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The Majority@NT ロンドンーライブ世論調査です!面白かった参加型の演劇公演

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8月❤麗しのウイーン滞在を経て、次に向かったのは第二の故郷ロンドン♪😊

今回は同級生の結婚祝い、V師匠の2本目の著作のお話や近況、素晴らしい同級生ピアニストとのランチなど、盛りだくさんの嬉しい日々♥

同級生だったKのムーブメント演出している「カイト・ランナー」は売り切れで招待も使えず😿

さらに「エンジェルス・イン・アメリカ第1部・第2部」も終演近かったせいもあり、6時間以上の超大作にも関わらず、ず~っとリターンもなく、当日券も毎週売り切れ!😢

おお~ぅ😿

毎朝、ナショナル、アルメイダ、ヤングヴィック、の話題作を輩出しつづける劇場へ電話とネット攻め💦

そんなある日、なんだかんだでサウスバンクに毎日通っていた私。苦笑

ナショナル・シアターのボックスオフィスで、最近の話題作とナショナルの今シーズンの公演について聞いてみることにした。

すると…

ナショナル君「ああ、新作の『The Majority』がいいよ?まだ開いたばかりだから席取れるよ?明日なら前の席2つ取れる♪だいたい上演時間や90分くらいかな~、投票制で決まるんだ、いろいろと。だから休憩あるかどうかも分からないんだ、ははは 笑 」

Kaoru「?投票?」(・・?

ナショナル君「投票ボタンがついたポケットサイズの機械を観客はみんな渡されて、それ使って、いろんな質問に答えるんだよ~♪ 面白いよ?」

Kaoru「え~!どういうこと~?!」

ナショナル君「いいでしょ、いいでしょ。参加するんだよ~♪」

Kaoru「そ、そんなに言うなら….試してみようかなぁ、同行者氏は政治好きだし、トランプ政権がどうとかスコットランドの独立がどうとか倫理的な観点含め、そういうテーマで切り込む作品がちょうどいいのかも……」

ナショナル君「遅れてこないでね、入れられないかもしれないから!投票次第では。30分前に玄関きてくれると助かる~」

な、なぜ彼が興奮してしまふのか 笑

しかし世界最高峰の演劇作品を輩出しつづけるナショナル!こんな素晴らしい劇場勤務のナショナルのスタッフのお見立てがダメだったことは一度もない。舞監でも本屋さんでもモギリの子でもカフェのスタッフでも、みなイイセンスしているし、いつも気の利いた情報を教えてくれるし、機転の利いた切り返しが楽しいんだよね….ああ、会話上手、インテリ、知識教養人、演劇人♥

📚📚📚📚📚

この作品のトレイラーはこちら

基本はコメディアンでもあり、劇作家、俳優でもある主人公が観客たちに向けて、自分がネットで出会った左派のおじいちゃんと実際に会って、スコットランドでの展開を語る独り芝居の構造。

そして数々の質問が投げかけられる

例えば「暴走列車を止めるレバーがある。レバーを押せば一人は犠牲になるが、4人が助かる。レバーを押すのは正しいか。」

「その犠牲になる一人が自分の子どもであっても、レバーを押すべきかどうか」

など。

レビューはこちら☟

https://www.londontheatre.co.uk/reviews/review-the-majority-at-the-national-theatre-0

意外な%が出たときの緊張感。

自分が意外に(?)マイノリティーだったときの驚き。

また、今日の客席に(計算すると)いま、4名は「××してもいい」という自分とは違う意見のヒトがいること。

など……

とてもスリリングです。

主演の劇作家が(演出は別の方)、登場人物をすべて演じて語るのですが、これが

「うまいっ!!!」

特徴をよくつかみつつ、揶揄しすぎず、しかし皮肉の効いた、絶妙な人物描写✨

さすがです!!😊

いろんなスタイルの現代劇があるのも音楽シーン、ダンスのコミュニティーと同じくロンドンの豊かなところ❤

日本の演劇も劇作から、俳優から、そして演出もすべて質も上がって、本当の意味で盛り上がるといいな~🐦

 

 

 

 

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