F.M.アレクサンダー自身が繰り返し書いて教えこだわっていたこと①抑制ー防ぐアート

アレクサンダー・テクニークは「防ぐアート」です。

はい、「防ぐ」という手法が特長です。

ということは、セラピーやすでに現れている症状に対しての治療ではなく(予防は治療の逆でしょ?)

「防ぐ」方法を身につける=「教育」の一種なんですよ~

と具体的に、ズバリ!書いた、英国アレクサンダー・テクニーク教師協会会員、アレクサンダー・テク二―クの正規の指導者、鍬田(クワタ)かおるです、改めて。

あ、演技コーチ、ムーヴメント指導者、ムーヴメント演出もやります。

というのも、(なぜか理由は知りませんが)まったく関係ないことをアレクサンダー・テクニークと呼んでいる方がいるらしく、ときどき苦情(?)や不満を耳にし、まあ、それくらいならいいのですが(よくないか?!)

どうも治療の一種や健康法だとか、さらには姿勢矯正だとか(そういうオマケ効果はあるかもしれませんが)、リフレッシュや気分転換、はたまたリラクセーションだと誤解している方がちらほらいるらしいんですよ~

困るね!

というわけで、新しい角度からのシリーズ。創始者F.M. アレクサンダーが繰り返し(しつこく)こだわっていた、テクニークの特徴・特長です。

第一回が核心のズバリ!

「防ぐ」というスキルが必須のテクニークがアレクサンダー・テクニークの強みであり、特徴であり、さまざまな分野で応用する際に有効である所以です

「防ぐ」という(当時珍しかった観点からの)手順がポイント。

アレクサンダーの強い主張と(しつこいくらい)繰り返されている観察からの分析に、

「最初の反応」を防ぐ

というのがあります。俳優だったF.Mらしい発想だよね😊

演技の仕組みやスポーツ、楽器演奏などで実を持って体感している方はご存知ですが、

そうなんですよね。自分がよかれと思ってやっていることでも(わざとヘタなままいたい人、あえて苦しくしたい人は少ない)

実際に結果を伸ばす段階にくると(他人に認められるレベルで、繰り返してもOKなレベルで)

どうにも①「感じている」ことと=主観的な習慣的な自分の感覚

②実際に他人にみえて、きこえていること=現実に自分が行っていること

がものすご~~~~~くかけ離れている。どうにもズレていて、かみ合わない。

そういう体験、たくさんありますよね?

頭では分かっている「つもり」だけど、楽器の先生に力を入れすぎ!と注意されているにも関わらずいつも通り「感じない」くらい慣れている力をこめすぎるクセを混ぜる。巧みに。必ず。毎回。

😿

落ち着いて考えれば分かることなのに💦

ビデオでみても、なぜそこまでコーチや先生が繰り返し指摘してくるのか分からないくらい慣れて違和感を感じなくなっているのです!自分の長時間やっている習慣的な反応の癖・パターンに。

😲

というわけで、自分には(すでにほとんど)感じられないくらい繰り返してなじんでしまっている習慣的な反応(とF.Mは言っているけど、実際には条件反射のこと)を「防ぐ」という発想が大事なの。

「感じられないのに、どうやって防ぐの?!」

とツッコみたいところですね。

そうです。

私も当時(約20年前?)そう思いました。心の中でツッコみました。

しかし、当時の先生方3名が共通して強調して言っていたのが、

「感じられなくても『防ごう』としてください。」(人によっては言い方が防ぐではなく「やめる」のこともあった、意味は同じ)

感じられてから防ぐだと、やっちゃってからやり直す✖になるので、防げてない。自分にダメな古い使い方を覚えさせちゃってる。

要は練習していることにカウントされるんです。

だから、「気づいたら防ごう・やめよう」という悠長な発想ではなく✖ 笑

感じられてないくらい慣れているのだから、自分には感じ取れなくても、

そこは「論理・判断力(目的に役立つ使い方になってるか)」で💛補うのだ!

