F.M.アレクサンダー自身が繰り返し書いて教えこだわっていたこと①抑制ー防ぐアート

アレクサンダー・テクニークは「防ぐアート」です。

はい、「防ぐ」という手法が特長です。

ということは、セラピーやすでに現れている症状に対しての治療ではなく(予防は治療の逆でしょ?)

「防ぐ」方法を身につける=「教育」の一種なんですよ~

と具体的に、ズバリ!書いた、英国アレクサンダー・テクニーク教師協会会員、アレクサンダー・テク二―クの正規の指導者、鍬田(クワタ)かおるです、改めて。

あ、演技コーチ、ムーヴメント指導者、ムーヴメント演出もやります。

というのも、(なぜか理由は知りませんが)まったく関係ないことをアレクサンダー・テクニークと呼んでいる方がいるらしく、ときどき苦情(?)や不満を耳にし、まあ、それくらいならいいのですが(よくないか?!)

どうも治療の一種や健康法だとか、さらには姿勢矯正だとか(そういうオマケ効果はあるかもしれませんが)、リフレッシュや気分転換、はたまたリラクセーションだと誤解している方がちらほらいるらしいんですよ~

困るね!

というわけで、新しい角度からのシリーズ。創始者F.M. アレクサンダーが繰り返し(しつこく)こだわっていた、テクニークの特徴・特長です。

第一回が核心のズバリ!

「防ぐ」というスキルが必須のテクニークがアレクサンダー・テクニークの強みであり、特徴であり、さまざまな分野で応用する際に有効である所以です

「防ぐ」という(当時珍しかった観点からの)手順がポイント。

アレクサンダーの強い主張と(しつこいくらい)繰り返されている観察からの分析に、

「最初の反応」を防ぐ

というのがあります。俳優だったF.Mらしい発想だよね😊

演技の仕組みやスポーツ、楽器演奏などで実を持って体感している方はご存知ですが、

そうなんですよね。自分がよかれと思ってやっていることでも(わざとヘタなままいたい人、あえて苦しくしたい人は少ない)

実際に結果を伸ばす段階にくると(他人に認められるレベルで、繰り返してもOKなレベルで)

どうにも①「感じている」ことと=主観的な習慣的な自分の感覚

②実際に他人にみえて、きこえていること=現実に自分が行っていること

がものすご~~~~~くかけ離れている。どうにもズレていて、かみ合わない。

そういう体験、たくさんありますよね?

頭では分かっている「つもり」だけど、楽器の先生に力を入れすぎ!と注意されているにも関わらずいつも通り「感じない」くらい慣れている力をこめすぎるクセを混ぜる。巧みに。必ず。毎回。

😿

落ち着いて考えれば分かることなのに💦

ビデオでみても、なぜそこまでコーチや先生が繰り返し指摘してくるのか分からないくらい慣れて違和感を感じなくなっているのです!自分の長時間やっている習慣的な反応の癖・パターンに。

😲

というわけで、自分には(すでにほとんど)感じられないくらい繰り返してなじんでしまっている習慣的な反応(とF.Mは言っているけど、実際には条件反射のこと)を「防ぐ」という発想が大事なの。

「感じられないのに、どうやって防ぐの?!」

とツッコみたいところですね。

そうです。

私も当時(約20年前?)そう思いました。心の中でツッコみました。

しかし、当時の先生方3名が共通して強調して言っていたのが、

「感じられなくても『防ごう』としてください。」(人によっては言い方が防ぐではなく「やめる」のこともあった、意味は同じ)

感じられてから防ぐだと、やっちゃってからやり直す✖になるので、防げてない。自分にダメな古い使い方を覚えさせちゃってる。

要は練習していることにカウントされるんです。

だから、「気づいたら防ごう・やめよう」という悠長な発想ではなく✖ 笑

感じられてないくらい慣れているのだから、自分には感じ取れなくても、

そこは「論理・判断力(目的に役立つ使い方になってるか)」で💛補うのだ!

