演劇のマジメな話:最近おもふこと。2015年12月版

珍しく(?)真剣な話題。

演劇の特徴ってなんでしょう?演劇の魅力って?

なんで芝居みるんですか~?インターネット時代、いろんな人の様子が瞬時にみられ、ビデオもDVDも3D映画も溢れる世なのに、どうして演劇は(未だ)滅びないんでしょうか?

現代にもいるんですよぉ~、寝ている訳でもないのに(笑)携帯を数時間もチェックせず、お腹が空いていても、ちょいと疲れていても、雨の日も風の日も、私生活でいろいろあっても(笑)ひたすら、俳優という他人たちが、下手すると知り合いでもない人が、他人の言葉(セリフ)をつかって、ざまざまな状況で、いろんなことを感じ、考え、応答を選択し、うごき、交流しているのを目撃して疑似体験したり、一緒に喜んだり、興奮したり、カタルシスを得ている人々が!

そして、ときには、その後の人生変わっちゃう人が!

そう、それが『演劇ファン』。(笑)

それが 『演劇人』。

そして「演劇人とその周辺の人々」、なんですね~

ははは(笑) !(^^)!

よく考えてみると、すごいですよね~。

イマドキ、電話もメールも出ずに、他人の行動を見守り、時には共感し、時には疑問を唱え、感情を動かし、いろいろ想像し、なんやかんやを考える、って。。。(笑)

ハムレットでいう「…へカベの為に?!」というヤツです。

真冬にわざわざ高いお金払って、仕事も休んで(笑)飛行機に乗って、ロンドンのナショナルシアターにサイモン・ラッセル・ビールの「リア王」を立ち見3時間!しにいったクワタです。。。(他の素晴らしい作品もたくさん観ましたが)苦笑

そう💛今話題になっているNTLiveの「リア王」の公開当時2014年の話です♪

あまりの素晴らしさに、感動して震え、3時間の立ち見後も、興奮して、感激して、暴れて、感涙し、地下鉄にのり、大声で騒ぎ(恥)、ちょいちょいスキップしては、極寒のロンドンの町を練り歩いて家路についた鬼師匠はこの私です。

同行していた俳優たちは笑っていた。。ははは

そう、演劇って、おかしいです、一種、異常です。(笑)

そこが魅力!

ドルビーサウンドとか、CGとか、迫力とか、いかにも素晴らしい本格的な豪華客船(タイタニック 笑)とか見たければ、映画がいいですよね。

映画は編集もなされて、なにせカメラと編集で、いつ、どこを、どんな風にみればいいのか、やってくれてますからね。楽チンです。なにより、世界中の大勢の人に同時に上映できますよ~!ものすごい莫大な数の人達に一気に、しかも繰り返し届くのです!映画!すごいっ!

自分好みの快適な家でTVみてても、他人のストーリーなら、ご飯たべながらでも、CM挟みながらでも、なにかしながら、みられますからね。

TVも映画みたいにみるべきことはカメラと編集が、場合によっては感じるべきことや考えるべきことまで、テロップなどで解説してくれますからね~。イヤになればチャンネル変えればいいし、スケジュール合わなければ、録画もできますし。しかもほぼタダですよ!TV、すごいじゃないですか?お茶の間で物語を味わえる。

じゃあ、なんで演劇してるんですか?どうして、演劇みにいくんでしょうか?