F.M.曰く「本能的ではあるが、(目的には役立たず)建設的でもない防衛グセ」を防ぐために知性をつかうこと

なんだね。

「習慣的な『条件反射』は慣れていて、すぐにいつも通りの行動に移せるので早い気がするが、これまで学習してきた条件反射をやめてみる=

未知の失敗のリスクは上がるが未知の成功も可能性もあがる

なのです。

俳優らしい発想だよね。

パフォーミング・アーツならではの着目点と思います。

なぜって…

身体はひとつ。声も身体の一部。

同時にいくつもの相反することはできないでしょ?😉

自分のクセで、肩を持ち上げておきながら、喉周りの余計な緊張がない人の声は出せない

習慣的に(自分では感じないけど)、脚をつっぱっておきながら、「天にも昇る心地」の人を演じられない

本当はリズミカルに、軽やかにコメディーで嬉し💓楽し💔飛び回りたいのに、つい自分の慣れている身体の様子を繰り返して、どうにも重い、暗い、鈍い動きをしてしまう….

ほら!

同時にできないから、古くて役に立たない、建設的でない、「アカン」方を防ぐ必要あるよね😉

…..師匠ズはいつも正しかった、そして最適最速の方法をズバリ!教えてくれていたのだった。(疑ってゴメンなさい)

…で、

紆余曲折を経て私が行きついたのが、アレクサンダー自身が書いて4冊のうちの3番目の(やっと内容も一貫し、言葉遣いもF.M.にしては 笑)洗練されてきた3冊目のThe Use of the Selfの日本語訳です。

一番短い本だから、というのはさておき(笑)一番、実用的で一般の方が自分を重ねて理解しやすい本であることは間違いないです。

スポンサードリンク

なぜだか値段があがっている…。ご購入を希望の方は私に連絡くれてもいいですよ。今、数冊だけストックあります😊
本日のおススメスポンサードリンクは

移動中など手や脚がつかえなくても読書のように楽しめる、ありがたいオーディブル!

話題の洋書はもちろん、人気俳優による朗読も嬉しい。何時間も活字を追うには目も手も疲れる大作まで…流行りの新書や小説もあって、充実すること間違いなしです♪

私は洋書が多く、英語がメインですが、日ごろは偏りがちなボキャブラリーの確認も含めて、さらにいろいろな第一言語の方の発音も参考にしつつ、自分の強制的なチェックもできて一石あたり、三、四鳥です!スペイン語は….中級….うっ。。

会員登録、ぜひ30日間無料なので使ってみてください!

スポンサードリンク

私は電車や飛行機など長時間の移動のとき、ちょっと目を休ませたいけど、いろいろ読みたいとき、学習したいときに流してます。耳から聞いて覚えるのも良いなと思います。

お楽しみください!

11月のモノローグクラスのお申込み開始しました。10名以下の(たぶん8名くらい?)本当にじっくり取り組める深めるにぴったりの時間なので、お早めにカレンダーに入れておいてくださいね!

 

充実したアレクサンダーテクニーク応用クラス

アレクサンダー・テクニークの応用クラスが無事に終了しました💙

今回はたった2日間の短い時間でしたが、4つのエクササイズとそれぞれの課題(歌、モノローグ、シーン)に取り組む時間との2部構成で、有意義な時間になりました。ご参加のみなさん、ありがとうございました。

・エクササイズを漫然とやらないこと!

・エクササイズの目的を意識しつづけること!

・エクササイズでやっていたことを「減らさずに」、歌や芝居へ応用すること~

この重要性をひとりひとりが再認識した建設的なクラスでヨカッタです、ホッ。

そう、私たちは、なぜだか「エクササイズ」をただのウォームアップのようになんとなく使ってしまいがち……助走がよくないとジャンプができないことを知っているのに。(T_T)

一般的に、エクササイズというものの価値が低いのかな???(-_-;)

そして、「エクササイズ」でやっていたことの、せっかくのいろいろを「捨てて」、

突然、「いつも通り」!課題に取り組んでしまうのです。。。💦

だから、なかなか上達しない、頭打ちになる、マンネリする。。。という仕組み。涙

以前、ロンドンの演出家と話していたときに、日本には「エクササイズ」と「公演のためのリハーサル」との「あいだ」の作業や学習内容を指導できる人も、有意義に橋渡しできる人がいないね~、という半ばお小言(?)的なコメントがあったのですが…

いや、そんなことないです! 💦

少ないかもしれませんが、数名はいます。演出家でも指導者でも個人的に知っております♥そして自分もその一人であると自負しております!!☆

好評だったアレクサンダー・テクニークの応用クラスは俳優のみならず、オペラ歌手の方、音楽家の方も一緒に学ぶ(その方がお互い学ぶこと多い)素敵な時間です。

せっかくの練習や訓練が実を結び、自分の仕事に誇りを持ち、選んだ職業に「個人的な意味」を加えるためにも…😊

次回もそれぞれが輝く「方法」をみつける良い時間にしたいと思います☆

ひとりひとり「どうやって練習したらいいか」もはっきりして、

あ~、よかった、よかった❤

ご参加のみなさま、お疲れさまでした~ (^_^)/~

 

 

 

 

アティテュード問題:最終章④ どうしたらいいのか?!

