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演劇のマジメな話:最近おもふこと。2015年12月版

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珍しく(?)真剣な話題。

演劇の特徴ってなんでしょう?演劇の魅力って?

なんで芝居みるんですか~?インターネット時代、いろんな人の様子が瞬時にみられ、ビデオもDVDも3D映画も溢れる世なのに、どうして演劇は(未だ)滅びないんでしょうか?

現代にもいるんですよぉ~、寝ている訳でもないのに(笑)携帯を数時間もチェックせず、お腹が空いていても、ちょいと疲れていても、雨の日も風の日も、私生活でいろいろあっても(笑)ひたすら、俳優という他人たちが、下手すると知り合いでもない人が、他人の言葉(セリフ)をつかって、ざまざまな状況で、いろんなことを感じ、考え、応答を選択し、うごき、交流しているのを目撃して疑似体験したり、一緒に喜んだり、興奮したり、カタルシスを得ている人々が!

そして、ときには、その後の人生変わっちゃう人が!

そう、それが『演劇ファン』。(笑)

それが 『演劇人』。

そして「演劇人とその周辺の人々」、なんですね~

ははは(笑) !(^^)!

よく考えてみると、すごいですよね~。

イマドキ、電話もメールも出ずに、他人の行動を見守り、時には共感し、時には疑問を唱え、感情を動かし、いろいろ想像し、なんやかんやを考える、って。。。(笑)

ハムレットでいう「…へカベの為に?!」というヤツです。

真冬にわざわざ高いお金払って、仕事も休んで(笑)飛行機に乗って、ロンドンのナショナルシアターにサイモン・ラッセル・ビールの「リア王」を立ち見3時間!しにいったクワタです。。。(他の素晴らしい作品もたくさん観ましたが)苦笑

そう💛今話題になっているNTLiveの「リア王」の公開当時2014年の話です♪

あまりの素晴らしさに、感動して震え、3時間の立ち見後も、興奮して、感激して、暴れて、感涙し、地下鉄にのり、大声で騒ぎ(恥)、ちょいちょいスキップしては、極寒のロンドンの町を練り歩いて家路についた鬼師匠はこの私です。

同行していた俳優たちは笑っていた。。ははは

そう、演劇って、おかしいです、一種、異常です。(笑)

そこが魅力!

ドルビーサウンドとか、CGとか、迫力とか、いかにも素晴らしい本格的な豪華客船(タイタニック 笑)とか見たければ、映画がいいですよね。

映画は編集もなされて、なにせカメラと編集で、いつ、どこを、どんな風にみればいいのか、やってくれてますからね。楽チンです。なにより、世界中の大勢の人に同時に上映できますよ~!ものすごい莫大な数の人達に一気に、しかも繰り返し届くのです!映画!すごいっ!

自分好みの快適な家でTVみてても、他人のストーリーなら、ご飯たべながらでも、CM挟みながらでも、なにかしながら、みられますからね。

TVも映画みたいにみるべきことはカメラと編集が、場合によっては感じるべきことや考えるべきことまで、テロップなどで解説してくれますからね~。イヤになればチャンネル変えればいいし、スケジュール合わなければ、録画もできますし。しかもほぼタダですよ!TV、すごいじゃないですか?お茶の間で物語を味わえる。

じゃあ、なんで演劇してるんですか?どうして、演劇みにいくんでしょうか?

私の場合。

「人間が好きだから」「人間に興味津々だから」「他人の生活に好奇心旺盛だから」

です。

「言葉や説明きくだけじゃ足りなくて、実際に当事者たちの『行動』を、その場で、みて、きいて、感じたいんだよ~、一緒に考え、想像したいんだよ~ぅ!💙」

最終的にそうなります。

興味があってしょーがない。(笑) 他人が、作家が、俳優が、そこにいる人々が。

ワタシはよそ様のお宅や職場を訪問するのが大好きなんですが(例え変な家でも 笑 )、それに似てますかねぇ。

その人がみているものをみたい。当事者が聞いているものを聞きたい。その場にある空気、感じたい、匂いたい。そんな理由で他人の冷蔵庫やクローゼットも好き(笑)まるで、猫です。

というわけで、旅行も大好きな私です。

そう、演劇は旅にも似ている♥

この「演劇へのラブレター」シリーズ(笑)、続きそうデス…

 

 

 

 

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