F.M.曰く「本能的ではあるが、(目的には役立たず)建設的でもない防衛グセ」を防ぐために知性をつかうこと

なんだね。

「習慣的な『条件反射』は慣れていて、すぐにいつも通りの行動に移せるので早い気がするが、これまで学習してきた条件反射をやめてみる=

未知の失敗のリスクは上がるが未知の成功も可能性もあがる

なのです。

俳優らしい発想だよね。

パフォーミング・アーツならではの着目点と思います。

なぜって…

身体はひとつ。声も身体の一部。

同時にいくつもの相反することはできないでしょ?😉

自分のクセで、肩を持ち上げておきながら、喉周りの余計な緊張がない人の声は出せない

習慣的に(自分では感じないけど)、脚をつっぱっておきながら、「天にも昇る心地」の人を演じられない

本当はリズミカルに、軽やかにコメディーで嬉し💓楽し💔飛び回りたいのに、つい自分の慣れている身体の様子を繰り返して、どうにも重い、暗い、鈍い動きをしてしまう….

ほら!

同時にできないから、古くて役に立たない、建設的でない、「アカン」方を防ぐ必要あるよね😉

…..師匠ズはいつも正しかった、そして最適最速の方法をズバリ!教えてくれていたのだった。(疑ってゴメンなさい)

…で、

紆余曲折を経て私が行きついたのが、アレクサンダー自身が書いて4冊のうちの3番目の(やっと内容も一貫し、言葉遣いもF.M.にしては 笑)洗練されてきた3冊目のThe Use of the Selfの日本語訳です。

一番短い本だから、というのはさておき(笑)一番、実用的で一般の方が自分を重ねて理解しやすい本であることは間違いないです。

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なぜだか値段があがっている…。ご購入を希望の方は私に連絡くれてもいいですよ。今、数冊だけストックあります😊
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移動中など手や脚がつかえなくても読書のように楽しめる、ありがたいオーディブル!

話題の洋書はもちろん、人気俳優による朗読も嬉しい。何時間も活字を追うには目も手も疲れる大作まで…流行りの新書や小説もあって、充実すること間違いなしです♪

私は洋書が多く、英語がメインですが、日ごろは偏りがちなボキャブラリーの確認も含めて、さらにいろいろな第一言語の方の発音も参考にしつつ、自分の強制的なチェックもできて一石あたり、三、四鳥です!スペイン語は….中級….うっ。。

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私は電車や飛行機など長時間の移動のとき、ちょっと目を休ませたいけど、いろいろ読みたいとき、学習したいときに流してます。耳から聞いて覚えるのも良いなと思います。

お楽しみください!

11月のモノローグクラスのお申込み開始しました。10名以下の(たぶん8名くらい?)本当にじっくり取り組める深めるにぴったりの時間なので、お早めにカレンダーに入れておいてくださいね!

 

充実したアレクサンダーテクニーク応用クラス

アレクサンダー・テクニークの応用クラスが無事に終了しました💙

今回はたった2日間の短い時間でしたが、4つのエクササイズとそれぞれの課題(歌、モノローグ、シーン)に取り組む時間との2部構成で、有意義な時間になりました。ご参加のみなさん、ありがとうございました。

・エクササイズを漫然とやらないこと!

・エクササイズの目的を意識しつづけること!

・エクササイズでやっていたことを「減らさずに」、歌や芝居へ応用すること~

この重要性をひとりひとりが再認識した建設的なクラスでヨカッタです、ホッ。

そう、私たちは、なぜだか「エクササイズ」をただのウォームアップのようになんとなく使ってしまいがち……助走がよくないとジャンプができないことを知っているのに。(T_T)

一般的に、エクササイズというものの価値が低いのかな???(-_-;)

そして、「エクササイズ」でやっていたことの、せっかくのいろいろを「捨てて」、

突然、「いつも通り」!課題に取り組んでしまうのです。。。💦

だから、なかなか上達しない、頭打ちになる、マンネリする。。。という仕組み。涙

以前、ロンドンの演出家と話していたときに、日本には「エクササイズ」と「公演のためのリハーサル」との「あいだ」の作業や学習内容を指導できる人も、有意義に橋渡しできる人がいないね~、という半ばお小言(?)的なコメントがあったのですが…

いや、そんなことないです! 💦

少ないかもしれませんが、数名はいます。演出家でも指導者でも個人的に知っております♥そして自分もその一人であると自負しております!!☆

好評だったアレクサンダー・テクニークの応用クラスは俳優のみならず、オペラ歌手の方、音楽家の方も一緒に学ぶ(その方がお互い学ぶこと多い)素敵な時間です。

せっかくの練習や訓練が実を結び、自分の仕事に誇りを持ち、選んだ職業に「個人的な意味」を加えるためにも…😊

次回もそれぞれが輝く「方法」をみつける良い時間にしたいと思います☆

ひとりひとり「どうやって練習したらいいか」もはっきりして、

あ~、よかった、よかった❤

ご参加のみなさま、お疲れさまでした~ (^_^)/~

 

 

 

 

7月は「アレクサンダー・テクニーク応用クラス」で飛躍!