私の場合。

「人間が好きだから」「人間に興味津々だから」「他人の生活に好奇心旺盛だから」

です。

「言葉や説明きくだけじゃ足りなくて、実際に当事者たちの『行動』を、その場で、みて、きいて、感じたいんだよ~、一緒に考え、想像したいんだよ~ぅ!💙」

最終的にそうなります。

興味があってしょーがない。(笑) 他人が、作家が、俳優が、そこにいる人々が。

ワタシはよそ様のお宅や職場を訪問するのが大好きなんですが(例え変な家でも 笑 )、それに似てますかねぇ。

その人がみているものをみたい。当事者が聞いているものを聞きたい。その場にある空気、感じたい、匂いたい。そんな理由で他人の冷蔵庫やクローゼットも好き(笑)まるで、猫です。

というわけで、旅行も大好きな私です。

そう、演劇は旅にも似ている♥

この「演劇へのラブレター」シリーズ(笑)、続きそうデス…

 

 

 

 

観劇日記:「女学生とムッシュ・アンリ」加藤健一事務所

いわゆる「フレンチ・コメディー」です。

ひさ~しぶりに拝見した「翻訳もの」のコメディー。新作らしいですが、ちゃんとドアが4つ客席に向かってある、いかにも「フレンチ!コメディー☆」の王道です。

演技や演出のスタイルはまあ、さておき、幅広い世代の家族づれにでも友達同志でもカップルでも、朗らかな気持ちで観ていられる「ちゃんとした」ドラマです。

新聞記事はこちら~

http://mainichi.jp/mantan/news/20151130dyo00m200011000c.html

戯曲はちゃんと描かれています、とてもよく練って有りマス、一貫して構成がしっかりしています。プロの仕事ですな。

昨今、流行りの恥ずかしくなるような「おもいつき」や中2をひきずっているような「気分」でつぶやきを拡大して書いたんじゃない(苦笑)、変なニートではなく!

『劇というものを学んだ人』がちゃんと仕事した戯曲です。

もうね、始まって5~10分で、大事な柱ありますからね。

そして、個人的には最後の10分くらいのシーンはなくても構わないのですが ^^;  そこなしでも成立できる仕組みになってます。ま、すべての世代の人に分かってもらって、ほっとしてもらうには必要なのかもしれません。

稽古場レポート?のような記事はこちら。

http://enterstage.jp/news/2015/12/003901.html

暴走老人だとか孤独死、相続がどうとか、不妊だの、舅問題だ、やれ若者の夢がどうのこうの、親子関係の難しさがどーのこーの、家族愛が…挙げればキリがないたくさんの生活に密着したテーマがちりばめられてはいますが、重くならず、

とにかく「人間に好意的に描かれている」のがよかったです、好感がもてました。

特徴ある人物をコメディーで演じると嫌みになったり、笑いのために善悪が無駄にはっきりしすぎたり、どこかに悪人が出てきてしまったりすることが多いですが、どの人物の弱いところも、至らないところも、ぎこちないところも、いびつなところも「微笑ましく許せる程度の人間らしい違い」として演じられているところが安心できましたし、ホッとしました。

公式ホームページはこちら

http://homepage2.nifty.com/katoken/

たまには、社会派を全面に押し出していない「まろやか」な社会派で微笑ましい気持ちになるのもいいのでは?

帰りは近所で小籠包を食べて、温まりましたぁ~♪

本日の写真はパラグライダー中に撮影したもの~!(^^)! 山は綺麗だし、空もすがすがしくて、空中でぷらんぷらんの足元!には、村(町?)が小さくみえました!すごいいいいい!またいきた~い!そらを飛ぶってすごいですね~☆

俳優トレーニング☆:ムーヴメント―コース選びのアドバイス

嬉しい限り💛 12月ムーヴメントの特別クラスのお問合せ頂いた方々、お申込みを頂いた方々、ありがとうございます!

