トルストイの名言から「みんながやっている=OKではない」

みんながやっている=OKではない

という名言でございます。「Wrong does not cease to be right because the majority share in it」という英文で有名ですね。いつの時代にも共通する示唆深い視点。

一緒に考えてみましょう!

みんな(大勢)がやっているもの…

例えば、

身体のよろしくない(目的にあわない)つかい方では、

・過度の、連続的な、動きを難しくする緊張(かためること)

・構え、つっぱり、要は感じなくするための、こわばり

・口呼吸

…などたくさんありますね

ムーヴメント(うごき)の観点からは

・無理やりな身体を緊張させたままの、急な運動

・顔や声を別物として扱う体操的な運動

・ことばや感覚と想像が一貫していない、機械的な運動

・自分の日常の機能的なうごき(所作:ドアを開ける、靴下を履くなど)で直接、感情表現をしようというおかしな試み

など………これまた、たくさんありますね。

台本の読解/解釈/分析でも、

・国語の意味と状況を把握し、合意して「分かったつもり」になっているだけ

・セリフの意味を言いたい事、言いたかったこと、のようにとらえたままいる

・状況次第で、人物たちがただ「反応」していると考える

など…たくさんの共通する、読解を困難にする原因の数々

演技の実際でも、

・自分(役)がなにを、どうみて、きいて、なんのために、なにをしているかと自然現象のように捉える(目的と方法の欠如)

・「自分だったら~」と勝手に自分に近づけて、狭く、小さく、ありふれた、一般化、平均化した、自分にとって都合のよい(お手軽な)ものにしようとする

・がんばっている、ちゃんとやっている自分(俳優)を意識しすぎてしまう(セリフ聞いてます、相手みてますのアピールなど)

。。。あああ

たくさんあるわ。

そう、もちろん、悪い意図はない。往々にして、よかれとおもって、がんばって、真面目に、一生懸命にやってしまう、

でも !!

効果があがらない、自分の演技を難しく、重く、遅く、つまらない、「生きた人間に忠実な行動」にはならないことをたくさんしてしまってます

そう、自分でむずかしく、複雑にしちゃってる。

みんながやっている=OKではない

代々先輩も、また自分の後輩も苦しんでいる、あちこちで似たような内容で悩んでいるからって、同じように困る必要ないよ?😊

🐈🐈🐈

本日のおススメは小説シリーズ、珍しく現代の日本のもの

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一気に読みました、ああ面白かったぁ~

そして実はテーマは深いです。

私はこういう謎解きも好きなので、「知りたい!」欲求に火が付くと半日で読み終わります。

そして肝心の本日のトルストイは

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私は宗教もスピリチュアルも一切やりませんが、こういう思想はいろいろな本や映画や美術などからでも考えることが大切だと思っています。世の中にはいろんな思想、価値観がある。それらに触れることで、自分も明らかになっていきます。
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シーンスタディー入門の発表会 中編

先日のシーン発表のご報告、続きです。

いや~ん!

私の大学の先輩でもあるいつも朗らかなI先輩(演出家)が言葉に困り「いや~、なんて言っていいかな~」とこぼすほどのビックリ!が起きてしまっていた。。

とほほ。

例えば②デュマ・フィス作「椿姫」

パリの社交界で栄華を極める美貌の娼婦、別名「椿姫」がお金持ちの旦那達ほどの資産はない未熟な青年アルマンに出会い、困難な状況のもと、懸命に愛し合うことで、さらに破局へと向かっていく、19世紀を代表する悲劇恋愛小説の名作の一つ!

なのに…な…

なんとも…うごきが日常のスケール。まるで現代東京のファミレスかコンビにいる人々の所作や視線と感情のうごき。。。(T_T)もっと想像力つかって練習すればいいのになぁ、残念。。。

そして、やはり聞いてみた。

Kaoru「これは…何についての作品なの?」

アルマン役「娼婦との恋愛です」

Kaoru「えっ?!…そうなの?!」

アルマン役「はい、で、ボクはお金が足りなくて、で彼女にはパトロンが居ていて…」

Kaoru「いや、うん、確かにそうなんだけど、それがテーマの作品?!作者は何が言いたいんだろう?おおよそ、どう思う?想像してみて?例えば、父親に反対されているし、でマルグリットは自分のカシミアやショールや馬車やダイヤを質に入れているけど…」

アルマン役「……」

娼婦との恋愛が主題なら、

なぜ膨大な借金があり、しかも肺病を患っているマルグリットは、自分の財産売り払ってまで娼婦生活をやめ、田舎へ行こうとするのだろうか…?

とは考えないのかいっ?!(-_-;)

これまた表面的で悲しい分析なのでした、ち~ん。

椿姫にちなんで、某美女先生宅で、「マルガリータ様」をなでる図。

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