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観劇日記:「女学生とムッシュ・アンリ」加藤健一事務所

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いわゆる「フレンチ・コメディー」です。

ひさ~しぶりに拝見した「翻訳もの」のコメディー。新作らしいですが、ちゃんとドアが4つ客席に向かってある、いかにも「フレンチ!コメディー☆」の王道です。

演技や演出のスタイルはまあ、さておき、幅広い世代の家族づれにでも友達同志でもカップルでも、朗らかな気持ちで観ていられる「ちゃんとした」ドラマです。

新聞記事はこちら~

http://mainichi.jp/mantan/news/20151130dyo00m200011000c.html

戯曲はちゃんと描かれています、とてもよく練って有りマス、一貫して構成がしっかりしています。プロの仕事ですな。

昨今、流行りの恥ずかしくなるような「おもいつき」や中2をひきずっているような「気分」でつぶやきを拡大して書いたんじゃない(苦笑)、変なニートではなく!

『劇というものを学んだ人』がちゃんと仕事した戯曲です。

もうね、始まって5~10分で、大事な柱ありますからね。

そして、個人的には最後の10分くらいのシーンはなくても構わないのですが ^^;  そこなしでも成立できる仕組みになってます。ま、すべての世代の人に分かってもらって、ほっとしてもらうには必要なのかもしれません。

稽古場レポート?のような記事はこちら。

http://enterstage.jp/news/2015/12/003901.html

暴走老人だとか孤独死、相続がどうとか、不妊だの、舅問題だ、やれ若者の夢がどうのこうの、親子関係の難しさがどーのこーの、家族愛が…挙げればキリがないたくさんの生活に密着したテーマがちりばめられてはいますが、重くならず、

とにかく「人間に好意的に描かれている」のがよかったです、好感がもてました。

特徴ある人物をコメディーで演じると嫌みになったり、笑いのために善悪が無駄にはっきりしすぎたり、どこかに悪人が出てきてしまったりすることが多いですが、どの人物の弱いところも、至らないところも、ぎこちないところも、いびつなところも「微笑ましく許せる程度の人間らしい違い」として演じられているところが安心できましたし、ホッとしました。

公式ホームページはこちら

http://homepage2.nifty.com/katoken/

たまには、社会派を全面に押し出していない「まろやか」な社会派で微笑ましい気持ちになるのもいいのでは?

帰りは近所で小籠包を食べて、温まりましたぁ~♪

本日の写真はパラグライダー中に撮影したもの~!(^^)! 山は綺麗だし、空もすがすがしくて、空中でぷらんぷらんの足元!には、村(町?)が小さくみえました!すごいいいいい!またいきた~い!そらを飛ぶってすごいですね~☆

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