ここで、いまさら(?)ですが、コース選びのアドバイスをいたしませう

① なにもかも初めての方・学生の方、俳優ではあるが、ムーヴメント的アプローチをつかったことがない方、ラバンを知らない方

恐れずに(笑)に、「ラバン入門」のクラスを受けてみてください。

世界にはさまざまな演出家やコーチがいます。ムーヴメント的アプローチにも伝統的なエクササイズやルコック系の学校ならではの切り口、東欧やロシアが発祥のエクササイズ、マイケル・チェーホフの流れ、コポー系、特殊な演技様式に特化したトレーニング、ラバン、世界の名門演劇学校や劇団が取り入れているプログラムの数々など、いろいろな流れがあります。ダンスや音楽もジャンルもトレーニングも多岐に渡りますね。それと同じです。

ちなみに上記のものはいろいろと大学院でやりました。。毎週、筋肉痛になりながら。。(^^ゞ

私のラバン入門のクラスは、モダン・ダンスの父であり、俳優でもあり、演出家でもあった巨匠ルドルフ・ラバンの方法論から、パフォーマー、特に俳優に役立つ部分を取り出して、うちの鬼師匠二人(笑)の数十年の演劇指導等からの知恵を加えて洗練したプログラムです。

ちなみに…鬼師匠ズはロンドンのラバン・センターの卒業生でもあります

たくさん動いて、たくさん想像して、自分の傾向を観察&分析し、うごきの特徴や基本的なラバンの考え方に慣れていくクラスです。多くの方々が汗をかきます!(笑)

元気になるドリンクやタオル、稽古着の替えはぜひお持ちください♪

② ①のラバン入門を無事に修めた方々

スタンダートな世界の名作等から、モノローグ(長ぜり)をつかってさまざまな人間の感情の扱い、俳優の身体の使い方と発語の関係、俳優自身の解放と集中のスキル、想像力の活かし方、思考のつかい方まで、みっちり!指導いたします。

キャスティングやいろいろな要素が作用しまくる(!)現場では学べないことばかりです。

1回でなく、何回もご参加してくださってOKです。上達した方には応用編の課題もございます。オホホ

オーディション対策の指針にもなります。

とにかく役立つ「よい体験」をたくさんすることを中心とした時間です。

またプロとして「みる目、きく耳」を育てる時間でもあります。

このクラスに参加した方々が翌日、翌々日、どこかへ観劇に行き…

「ウソついているの、すぐ分かりました!感じてるフリなんて、酷いっ!」

「悦に入ってるの、もう許せませんでした  泣」

「ゾロ目(クラスで説明します)しちゃってる変な人の演技、サイテーに退屈でした」

などなど…悲しい事実を腹の底から再確認したそうで。

な、なんか、スミマセン。私のせいではないですが、はははっ!

…さておき、自分が成長することが大切です。学びましょう!

③ ①を修了し、②も出た方、②と並行して他の角度からも学びたい方

・いろいろなエクササイズを行うPlay, Play, Play!

・ラバンの洗練化- 32種のうごき

・センターとうごきの質

・アレクサンダー・テクニークの応用

のコースもあります。

スケジュールやご自身の課題や現場でのニーズも考えつつ、組み合わせてご参加ください。相乗効果で理解が早まることが多いようです。

④ ①も②も③も健やかに修了し、さらにプロとして総合的にスキルアップしたい方々、プロとしてご活躍している方々、プロ活動に備えている方々

キャラクターづくりから俳優としての準備の方法を増やすこと、そしてシーンをつかった戯曲読解&分析を含め、総合的に俳優のスキルを磨くクラスです。

自立した俳優としての取り組みが朝から夕まで要求されます(言ったぜっ!)

ひとりひとりが個性を掘り下げ、できることを増やす、実践的で充実した別名「鬼のコース」(笑)

ギリシャ劇、コメディー、シェイクスピア、近代・現代の名作から20~30分のシーンをつかって学びます。

このコースは内容があまりにも盛り沢山なので、体験をたくさんした方にしか分からない日々が広がってます。(笑)

ですので、原則「Invitation Only」です。

劇世界に貢献する、俳優として自律できる素敵な強者を待ってマス☆

年齢、活動背景に関わらず、①~③を修めている方のうち、我こそは!という貪欲な挑戦者のご活躍を楽しみにしています

という訳で、本日はこれまで

12月クラスにご参加の方々はくれぐれもスケジュール&体調管理にはお気を付け下さいませ♪

健康一番!

