辛口演技コーチとなぜかウワサされるKaoruです

2020年も残すところ、あと1か月を切りました

私の感覚ではあっという間でしたが、みなさまはいかがでしたか

おかげさまで私はアキレス腱が復活しつつあり、運動ができるようになったので

毎週のオンライン身体のミニクラスが実は大好きです

 

さてオンライン化が厳しくもあり、紆余曲折を迫られる演劇の実践のおはなし

本日は当たり前のこととして捉えられやすいながらも、

ものすごい破壊力●~*

をもつ「みる、きく、はなす」

です

そう、本当はみてないのに、みているフリしていると白けますよね、演技中も..

内容を聞いてないのに、聞いているような態でいると、げっそり…

悲しいですよね

話しているのではなく、ただセリフを「思い出している」なんて

だれも嬉しくない、楽しくない

ここが、基礎力、土台と呼ばれるところだと師匠ズともよく噂!しています

 

難しいのは無意識の場合…

当然、誰も悪気はないんです

しかし

筋感覚と呼ばれる第六感含め、感じたくない入力の多い環境にいる時間が長すぎると

実際、耳の健康に問題はなく、視力検査にはひっかからないのですが、どうにも認知の部分で

「流して」しまっているのですね、いわゆる「不注意」な状態です

認知されていない情報が溢れている…

では、

どうしたら

質問「よくみて、よくきき、よく想像し、感じる」へ繋がるのでしょうか?!

答え「感じないためにやっていることを、やめてみることです」

感じないために、私(たち)がやりがちなことって、何があるでしょうか?

人によって

「みないように目を固定している」だったり

密かに

「聞かないように、タイミングよく席を立つ」だったり

長年培ってきたパターンや感覚的な記憶とともに、残念ながらちゃっかりザルシステムにしてませんか?

 

なくて七癖、もちろん私も自覚しております

ありますよね、これぞまさしく「防衛」のクセ

最近はマインドフルネスや認知行動療法などで、似たような内容を違った言葉で説明される場面もあると思います

繰り返す「うっかり」や

周期的に出てきる「ちゃっかり」

そして、肝心の感じるための、いわば入力の頼みの綱である身体を過剰に緊張させたまま、長時間

「構えている」

半クラッチはいっちゃった状態でいる習慣…

 

1日に80回も90回も繰り返し肩をあげていれば、当然、たくましく、緊張のクセがつきます

毎日歯を食いしばっていれば、当然、顎も硬くなります

息を潜めている時間がながければ、その分、

「上達」してしまっているので

いつでも、どこでも、誰といても、意図せずに

「長い時間やってきたこと」を(良かれ悪かれ)無意識でも混ぜやすくなっています

かつて私もダンスの師匠に

「はーい、また右側(の体側)縮めて歩いてきたよー」と

スタジオにはいるやいなや、指摘された記憶がございます

 

みる、きく、はなす

についても、こういった「長時間やっているが故に、自分では気づけないだけで、実際は

「うますぎる」ザルが完成しつつあります

これをあえて壊す時間

ちょっと立ち止まって、「ツッコミを入れる」ことで防ぐ経験をして、感覚を比較してみましょう

 

本日のおすすめはこちら

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演技コーチ/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/ムーヴメント指導・演出・振付/大学講師/スピーチ&プレゼンテーションコーチングSTAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Acting Coach/Movement Direction/Speech and Presentation Coaching/Personal Coaching

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