さて、アティテュード(Attitude)が「考え方や解釈の基準から由来する姿勢や反応の様子」で、ビヘイビアー(Behaviour)が対象へ向けて「実際にやっている行動」ならお互いに影響しあっているはずです。

あ、4つのダメなお部屋は避けているという前提よ。(笑)

ということは、からだが一つである以上、影響しあってないとオカシイよね。

じゃあ、ダメなアティテュードから素敵なビヘイビアーは生まれないのかな??

いや、生まれます。というより、無理に「生むこと」はできます。葛藤はしますが。。💦(◎_◎;)

逆にビヘイビアーがめちゃくちゃでも、優れたアティテュードというものは存在するんでしょうか?

う~ん、するよね、ときどきは。例えば、技術が故に、ビヘイビアーが荒い、とか?手段が稚拙だから、実際の行為そのものはちと雑、とか?

でも、姿勢や反応の様子に代表される基本的構えと行動はコインの裏表みたいなもので…実際には、あまりないよね。。特に、特殊能力(演劇・音楽・ダンスなどの技術など)を含むものには。特に感情をあつかうので、さらに離れがたくなる関係♥

あららん。

じゃ、演じているはずの時間になんでそれが問題になるの?

。。。

はい、では、ちょっとここで保留して、ラバンの考え方に「内的状態と態度」というものがあるので、それをつかって整理しましょ。

基本的な考え方として、

空間、時間、重さ(強さ)、流れ

があり、その組み合わせでそれぞれが司る内面の感情や思考の運ばれる要素が決まってくるんだな。(詳しくはMastery of Movement by Rudolf Labanを)

だから、演じているときは、役の人物のそれをつかっている時間が長いです。

ですので、その合計6種のうちのどれにも当てはまらず、かといってその亜種でもない場合、「なんかよくわからない」、「あいまいな」、残念ながら「抽象的で具現化に至ってない」、おそらく「誰でもなく、どこでもなく、いつもでない」という残念な状態に俳優(演者)がいるのですね。。。(-_-;)

で、それだけならなんとか誤魔化せるにしても(苦笑)、目的のなさ、は隠せないのですね。。。で、無目的とか役の人物の目的でない目的設定したり、はたまた迷走して、戯曲全体の構造を無視した目的設定したりすると…

自爆します。。💦

なぜなら、俳優(演者)自身の内的状態&態度もあいまいな上に、演じているはずの役の人物の内的状態&態度も不明瞭だから…

=あなた、いったい、誰? 何をしに来たの?

と不思議モーメントが広がります。。。ホントです。。(T_T)

***

おススメは:

・俳優(演者)がまず4つの危険な部屋を避ける

・(Attitude)姿勢や反応の様子と実際の行動(Behaviour)の両方を自覚的にする

・俳優(演者)の目的設定とそのための方法の選択をする

・と同様にキャラクター(役の人物・役割)の目的設定と方法の選択もする

と4段階で取り組みを見直してみてはいかがでしょうか?

そして、オマケ(笑)…

…ここで大事なのが「「意思決定」

ですね!そう、「意思決定」を自分でしなければ、すべて水の泡。

過剰な自己肯定でもなく、他者の否定でもなく、無駄な謙遜や、その場しのぎの、かりそめの繕いでもなく「お互いの能力を発揮させあうように居ること」ですわ。💛

これが魅力的なアティテュードと存在感への近道♪

発展編はまた次の機会に~~~!!!

追伸:6月末のラバン入門クラスはあと少し、参加者の枠があります。ご希望の方、お早目にご予約くださいね~。

「何もしてない宣言」する人々、システムの「破綻」

春!💮コートを着ないだけで、こんなに楽!

…にも関わらず、自分で自分の身体をひどく窮屈に、継続的に役立ちづらく、難しくしている人がいるんだなぁ。。。

….というのがアレクサンダー・テクニーク教師としてのKaoruのぼやき。

毎週あちこちで聞くのが、

「気づいたときに、意識はしてます」、「直してます、気づいたら」、「気づいたときに、注意してます」

という、実際は「なんもしてない宣言」😠

みんな真顔で、堂々と、正面切って、真面目に言います。。なんなの~?それ~!?

レッスンにて……

Kaoru「さあ、この間レッスンで練習した、首固めるのをやめるのと、頭を後ろに押し下げるのをやめるのと……防ぐのは上達してきたかな~?」

せーと「ああ。気づいたときに、固めないように、って思ってます。」

??

は?!

遅いよ~!それじゃ~!😡

Part II ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Kaoru「今週はどうだった~?」

せーと「また固めてるなって気づいたときに、力入れすぎてたな、って、気をつけてます。」

??!

!? 何言ってんだ~?!それのどこが「気をつけて」んの~?!

Part III  ―--------------

Kaoru「…で、背中狭くしたりつぶしたり、膝つっぱったり、骨盤押し出したりしてる癖、やめる練習した?」

せーと「あぁ、気づくとやってますね~、ときどき、ハッとします~」

コラア!!!怒 ヽ(`Д´)ノ

…………

あのね (-_-;)

自分が、自分で首固めちゃってること、頭を後ろにしょっちゅう押し下げちゃってること、だから背中も短く狭くしていることを「やめる」から「気づく」のが上手くなるのです!因果関係に注意!

イコール=

「気づかない」くらい、頻繁に、無意識的に、脚をつっぱったり、肩を持ち上げたり、食いしばったりが「うまくなっちゃってる」ということ。

「癖・習慣」ってヤツです。(T_T)

ですので、すでに「気づかない」くらい「巧み」に「繰り返し」、ひどいつかい方が意図せずともできている、という訳で…

自分の感覚だけじゃ、気づけないくらい慣れてしまっていること自体が問題だろ~に~!

ですので、「気づいたら、やめよう」とか「気づいたときに直してる」みたいな人は、上達しません。「気づけない」のですから。酷いつかい方、故に気づけないのです。はい。だから、システム破綻してるよ。

「気づくか気づかないかに関わらず」どうもしょっちゅうひどいつかい方をしているらしいので(レッスンで言われた、指摘された、ビデオでみた、声で分かる等)、

とにかくことある毎に、頻繁に「動く前に意識する!」のだ!

自分が「感じる感じないに関わらず」動作の前に方向づけする!

ってことが必要になってくるんでっせ。

わかる~??😠

初めから「気づけてる」なら、レッスン要らないでしょ。苦笑

「気づけない」から不便で、苦労してるんでしょうに。

「じゃ、気づけるようになるにはどうしらいい?」と考えなはれ!

「気づけない」ので、そんな曖昧で移ろいやすい感覚だけじゃなくて、「思考」が必要になるのさ~。

システムの破綻、禁止!😡

はい、みなさん、覚えましょう

①「できるから、分かる。」

=できるようになるため練習をする過程で、いろいろなことが分かってくる。

②「(間違った酷いつかい方を)防ぐから、気づけるようになる」

=防ぐ練習と方向づけの実践の繰り返しを通じて、違いを感じ取れるよう「感覚が育ってくる」。

③「無意識に勝つのは意識」

「無意識的」に理にかなわないおかしなつかい方を繰り返せるくらい感覚が劣化しているのだから、その不幸にも学んで身につけてしまった癖や習慣を変えるには、「意識的に」違ったつかい方を自分にたくさん体験させるしかないのです!

です!デス!です!そうなのです!!!

みなさん、F.M.アレクサンダーの本、読んでね。翻訳してあります。by Kaoru

自分のつかい方 単行本 – 2010/11で検索してね~ 演劇と教育で有名な晩成書房です☆

フレデリック・マティアス・アレクサンダー (著), 鍬田かおる (著)

 

Facebookページあります☺

https://www.facebook.com/kuwatakaoru/

が公式フェイスブックページです。

最新情報のチェック、イベントのチェックなどにご利用ください。

演劇のマジメな話:最近おもふこと。2015年12月版

珍しく(?)真剣な話題。

演劇の特徴ってなんでしょう?演劇の魅力って?

なんで芝居みるんですか~?インターネット時代、いろんな人の様子が瞬時にみられ、ビデオもDVDも3D映画も溢れる世なのに、どうして演劇は(未だ)滅びないんでしょうか?

現代にもいるんですよぉ~、寝ている訳でもないのに(笑)携帯を数時間もチェックせず、お腹が空いていても、ちょいと疲れていても、雨の日も風の日も、私生活でいろいろあっても(笑)ひたすら、俳優という他人たちが、下手すると知り合いでもない人が、他人の言葉(セリフ)をつかって、ざまざまな状況で、いろんなことを感じ、考え、応答を選択し、うごき、交流しているのを目撃して疑似体験したり、一緒に喜んだり、興奮したり、カタルシスを得ている人々が!

そして、ときには、その後の人生変わっちゃう人が!

そう、それが『演劇ファン』。(笑)

それが 『演劇人』。

そして「演劇人とその周辺の人々」、なんですね~

ははは(笑) !(^^)!

よく考えてみると、すごいですよね~。

イマドキ、電話もメールも出ずに、他人の行動を見守り、時には共感し、時には疑問を唱え、感情を動かし、いろいろ想像し、なんやかんやを考える、って。。。(笑)

ハムレットでいう「…へカベの為に?!」というヤツです。

真冬にわざわざ高いお金払って、仕事も休んで(笑)飛行機に乗って、ロンドンのナショナルシアターにサイモン・ラッセル・ビールの「リア王」を立ち見3時間!しにいったクワタです。。。(他の素晴らしい作品もたくさん観ましたが)苦笑

そう💛今話題になっているNTLiveの「リア王」の公開当時2014年の話です♪

あまりの素晴らしさに、感動して震え、3時間の立ち見後も、興奮して、感激して、暴れて、感涙し、地下鉄にのり、大声で騒ぎ(恥)、ちょいちょいスキップしては、極寒のロンドンの町を練り歩いて家路についた鬼師匠はこの私です。

同行していた俳優たちは笑っていた。。ははは

そう、演劇って、おかしいです、一種、異常です。(笑)

そこが魅力!

ドルビーサウンドとか、CGとか、迫力とか、いかにも素晴らしい本格的な豪華客船(タイタニック 笑)とか見たければ、映画がいいですよね。

映画は編集もなされて、なにせカメラと編集で、いつ、どこを、どんな風にみればいいのか、やってくれてますからね。楽チンです。なにより、世界中の大勢の人に同時に上映できますよ~!ものすごい莫大な数の人達に一気に、しかも繰り返し届くのです!映画!すごいっ!

自分好みの快適な家でTVみてても、他人のストーリーなら、ご飯たべながらでも、CM挟みながらでも、なにかしながら、みられますからね。

TVも映画みたいにみるべきことはカメラと編集が、場合によっては感じるべきことや考えるべきことまで、テロップなどで解説してくれますからね~。イヤになればチャンネル変えればいいし、スケジュール合わなければ、録画もできますし。しかもほぼタダですよ!TV、すごいじゃないですか?お茶の間で物語を味わえる。

じゃあ、なんで演劇してるんですか?どうして、演劇みにいくんでしょうか?

私の場合。

「人間が好きだから」「人間に興味津々だから」「他人の生活に好奇心旺盛だから」

です。

「言葉や説明きくだけじゃ足りなくて、実際に当事者たちの『行動』を、その場で、みて、きいて、感じたいんだよ~、一緒に考え、想像したいんだよ~ぅ!💙」

最終的にそうなります。

興味があってしょーがない。(笑) 他人が、作家が、俳優が、そこにいる人々が。

ワタシはよそ様のお宅や職場を訪問するのが大好きなんですが(例え変な家でも 笑 )、それに似てますかねぇ。

その人がみているものをみたい。当事者が聞いているものを聞きたい。その場にある空気、感じたい、匂いたい。そんな理由で他人の冷蔵庫やクローゼットも好き(笑)まるで、猫です。

というわけで、旅行も大好きな私です。

そう、演劇は旅にも似ている♥

この「演劇へのラブレター」シリーズ(笑)、続きそうデス…

 

 

 

 

『理由』なんかどーでもいい場合 、有りマス

レッスンやクラスでよくあるんですが…

どうして、こんなに首固めてるんだろう?」

「私、なんで膝つっぱってたんだろう?」

「なぜいつも頭が後ろにいってるんだろう……?何でなんですか?先生?!」

「なんであんな声出したんだろう?どうしてあんなひどい動きしたんだろう?」

と言われるのです。まるでミステリーのように!

…なぜって…(^^;

そんなの、知らんわ!苦笑

自分のことでしょ~?!

…とツッコミはさておき。

「なんで?」とか「どうして?」とか「なぜ、なぜ~?」って考えてどうするの~?

辛すぎるよ~

だって……理由を知ったとして……どうするの? 笑

理由が分からないと「何もしない」の?

自分に理由が納得できなければ「何もしない」わけ?

じゃ、始めから「変える」気ないよね、ホントは。😡

笑!

というわけで、理由を考えて何分も、毎日、毎週、毎回ウジウジしてるなら、

「今、とりあえず首、固めてるのをやめてみて」

「さておき、膝つっぱってるのをやめて」

「まずは、頭を後ろに押しているのをやめて」

「なにはともあれ、その変な声をやめる(苦笑)!

そして声を出す前に、どう出したいのか考える。

理屈はさておき、その役立たない動きはしない(苦笑)!

動く前に、自分が今、何をどのようにしたいのか考えて」

ください。ぜひっ!

理由って、一つじゃない場合が多いし、理由なんて探そうと思えば、いくらでもある。いくつか理由や原因を探し当てたところで、自分にも周囲にも納得いく口当たりの良い理由や原因がいつもある訳でもないです。

直接の原因も間接の原因もあるし…永遠に続きますよね、犯人探し (笑)!。理由があったとしても、結局…

「なにか『行動』をするんだよね?!」

じゃ、始めから「やればいい」じゃん。(笑) ☻

「首を固めていたという事実」に対応しましょう。

「膝をつっぱっていたという事実」に応じましょう。

「頭を後ろ押していたという事実」を受け止めましょう。そして変えましょう。

「目的に合わない変な声を出したという事実に反応しましょう。

不適切なひどい動きを今したという事実」を認めましょう。

理由は仮定でも、原因はおよそでもいいんです。

そして…「事実を解決」しましょう!(^^♪

***

日常でも同じ原理がありますよね☻

例えば、誰かの足を踏んでしまった場合。。。よくある例です。

理由、大事ですかぁ~?

「暗くてよく見えなかった」から、踏まれた側は足が痛くないんでしょうか?

「混んでいたのでうっかり」事故だったら、踏まれた側のつぶれた血豆はなんともないと?

「体調が優れなかったので」、踏まれた側は笑顔で我慢せねばならぬと?

「慣れない靴だったせいかなぁ」…慣れない靴だと踏まれた側はたいして痛くないとでも?

「となりの人がぶつかったから…」うん、でも踏んだのはキミよ。苦笑 💦

お分かりですね?

そう、理由の如何に関わらず、「謝る」よね、まず。(-_-;) 行動するでしょう?頭下げたり、相手の様子みたり、靴を汚してないか、サンダルの女性だったら血が出てないか確認したり、ご老人だったらすぐに歩けるか…。

結局、行動するのだ!

という訳で、

理由を理解しようと努めることと、解決することは違います。

問題の原因を探すことと、実際に行動を変えることは違います。

大事すぎて、2回書きました。(笑)

++++++

前に、

「どうして遅刻するの?!」と叱ったら

「どうしてなんだろう…?」呟かれて、

質問文をつかってのお叱りを質問と思わなかったらしい。

面倒なので(苦笑)「遅刻するな!」と命令文に言いなおしてみました、ちゃん、ちゃん。

あくなき理由探し、犯人探しのような原因追及は、ほどほどに、ネ。

あまり長く理由を思索していると、実際の行動を変えるのが遅くなってしまいます。

どうせやるなら、やりましょう。理由が大事でないこともあっていいのです。

本日の写真は「理由」は分からないが、美しい猫💙 原因は不明だけど、とにかく可愛い猫さま♡ 理由なんて、い~らな~いっ♪

 

 

本当に「難しい」のか?!-昔々、教師養成コースにて

「難しい!」…それは思わず出てしまう便利な言葉。

「難しい」と言えば、いろいろ収まる…のかな?

ホントに?

昔々、ロンドンのアレクサンダー・テクニークの教師養成コースにVという素敵な50代の元バレリーナがいましたとさ。可憐なバレリーナ引退後は、ジャズダンスなども踊れる先生になり、英語を教え、事務仕事をし、乗馬をし、才能あふれるスーパー・ウーマンとして2人の息子を(ほぼ)一人で育てあげ、アレクサンダーの先生になるために教師養成コースで研鑽を積んでいたのです。

私がVに会ったのはVが最終学年3年目のとき。

私はヒヨコでただレッスンを受けていることが多かった。^^;

そんなある日。

よき先輩であったVの査定があり、新しい一般の(学校外)生徒に初めてのレッスンをするという設定で、校長先生含め、みんなが監督する中レッスンを展開する、そんな教育実習課題の時間…(辛い?)

Vは緊張したのか、ピリピリしていた、おおぅ、元バレリーナよ!

(査定審査・試験での)レッスンは一種のパフォーマンス」と演劇科出身でババクサい私は悟っていたのだ….

なんか嫌な予感したけど(笑)校長から厳しい目で査定されながらも、Vは生徒さんにレッスンの説明やテクニークの原理を解説し、アレクサンダーの個人レッスンが熱心に進んでいったんですね…

いや、そう見えたのよ!

…けど…そうでもなかったの! 泣

先輩V「…はい、首の緊張を解いて。そうそう。あのね、こうやって自分の癖に気づいて、余計なことをせずに、じっと座っているのはとても難しいんだけど、こうやって自分がやっていることを観察して、からだの様子を…」

と生徒にレッスンを実地で進めながら、話をしていったV。

協力的な生徒(役)「オウ、イエス、イッツ OK。」と微笑。

素直にVの説明を聞いて指示に従う、有り難い生徒(役)の様子は平和にみえた。

でもね

ヒヨコKaoru(ああ、やっちまった!…チーン

ヒヨコKaoruの悲しい予感は当たり、 いつもはおっちょこちょいの髭校長がイスの上で体重を移動し怪訝そうな顔でメモを取ったとき、

ヒヨコKaoru(こりゃダメだ!Vちゃんピーンチ!)(-_-;)

と心で泣いたのでした、ちゃん、ちゃん。

その後、Vが2階でみっちりと叱られている間、ヒヨコKaoruを始め、みんなは粛々とオヤツを食べて待った、そんな暗い記憶。(苦笑)

みなさん、おわかりでしょうか?

2階から降りてきた怒りの髭校長、着席するなり、

「あのね!怒 😠『難しい』って何なの?!『じっと座っていることが難しい』と言ってたけど、一体誰が?誰にとって『難しい』んだよ?!『余計なことをせずに、じっと座っているのがとても難しい』のはキミだろう?! 😡 あの生徒はそんなことなかったじゃないか?!ちっとも彼には難しくなんかないんだよ、そんなこと!見てないのか?気づかなかったのか?キミが難しく『感じてる』だけじゃないか?!何言ってんだ!(怒)」

…ドーン ☇ 雷が落ちました。。

こんなに不味かったティータイムも珍しい。泣

そうです…

Vは自分が苦手なことは生徒はもっと苦手に違いないと勝手に決めつけ、「難しいこと」としてレッテルを貼ったのでした。悪気はなかったはずですが、結果、生徒は自分がやっていること、そしてこれからやることは「なんか難しいと思うべきことらしい」と受け取ったのです。

そりゃ、マイナスからのスタートだわな。

ヒヨコKaoru(お、恐ろしい。。。)

ダメじゃん、先輩っ!

そして

髭校長!怖すぎっ!

(普段、私にはかなり朗らかでヒョウキンで愉快なおじいちゃんですが 笑)

「難しい」と思ったとき、『誰にとって難しい』のか、考えましょう。

「難しい」と言いたくなった時、「誰が?あ、これ自分の感想かな?本当に難しいことなのか?」それとも「難しいと感じているだけな?」とツッコんでみよう。

ああ、恐ろしかった。

おかげで私は学べたので、結果、オーライですが。。。

その後、Vがウジウジしていたことも辛かった。

主語を考えないと「一般化」してしまう危険を身をもって知った日でした。

プルプルッ。

今日の写真は「難しくない」シュノーケリング@モルディブ💛

「落ち着いて」って何のため?

「苦言」を呈する予感がしているKaoruです。

意外に(?)マジメにアレクサンダー・テクニークの個人レッスンのご案内やらムーヴメントのグループクラスのお知らせなどを季節ごとに出している私ですが、

そんなとき、直接でもメールでも、電話でもよく言われるのが(私には謎な)フレーズ。

「落ち着きましたら、ご連絡します。」「ちゃんとやりたいので落ち着いて通いたいです」「落ち着いたらレッスンお願いします。」

まぁ…(^^ゞ

みなさん日本語圏の方が多いので、やんわりとした断り方の見本として本に書いてあるんでしょうか?私、ずっと違和感を感じてます。

みなさんが結果、参加をすべて断っている訳でもないので、

私は「先延ばし作戦💙」の1つとして分類しています。(もちろん天災や事故及び手術や介護や引っ越しなどは除く)

あの~、率直に申し上げて…僭越ながら…

「レッスンに通い始めたり、レッスンへ行くために、落ち着く必要ありません!」

同じく、

「1年に数回、1回1週間程度のクラスに通うために、「『落ち着き』は要りません。」

むしろ…落ち着かないとできないって…

どれだけ大変なことやろうとしてるの?笑

そして…

「今の状況や現時点での自分の能力に『落ち着き』感じてなくていいから!笑!」(T_T)

多少、興奮していても、浮かれていてもいいです。(笑)(^^♪

少々、迷っていても、悩んでいても、ごちゃごちゃしてても、不安でも、心配事あっても、他人に迷惑がかからなければOKです!

それらも含めて、レッスンに通うことやクラスに定期的にでることで、ライフスタイルも、生活習慣や思考の癖も変えていくことができます。それも学習です。

一般的な意味での「落ち着き」がない社会性の欠如は困りますが、

自分のワンパターンな行動やお馴染みのやり方だけやりたいというような「落ち着き」は感じなくて良いんじゃないかな、と思います。

ちなみに、私のアレクサンダー・テクニークの最初の師匠のロビン・シモンズ氏は多才で素晴らしい情熱溢れる快活な先生でしたが(私と同い年の息子が前妻との間にいたにも関わらず?)

まったく「落ち着き」がなかったデス。(笑)

テニスっ♪太極拳だ!アーチェリーもやる!引っ越しっ!ベアトリス(奥様)に花束だっ!観劇チケット!レストラン行く!卒業パーティーだぁ!合宿するっ!ギリシャでワークショップする!と毎週毎月騒いでいたあげく…

スイスに移住していきましたとさ。ちゃん、ちゃん。

…その後も…ロビン師匠はアイルランドやギリシャやロンドンに、結局は飛び回っているという…で先日久しぶりにメールが来まして「やあ、かおる!元気?今、ボクは学会に来てるよ!スイスは、こーであーで…(中略)今ボク、こういう本出してさ~(中略)日本にも行っていい?」と。(笑)

『好奇心はすべてに勝る』のかもしれません。!(^^)!

 

 

自分の癖ってどんなかな?アレクサンダー・テクニーク in 大学

国際イベント参加のためシンガポールに行っていたKaoruです。

一週あいて、今年度から大学に新設された学科の授業に行ってきました!

遠足の常連でもある「小江戸」でございますよ~(…遠いっ!)

でもね、

遠くても、新しくて、清潔で、充実した素晴らしい設備での授業は快適ですよ💙

同じく、ミュージカルコース、ダンスコース、演劇コースの大勢の学生はそれぞれ紆余曲折はあるんでしょうが、まあ、なんだかんだで楽しそうに元気にやっております。

今、私がやっているのは、アレクサンダー・テクニークの伝統的な個人レッスンの手法に頼らずに、専門用語なしに、グループでアレクサンダーの原理がつかえるようにすること。

フフフ。

しかもうごきながら、ムーヴメントの課題にも取り組みながら、というお得なプログラム♪

今日はたくさん他人を細かく観察することから発展して、いろんな人の「つかい方」を真似てみよう!というチャレンジ!

自分の癖も、いったん自分のからだから離れて他人の手に渡って、距離をおいてみると面白いよね。思わぬところが固まっていたり、うっかり脱力しすぎていたり、意識しすぎて反対に硬直していたり、「自然」を目指しすぎて、結果、逆に不自然な動きになっていたり…。

善悪や良い悪い論ではなくて、実際に「事実」としてどう見えているのか、どう解釈され、どうなっているのか、という事。

良い悪いはさておき、まずはどうなってるかな、に興味がないとね。!(^^)!

この「自分がやっていること」と「自分がやっていると思っていること」の距離感が調節できると、演劇もミュージカルもダンスも良い意味で冷静なトレーニングができるし、無駄に悩むことも減るよね。

「え~!」とか「う~ん。。。」とか言いつつも、結局は真面目にやっちゃう可愛い学生たちなのでした。観察力も育ちつつあり、嬉しい限りです。

みんな、今学期もこの調子でがんばってくれ~い!と陰ながら(?)応援する軍曹なのでした。

(今日はハンサムな学部チョー先輩にご指摘されたので、『鬼軍曹』キャラはマイルドにしてみました 笑)

Kaoru

 

ワタクシがかつて涙をして夜なべした(ホント)F.Mアレクサンダー著「自分のつかい方」初の日本語完全翻訳はこちらから。

http://www.bansei.co.jp/