本日の写真は怒涛!すぎた世界遺産「イグアスの滝」(アルゼンチン側から)!迫力ありすぎて、水しぶきがどこでも飛び散り、写真を撮りに近づくことすら難しかった。ボートで近づくツアーに参加したら、全身びっちょり濡れました。まるで台風後。救命講座の着衣水泳並みに濡れたので、次回は最初から水着で行きます。反省

 

 

私のお気に入り BBC ラジオ4

私はTVを持っていません!テレビ業界のみなあsん、突然スミマセン。

TVなしで暮らして3年以上経ちます。かつて4台(+納戸に未使用のものが2台 笑)もあったのですが…ははは 笑 今は職場の事務所やちょっとした出先でちょろっと観る程度です。

結論…とても快適です!

(TV業界の皆様ごめんなさい (T_T) 確かに面白い番組もいくつかありました)

TVでの生徒たちの活躍が観られないのはちょいと寂しいですが、録画したものをみせてもらってます (^^ゞ

つい気になってニュースをみたり、なんとなく続きが気になってドラマを観たり、付き合いで(?)バラエティーやドキュメンタリーを観たり…

計算してみると読書やリサーチ、運動や社交の時間を食っていたのです。

そんな私の現在のお気に入りは、インターネット時代ならではの、「ラジオ」💙

ロンドン留学時代からお世話になっていた(笑)イギリス国営放送のBBC!4チャンネルです。リンクはこちら http://www.bbc.co.uk/radio/player/bbc_radio_fourfm

世界のお天気やニュースはもちろん、話題の映画や注目の演劇の紹介番組!

公演スタッフや出演者の面白いインタビュー、コンサート中継、世界のBBC支局からの現地情報、優秀なドキュメンタリーも面白い!

個性的なプレゼンターが語る世界の料理番組、イギリスらしい政治の話題と皮肉が光るクイズ&コメディー、歴史検証プログラム、学術的な話題を素人に分かるように教授陣が語るお教室系番組も!

そして、さまざまなラジオ・ドラマ…話題になった舞台公演のラジオ版もありますよ!売れっ子ベネディクト・カンバーバッチのラジオドラマシリーズなどもあり♪

ファンにはたまらないですね!(^^)!

中には数十年も続いている連続ドラマThe Archersも!ジュディ・デンチ先輩やマギー・スミス女史のような名優のインタビュー、しかも彼らのお気に入りの音楽を紹介するような番組までっ♡

いろいろな方の英語も生で聞けますしね、なにより生番組もあるのがスリルです!

そして…日本では報道されないようなニュースや、日本でも問題になっているような、例えば「教育現場のサービス業化」💦(-_-;) のような話題が、イギリスの歴史&お立場からさまざまな意見が拝聴できるので、とても刺激になります。

ラジオは想像力を使い続けるので愉快です。

画面をみないのがイマドキ❤目にも優しいですしね。苦笑

どの番組も面白いです。視覚情報がまったくないのに、いろいろ感じる自分、なんやかんやと想像する自分、こりゃ愉快です。(笑)!

ラジオに慣れない方も、そしてもちろん英語を学んでいる方は(さらに!)

ぜひお試しください♪

本日の写真はボケボケ!のロンドンのサウスバンクの夜景!泣 (T_T)

 

 

 

『理由』なんかどーでもいい場合 、有りマス

レッスンやクラスでよくあるんですが…

どうして、こんなに首固めてるんだろう?」

「私、なんで膝つっぱってたんだろう?」

「なぜいつも頭が後ろにいってるんだろう……?何でなんですか?先生?!」

「なんであんな声出したんだろう?どうしてあんなひどい動きしたんだろう?」

と言われるのです。まるでミステリーのように!

…なぜって…(^^;

そんなの、知らんわ!苦笑

自分のことでしょ~?!

