方に
- 感じていることと、実際に自分がやっていることにギャップを感じる方
- 「シーンが変わっていない」「ずっと同じに見える」と言われたことがある方
- 「もっと表現力豊かに」「もっと身体を使って」と言われても、具体的に何をすればいいのか分からない方
- 役や作品が変わっても、身体・声・テンポ・反応が似てしまう方
- 舞台や映像で「存在感がない」「癖が強い」と指摘されたことがある方
- 自分では気づかない身体や視線の癖を知りたい方
- 演技、歌唱、ダンスなどで使える身体と感覚の幅を広げたい方
Q&A|ラバン/エフォートのムーヴメントクラスについて
Q. ラバン/エフォートが初めてでも参加できますか?
はい。初めての方でもご参加いただけます。
ダンス経験やアクション経験があることはプラスになりますが、必須ではありません。事前にラバン/エフォートの用語を覚えたり、本を読んだりする必要もありません。
クラスでは実際に身体を大きく動かしますので、動きやすく、身体のラインが確認できる稽古着をご用意ください。
また、怪我や痛み、体調面などで気にかかることがある方は、お申し込み前にご相談ください。
Q. クラスでは実際に何をしますか?
実際に身体を動かしながら、整理されたラバンのメソッドを使って、動きの特徴や自分の傾向を体験し、使える範囲を増やしていきます。
身体を動かして終わるのではなく、それぞれの動きが実際の演技にどう関わっているのか、表現とどうつながっているのかについても解説します。
これまで演技で行き詰まっていたこと、自分では気づかなかった傾向、これまで受けてきたダメ出しの意味などについて、「なるほど、そういうことだったのか」と後から納得される方も多いです。
実際に動き、声を出し、想像しながら、自分の身体と表現のボキャブラリーを増やしていきます。
Q. 俳優・声優以外でも参加できますか?
はい。これまでにも、歌手やダンサーの方にご参加いただいています。
また、演出家や作家など、実際に身体を動かしてみたい方、感覚的な体験を増やしたい方にもおすすめしています。
パフォーミングアーツに関わる方、表現の世界で活動している方にとって、具体的に身体と感覚を使いながら、表現のボキャブラリーを増やしていくトレーニングです。
想像力を使いながら動きを組み合わせていく中で、「自分が伝えたかったのは、こういうことだったんだ」「感じていた違和感は、こういうことだったのか」と、自分の表現や感覚が整理される方もいらっしゃいます。
2026年10月12日(月祝)ムーヴメントクラス開催概要
日時:2026年10月12日(月祝)13:00〜15:45
場所:世田谷区内のスタジオ
形式:少人数制
受講料:12,000円
募集状況:2026年10月4日現在、残り2名
※お申し込みいただいた方には、会場の詳細を後ほどご案内します。
動きやすく、身体のラインが確認できる稽古着をご用意ください。裸足または靴下で行いますので、特別なシューズは必要ありません。
飲み物、タオル、必要な方は着替えをお持ちください。スタジオ内に着替えられる場所があります。
途中に短い休憩を入れますが、外へ買い物に出る時間は予定していません。飲み物などは事前にご用意ください。
本クラスは対面での実践を前提としているため、見学・録画・オンライン受講は行っていません。
10月12日のムーヴメントクラスに申し込む
身体を動かし、声を出しながら、演技や歌唱、その他の表現で使える感覚と選択肢を広げたい方は、下記フォームからお申し込みください。
2026年10月4日現在、残り2名です。
お申し込み前に、キャンセルポリシーをご確認ください。
今回の日程が合わない方へ
次回のムーヴメントクラスの日程は、現在まだ確定していません。
今回参加したかったけれど日程が合わなかった方には、次回開催が決まりましたら優先的にご案内することもできます。
ご希望の方は、上のフォームに「ムーヴメントクラス次回案内希望」とご記載の上、お名前・メールアドレスなどのご連絡先をお知らせください。
個人レッスンをご希望の方へ
グループの中でさまざまな身体や感覚を経験したい方は、ムーヴメントクラスへ。
現在の演技、身体、声、視線、台本への取り組み方などを個別に見ながら、ご自身固有の課題に取り組みたい方は、個人レッスンをご利用ください。
講師プロフィール|鍬田かおる
演技コーチ/インティマシー・コーディネーター/インティマシー・ディレクター。20年以上にわたり、俳優・声優・歌手をはじめとする表現者の指導に携わっています。
Goldsmiths, University of London(ロンドン大学ゴールドスミス)で演劇を学び学士号を取得し、The Royal Central School of Speech and Drama, University of London(ロンドン大学ロイヤル・セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ)で修士号を取得。大学のほか、映画スクールや俳優養成所などでも演技指導を行ってきました。
台本読解、身体、声、ムーヴメントを切り離さず、身体で起きた変化を人物の内面の真実や相手との関係へつなげ、実際の演技や歌唱で使えるところまで扱うことを大切にしています。
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演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching


