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読書や映画鑑賞の価値や効果

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顔の表情だけでなく、身体の表情も気になる演技コーチ、くわたかおるです。

本日はときおり、俳優や歌手の方、演出家の方からご質問をいただく、

「読書が何のためになるのか、どの本がおすすめか?」

次の作品のために、「どんな映画を見たらいいのか」、「お勧めの俳優や作品は?」

と言う、私も常に気にしてしまっていた、永遠のテーマです。

 

◾️結論「直接・間接」の2種類がある前提でスタート

直接的に、今すぐ役に立つわけではないが、周り回って、めぐってくる」

結論から言うと、今すぐ必要があって、いわば資料探しのような直接的な読書や、答え合わせに似た映画、鑑賞や博物館/美術館巡り

と言うものと、

締め切りがあって、今すぐ差し迫って、確認したいことや、得た知識があるわけではないが、時間の経過とともに、また他の体験や知識と組み合わせたときに、爆発的な力を発揮したり、想像力が飛躍するのにつながっているもの

この2種類があります。

 

⚫︎直接的の例

シェイクスピアの「から騒ぎ」を上演することになったため、

・シェイクスピアの「から騒ぎ」の原著や翻訳された本を読む

・同時代の作家の作品を読む

・すで映画化されている「から騒ぎ」を観る

・その映画に関連した俳優や監督のインタビューを動画で見る/その記事を読む

…こんなところでしょうか。

半ば、お勉強で言う資料集めに近いです。

 

●間接的の例

シェイクスピア作品に限ったことでは無いので、

・家族関係、生育歴、恋愛模様などの人間心理を常日頃から、様々な角度から、学ぶ

学術的な本だけでなく、例えば、歌詞、書画に何がどう表現されているのか、誰が、誰のために作ったのか、どんな影響が波及しているのか

・衣服や装飾品が自分の身体に与える影響を研究する

例えば、歩き方、感覚的な違い、見えるもの、見えづらいもの、視線の変化、体重の移動への影響、必要な筋肉…

これも、シェイクスピア作品に限った事でも、古典に限ったことでもないですよね。

それこそ、何を食べて生活しているか、家の間取りや、周囲の建築含めての環境が生活導線に及ぼす影響、活動時間をどう形作っているかを具体的に数値化してみる…

これはもう、どんな作品でも役立つ、そして、日常生活にも還元される社会全体への好奇心、他者への関心ともいえます。

そう考えると、間接的な研究材料や準備と言うのは、常日頃からの観察や分析、もしかしたら少々遠回りであるように見えたり、無駄に感じられる方も、現代には多い部分をすぐに投げなさないで、関連付けて捉え直すということかもしれません。

 

特に映画や演劇作品は、すでに先にセリフがあり、出来事が書かれていることが多く、ついつい展開がわかっているからこそ、直接的な攻めを優先しがち。

直接的な準備の時間しか取れないと言う方もどきっとするかもしれません。

 

ただ、直接的な準備をするにしても、日常からの間接的ないわば「耕された部分」があってこそ、のこと。

ならされてない土台に、突然、大急ぎで砂のお城を立ち上げるような事は避けたいですね。

 

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