…とツッコミはさておき。

「なんで?」とか「どうして?」とか「なぜ、なぜ~?」って考えてどうするの~?

辛すぎるよ~

だって……理由を知ったとして……どうするの? 笑

理由が分からないと「何もしない」の?

自分に理由が納得できなければ「何もしない」わけ?

じゃ、始めから「変える」気ないよね、ホントは。😡

笑!

というわけで、理由を考えて何分も、毎日、毎週、毎回ウジウジしてるなら、

「今、とりあえず首、固めてるのをやめてみて」

「さておき、膝つっぱってるのをやめて」

「まずは、頭を後ろに押しているのをやめて」

「なにはともあれ、その変な声をやめる(苦笑)!

そして声を出す前に、どう出したいのか考える。

理屈はさておき、その役立たない動きはしない(苦笑)!

動く前に、自分が今、何をどのようにしたいのか考えて」

ください。ぜひっ!

理由って、一つじゃない場合が多いし、理由なんて探そうと思えば、いくらでもある。いくつか理由や原因を探し当てたところで、自分にも周囲にも納得いく口当たりの良い理由や原因がいつもある訳でもないです。

直接の原因も間接の原因もあるし…永遠に続きますよね、犯人探し (笑)!。理由があったとしても、結局…

「なにか『行動』をするんだよね?!」

じゃ、始めから「やればいい」じゃん。(笑) ☻

「首を固めていたという事実」に対応しましょう。

「膝をつっぱっていたという事実」に応じましょう。

「頭を後ろ押していたという事実」を受け止めましょう。そして変えましょう。

「目的に合わない変な声を出したという事実に反応しましょう。

不適切なひどい動きを今したという事実」を認めましょう。

理由は仮定でも、原因はおよそでもいいんです。

そして…「事実を解決」しましょう!(^^♪

***

日常でも同じ原理がありますよね☻

例えば、誰かの足を踏んでしまった場合。。。よくある例です。

理由、大事ですかぁ~?

「暗くてよく見えなかった」から、踏まれた側は足が痛くないんでしょうか?

「混んでいたのでうっかり」事故だったら、踏まれた側のつぶれた血豆はなんともないと?

「体調が優れなかったので」、踏まれた側は笑顔で我慢せねばならぬと?

「慣れない靴だったせいかなぁ」…慣れない靴だと踏まれた側はたいして痛くないとでも?

「となりの人がぶつかったから…」うん、でも踏んだのはキミよ。苦笑 💦

お分かりですね?

そう、理由の如何に関わらず、「謝る」よね、まず。(-_-;) 行動するでしょう?頭下げたり、相手の様子みたり、靴を汚してないか、サンダルの女性だったら血が出てないか確認したり、ご老人だったらすぐに歩けるか…。

結局、行動するのだ!

という訳で、

理由を理解しようと努めることと、解決することは違います。

問題の原因を探すことと、実際に行動を変えることは違います。

大事すぎて、2回書きました。(笑)

++++++

前に、

「どうして遅刻するの?!」と叱ったら

「どうしてなんだろう…?」呟かれて、

質問文をつかってのお叱りを質問と思わなかったらしい。

面倒なので(苦笑)「遅刻するな!」と命令文に言いなおしてみました、ちゃん、ちゃん。

あくなき理由探し、犯人探しのような原因追及は、ほどほどに、ネ。

あまり長く理由を思索していると、実際の行動を変えるのが遅くなってしまいます。

どうせやるなら、やりましょう。理由が大事でないこともあっていいのです。

本日の写真は「理由」は分からないが、美しい猫💙 原因は不明だけど、とにかく可愛い猫さま♡ 理由なんて、い~らな~いっ♪

 

 

戯曲読解&分析のワナ 第1回「事実が大事」

私が高校生のときから習っていた今は亡き恩師A(俳優)がいつも言っていたこと。

「かおちゃ~ん。具体的だよ~、具体的!おまえは観念的なんだよなぁ、なんかぁ、う~ん、俳優は具体的でなくっちゃぁ~、やれぇ、具体的に~!」

3年近く言われ続けた日々。

その後も私の留学先のロンドンまで達筆なお手紙をくれた温かい師匠。実の娘のように本当の意味で本気で叱ってくれて、信じてくれて、最期までかわいがってくださった先生。

そうです。

今になって、その後、ウン十年を経て、先生の有り難さと正しさが染み渡る冬の空。

苦笑

授業だけでなく、シーンのクラスや外の企画やWSなどをやっていても毎回感じること。それは、「戯曲読解&分析」が「事実」に基づいていない!

しかもまったく具体的でない!という恐るべき事態!

由々しき問題でっす!

伝統的な「いわゆる」戯曲読解&分析でも、スタニスラフスキー・システムでも、戯曲が文字に書かれた他人の生活の様子や言動である以上、ただ妄想してちゃダメだろ~!

ただ観念的に分かったつもりになっててもダメだろう~!ただの調べものも足りないだろう~、博物館じゃないんだ~演劇は~!(笑)

というわけでこのブログの「カンタン!戯曲読解&分析」コーナーでは具体例を出して、戯曲を読むにあたっての注意やポイント、分析の方法などをご紹介していこうと思います~。!(^^)!

戯曲を読むのに慣れているプロの方々、

戯曲を読み始めてまもないヒヨコの方々、

ご自身の俳優メモなりジャーナルなりノートなりが、具体的な読解&分析になっているか、まずはご確認ください。

例えば…

「あなたのキャラクター(役)は何ですか?誰なのですか?」というような問いに…

「不幸な女です」とか「綺麗な女性」と答えてないよね?!

まさか!

「この人(自分が演じる役、キャラクター)はどうしてこんなこと(セリフ)言うんだろう?どうしてこんなこと(行動)するんだろう?」

なんて、しょっちゅう思って…ないよね?!ないよね?!

思っていた方、お心当たりの方へ。

まずは戯曲読解&分析前にたくさんの世界の名作と呼ばれる時代と文化を超えて生き残る名作小説をお読みください!

その上で、

世界の名作といわれる戯曲を「事実」と「事実から推測できること」を分けてノートにお書きください。

ここがスタートです。

のんびりになりそうですが、まだまだ続くシリーズで~す~(^^)/

毒舌好きの方々、しばしお待ちくださいね!

本日の写真は最近読んで面白かった、己が何者かが具体的な方による、具体的な例がたくさんの面白い&読みやすいお気楽な良書。お試しあれ~!

観劇日記「バトルフィールド」@新国立劇場中劇場

観てまいりましたよ、世界の巨匠!

イギリスが誇る、そして今はパリを拠点に活躍を続ける御年90歳の巨匠!!!

ピーター・ブルック演出の最新作!

もうね、20代からロイヤル・シェイクスピア・カンパニーを演出したり、話題作&傑作を生みだしたりして、世界中で大活躍のまま…

はや、半世紀以上でございますっ♪ 笑

関連記事はこちら。

http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/archives/51977055.html

そして、こちらにも💙

http://enterstage.jp/news/2015/09/003515.html

洗練されたセット、繊細で柔軟な俳優たち。雄弁に語るセリフ、そぎ落とされた無駄のない動き・・・。

はあ、ため息がでます♥

日本語の字幕ありの英語上演です♡

演劇は、やはり文化、風習、言語といった枠を超えて訴える内容があるものこそが素晴らしいですね。一瞬にして時空を超えられる驚異的なパワーがあります💙

とにかく観てみてください。

個人的には昔ロンドンのYoung Vicで観た「Le Costume」の方がお気に入り。東京にも数年前でしたか?来てましたね、タイトルが変わって、「The Suit」でしたっけ?