俳優、ダンサー、歌手、音楽家♪ のみなさんに大好評だった☆
「アレクサンダー・テクニーク応用クラス」
7月26日(火)、27日(水)の2日間、10:30~13:30に開催します!
個人レッスンだけでは活用しきれていないパフォーマンス面をのばしましょう。
質を重視した、仲間との貴重な時間をぜひ体験してください!
参加費:10800円
会場:ワーサル スタジオ B 世田谷区 大原2丁目23−15
受講条件:個人レッスンを30回以上受講
より鋭敏な感覚へ、もっと生き生きした表現へ
能力発揮が楽しくなる!練習もリハーサルもパフォーマンスも!
健やかで、息の長い、プロのライフ・スタイルへ 😊
「間違った身体のつかい方は防いでいるけど、これ以上、どうしたらいいのか分からない」
「身体のつかい方は良くなったけど、『表現』に自信がない 」
「身体は楽になったけど、どうしたら質がもっと高まるのか、分からない」
「いい状態が長続きしない、調子に波がある…」
など……
大丈夫です!!!
いろいろなアプローチがあります!
豊かな時間を目指して、一緒に進みましょう!
広くて綺麗なスタジオで、じんわり汗をかきつつ(笑)、一面の鏡に向かいながら、お互いに観察しながら、一人ではカバーしにくい側面を少人数のグループで取り組みます。
 さあ!
やりましょう~♪
志高い、みなさんの参加を待ってマス~!

アティテュード問題②アレクサンダー的「4つの部屋」

ちまたで密かな(?)ブームになっている「アティテュード(基本的構え)」なるものの追及。

「存在感」やら「Rawness(生々しさ)」、「Being Naive(生身をさらすこと)」、「解放」などと一緒に語られることの多い、演劇やダンスに代表される舞台芸術では欠かせない話題でもあります。

本日は専門の一つであるアレクサンダー・テクニークの見地から、分析しよう!

いろいろな活動をする中で、「こりゃ~、つかっちゃイカンよ、なるべく避けてね」と言われる小部屋がございます。

ま、「内面の様子」といいますか、

物事に対する態度や考え方や解釈、

脳の活発な範囲といいますか、意識の向かっている範囲のことなんですけども、それらもひっくるめて、学習のための「基本的構え」とでもいいましょうか。

はい、そうです、噂の「アティテュード」とほぼ同じ、重なる範囲が多いものと思ってかまいません。

①「注意散漫」の部屋

「Mind-Wandering」と呼ばれるあっちこっちそっちに注意が反れたり、目的と手段に関係なく、フォーカスがぶれたり、ズレていったりするモードですね。練習中なのに、昨日のお弁当のことを思い出したり(笑)、明日のリハーサルのことを想像したり、とにかく自分の「現在形」に注意が満ちていない状態。自分がいまやっていることの身体的な感覚が薄く、「気づき」が少ない状態。こりゃ~、いけません。。(T_T)

これで質のいい練習はできないし、十分に五感を働かせて(+筋感覚も)、時間を有益に目的に向かってつかうことができませ~ん。。。

「お客さんに嫌われてないかな、演出家はどう思ってるかな、昨日言われたことはできてるかな、次のところウケるかな、あ~、さっきのところ、違ったな。外したな、あ、そういえば、次は….」

みたいなモード!禁止!!!

② 「集中しすぎ」の部屋

じゃ、集中力が足りないのね!ときばってがんばり過ぎてしまうと陥りやすいのがこの「Concentration(集中)」し過ぎの状態。悪い意味での「没入」とでもいいましょうか。自分のセリフだけに聞き入っているとか(怖い!)、自分のからだを変な風に犠牲にしてまで、無駄に力むとか、で、痛くなってから気が付くとか。。。ああ、無情!