当時のリンクはhttp://www.lovetheatre.com/tickets/2759/The-Suit

とか、http://www.theguardian.com/stage/2001/jan/26/theatre.artsfeatures1

ですね。

「感性」って、筋肉に似てますよね。

刺激したり、鍛えたり、栄養おくったり、休ませたり、普段と違うことしたりしないと育たない。強くならない。力を十分発揮できない。

ぜひ、おでかけください(^^)/

本日の写真はお気に入りのカフェ~♪中庭がありまっす!(*´▽`*)

 

 

観劇日記「スポケーンの左手」@シアタートラム

イギリスの鬼才!マーティン・マクドナーの戯曲に初めて出会ったのは私がまだいたいけな(?)ロンドン大学の学生だった頃…

話題作があると聞き、情報誌タイム・アウトの記事を読んでもよく分からなくて、演劇や美術の仲間たちと「とにかく観に行ってみよう!」という話になったのです。(これ、イギリス仲間たちの良いところ)

「Pillowman(枕マン)」という、日本語を母国語にする人にとっては、ほんわかするような、なんだか可愛らしいような、「スーパーマン」「アンパンマン」「スノーマン」にも似たメルヘン?っぽくもおっとりと想像できるタイトル…

…とは全く違う、メルヘンな物語の世界とその裏に隠された陰惨な物語の、世にもおぞましい、恐怖の児童虐待の連続、辛く厳しいホラーな家庭の、びっくりなスプラッタ物語でした!(+_+)

その後、この鮮烈でびっくりで秀逸な物語でオリビエ賞をとり、トニー賞を取り、マーティン・マクドナーは一気に有名作家として活躍していく訳ですが…

あとにも先にもこの時だけです。

私が「本当に」イスから一瞬飛び上がって声を出して驚いたのは。

「ヒイッ」と。

隣に座っていた友曰く「飛んだっ!一瞬、本当に飛び上がっていたっ!どうやって飛んだのっ?!」

そうです、そんなに驚いたのは人生初でした。

イスからお尻が浮いたのだ。。

そして3時間越えの超大作にも関わらず、驚きつつ、手に汗して、最後は感動しつつ、満喫したのでした。劇場を出たときの安堵感。(笑)。すごかった…

そして、その夜はもちろんフラッシュバック!!!ばっちり悪夢をみた私です。(-_-;)

はあ。。。

いま思い出しても、背筋が凍るシーンの数々…

演劇ならではの、生の震え。生の恐怖。生のショックっ!!!

そして、そんなマクドナーの別作品を今、東京でやっています。

しかし、ホラーではなく滑稽系のコメディータッチな作品。観る側の世界観も問われます。想像力も試されます。!(^^)!

http://setagaya-pt.jp/performances/20150728-3426.html

http://enterstage.jp/news/2015/08/003274.html

「スポケーンの左手」でございます。

ソンハさんと中嶋さんの掛け合いが面白かったです♪
日本の公演らしくない(苦笑)、戯曲と作家の世界観を尊重した、実のある公演。

劇場へお急ぎくださ~いっ!(^^)/

 

 

12月のムーヴメントのクラス:予約速報!

12月のムーヴメントのクラス速報です。

・ラバンが初めての方のための『ラバン入門クラス』は初めての方、2回目の方を合わせて、あと4~5名で満員です。

笹塚メソッドの一番広いスタジオでのびのび動きましょう!

・モノローグのクラスは 残り2名だけです。

文学的にならずにセリフをつかう芝居の基礎練を愉しみましょう!

・いろいろなエクササイズをつかったPlay~のクラスは あと5名で満員です。

普段はなかなか家や稽古場で一人ではできないエクササイズの数々をつかって、ちゃっかり実力を養いましょう!

・台本をつかってのシーンのクラスは 残り3名のみ、受付けます。

細かな人物造形を含むキャラクター作りから戯曲分析まで、そして役のサブテキストの問題や超目的設定まで、幅広く学びます。一人一人の実力を底上げしながら、上演に値するようなシーン構造まで解明し、徹底的に学ぶ6日間です。ご覚悟ください!(笑)

クラスのレベル、男女のバランスや指導の質を保つためにも、完全な事前ご予約制です。クラス別に準備内容が異なっております。入門以上のクラスでは課題が出る場合もありますので、当日予約なしでのご来訪(?)はお断りしています。悪しからず~(^^;

*全コースともに、飲料水、筆記用具、稽古着替え等を必ずお持ちください。(持って来ないと後悔します💦)

3夜間連続のコース(ラバン入門とエクササイズクラス)は近所へお出かけ♪できるような休憩はありませんので、必要なものはクラス開始時にお持ちください。5~10分程度のトイレ休憩はあります。

・朝10:30からのモノローグのクラスは昼休みが45分程度あります。

・朝10:30からのマスタークラスは昼休みが45分程度あります。(21:30までの日は+夕休みが45分程度あります)

…ので、ご安心ください

演劇大好きっ子(笑)の高野しのぶさんがこの特別クラス開催のお知らせを書いてくださいました。私の仕事案内なのに私の記事より分かりやすい、感謝です!クラスの詳細も載ってます。ぜひご確認ください

【ワークショップ・俳優養成】鍬田かおる「2015年最後のムーヴメント特別クラス・初心者から上級者まで」12/23-30実施※〆切は各開講日の3日前

本日の写真はシンガポールのクラークキーへ向かう途中、友人が撮ってくれたもの♪

そろそろ南国の陽気が恋しい日本の冬ですね。健やかに過ごしましょ~!(^_^)/~

軍曹ドリルI ウォームアップの例②

ちょっとずつ寒くなってきた季節。身体も硬め。

なにかと縮こまりたい誘惑の多い冷たい風がふいております。

そんなときは体調も崩しやすく、ケガもしやすい。いつも以上に「丁寧に」ウォームアップをいたしましょう。

ウォームアップの例②スイング2つ目

前回ご説明した横のひねるスイング。背骨のうごきに着目して、無駄な上下運動をせずに、ゆるやかに、柔らかく、身体全体でできたかな?できてない方は…

練習してね!

本日も同じく形を整えるようなものでなく、スイングのうごきをつかったもの。

・足👣は自分の骨盤の幅に開いてから、右か左のどちらか片足を1歩後ろへそのまま引きます。(少しアキレス腱を伸ばすような体勢になりますネ)両足がパラレル(並行)かどうか確認してください。ガニ股や内股はやめましょう。

・股関節、両ひざ、両足首を緩め、前に傾いていないお猿さん(笑)のような体勢になります。

*体重は両足の間に。顔は前をみましょう。

・両腕をプラン、プランと前後に振りながら(前後の振り子のように)体重を前後で移動させます。顔は前向き、胸も前向き、骨盤も(まるで)小さい前へ倣え!のように前向きです。

*膝がつま先より前にでないよう、気を付けてください。くれぐれも、膝を下へ押さないよーに!

・両腕は振り子のようにうごきます。鎖骨から、そして肩甲骨から腕がうごいてかまいません。肘のつっぱりも要りません。

*頭の高さがガクガクと前後する度に変わらないように、関節を緩めてつかいましょー。背中は広く、長く。頼みます。(笑)

・息をひそめずに(笑)、両手をふりふり、体重を前後に移動させ、繰り返します。

*前にいった時、後ろ足は床から半分くらい離れて構いません。足指もつかいましょうね。

・前後の足を交代させたら、反対外も同じくらいの量やってください。

意外と(?)からだ全体がほぐれます。

額にじんわり(^^;汗が出るくらい、おそらく5~6分くらい(?)これら2つのスイング運動をやってみてくださいね。

運動は栄養の大切な仲間です。健康一番!(^^)/

今日の写真は美味しいペルー料理店にて、巨大なチャーハンと♡ えへへ ♥

健康ならでは💙

IMG_0042