眼球を停止させて、往々にして息をひそめながら、周囲の情報を遮断している状態。。。ああ、本末転倒なり。。これじゃ、できることもできないよね。能力開発には程遠い。。。

「よし!ちゃんとやらねば!きちんとしなければ!よし!ほかのことは考えないぞ!別のことは無視だ。これだけを見よう。あれだけを聞こう。あ、ほかのことは感じないように、捨てて、もっとしっかり~、ちゃんと~、これ以外は捨てて…」

って、ダメじゃ~ん!!!ただただ「構え」を強くしていっただけ。息苦しいったらありゃしない。。。とほほ。(´;ω;`)

そう、あっちこっちへの注意散漫もダメなんだが、目の動きや呼吸を止めるほどの集中しすぎも使えないんだな。。。

困ったものよ。。。(T_T)

さあ、残りのダメなお部屋2つは何だろう?

ダメ・アティテュードにつながる心身の状態とは?自分のイケてないつかい方の元とは???

答えは…

残りの2つのお部屋は……近日公開いたします!

当ててみてね!

今日は初めて!クイズ化したブログでした、ちゃん、ちゃん。。

 

 

 

アレクサンダー・テクニーク応用クラス始動!です

基本は個人レッスンで一歩一歩、先生と一対一で納得いくまで、時間をかけて、いろいな角度から、じっくり&しっかり学びたいアレクサンダー・テクニーク。

しかし、そうは言っても…

何のために「自分のつかい方」を改善したいのか?

より機能的に有利なつかい方が選べるようになったところで、どう演奏やパフォーマンスや演技に生かしたら良いのか?

を追求してこそ!

良い使い方は「手段」であり、「目的」ではないのですから、アレクサンダー・テクニークの本領発揮はやはりパフォーマンスに応用することなのデス♪

これを忘れちゃうと、「健康と美容」や「リラクセーション・癒し」と変わらない時間になってしまいます。

それって…アレクサンダーじゃないじゃん??苦笑 (

私はケガや痛みからではなく、ダンス&演劇畑からアレクサンダー・テクニークに出会ったのですが、ちょこっとスポーツや音楽の経験もあったので

この「手段」であるはずの「技術(アレクサンダーや演奏法や発声法や演技メソッドなど)」が、「目的」にすり替わってしまっている人をみると、ホントに残念!!(T_T)

そして、創始者F.M.アレクサンダーの言葉をなるべく忠実に、芸術を愛する勇敢な俳優だった彼らしく、音楽やスポーツや競馬(!)好きでも知られたアレクサンダーの意図や文章の特徴そのままに日本語訳にしたのが、こちら、F.M. アレクサンダー著「自分のつかい方」(翻訳はワタクシです)

http://www.bansei.co.jp/

こちらから買ってね💙

はい、読みにくい学術本です。翻訳で現代一般日本人用には読みやすくしてません。(笑) 気楽にちょっとだけ、一部だけどなんとなく表面的に知ったつもりになりたい、実際に自分で学び、考えるつもりのない方には向いてないです。

分かりやすい印象を与える図柄や絵もあ、簡単な置き換え表現もありませんので。

あの時代のイギリス英語の言い回しです。しかもF.Mらしい長文の連続(笑)、決して、一般人が気晴らしに読んで気分がよくなるような生易しい本ではありません。

言葉つかいもさることながら、彼の思考の展開としつこさ(笑)!そして内容の厳しさ、まさしく「現実主義者」のF.Mならではです。好みが分かれるところです。

しかしながら、ここを通らずして、アレクサンダー・テクニークの中枢には入り込めないでしょう。なにせ、創始者ですから。

内容はまさに、「良薬、口に苦し」です。

で、応用クラス☆がスタートしました。

今日は背骨のうごきを中心に、うごきの始まり、緊張の解放の拡大、目的をもった全身のつらなった動き、そしてフルート演奏の例題💙

一緒に学ぶ仲間が増えるのも、他人が勇敢に自分のつかい方を見直し、方法を吟味し、良い方へ変化していく時間を目の当たりにできるのも、とっても嬉しく、勇気づけられる、建設的な時間ですね

自分で自分の姿は直接はみられない。自分で自分の背中をみることはできない。そして自分の声も、演奏の音も、直接聞くのと実際はちょっと違います。これをサポートしてくれるのがグループ応用クラスの良さ💛

引き続き、応用、実験☆

クラスでは、みんなで健やかに、お互いの良いところ、本来の目的を追求する素敵な時間にしたいと思います。

輝け!本来の、最大限の自分!