からだの「表情」ってなに?シーン発表 後編 「先輩、現る!」

先日、私の敬愛する素敵な先輩センセイをお迎えしました。

私と同様にイギリスに留学され知り合ったご縁もあり、バレエや演劇が好きなこともあり、ときどき一緒にお仕事させてもらっては学ばせて頂いたり、愉快にお付き合いさせてもらってます…と先輩自慢はさておき…肝心の!!

シーンスタディーの続きを掘り掘り、掘り掘り…1作品、1シーンの冒頭1分程度を磨くのに、2時間かけてみましたっ!

うっ!(^^ゞ

な、長い…

でもね、こうやって、実際に、なにが、どうおかしいのか、どういう原因で、どんな関係性で、いろいろ素敵でないことや意図しない変なことが演技中に起こっているのかを具体的に分析して、「その場ですぐに『解決する方法』を身につける」こと、

これが授業やクラスやWSやレッスンの醍醐味でもあります。あとはその原理を応用すればOKだから~♪

演技を磨きたかったら、さまざまなエクササイズやトレーニングを通じて、演技中の(自分の&他人の)問題点がみえるように、聞こえるようにならにゃ~、なりません。

自分で気づけないものは基本的に変えられないよ、

ま、だから教える側も学ぶ側も時々、苦しかったり、忍耐がいるのですが…(T_T) ははは。

という訳で、③フィリッパ・グレゴリー作「ブーリン家の姉妹」から。

スカーレット・ヨハンソンとナタリーポート・マンの姉妹役映画化されて話題にもなっていた、史実を基にした歴史大作。

権謀術数渦巻くイギリス新興貴族たちの宮廷を舞台にした家族も親戚も巻き込んだ愛憎まみれる、生き方も性格も違う姉妹の紆余曲折の人生模様を通じて、人間の普遍的な姿や生きることのテーマや歴史のさまざまな側面を描き出す。

そんな作品なんだけど…

どういう訳か、メアリーとアンが友達同士!な身体だったダメな稽古期間を経て、今は…召使いとアンという謎な様子になってしまっている。。

このシーンでそりゃ、ないよ、処刑前ならともかく…苦笑

本日はメアリーがアンに自分が結婚したこと、子どもを身ごもっていることを伝える場面。

アンは夫の浮気疑惑でそれどころではない、流産もしているし…など差し迫った状況と長年の確執を抱えた面白いサスペンス&ドロドロ場面♪

なのに…まず…ん?!

あれ~?2人とも、歩き方からが変だぞ~?!(^^ゞ

どこからきて、どこに行き「たい」人なの???

アンがメアリーを宮廷から追放すると言い放ち、部屋から追い出すまでのシーンを一通りみたあと、ゲストで御呼びしていた素敵なティンカーベル先輩が、

先輩「…???…」

と私の方をみて、

Kaoru「こんなです。技術はさておき、なにがしたいのか、目的不明のうごき、内容不在のセリフがこんなに…さっぱりわからんのですよ(苦笑)、なにしたい人なのか、まず。そこから×。」

先輩「えっ?!…こ、これをどうしろと?かおるチャンっ?!」

Kaoru「はっきりさせたいのです(#^.^#)」

その後、しばしご歓談。(笑)

ヒヨコ俳優たちはただ話に聞きいる、少々緊張の面持ちで。(笑)

そして、

先輩「う~ん…あら~…(苦笑) まず、どこに行きたいの???…からだに『表情』がないよね。(^^;」

その後、私がシーン分析を質疑応答しつつ内容を解明しつつ、シーンの冒頭を1時間ほど掘る、掘る、掘る。

やっと俳優も役の人物が「やりたいこと」、「感じたいこと」、「避けたいこと」、「恐れていること」、「どうしても今すぐやり遂げなければならないこと」などが明らかになりました。ほっ。

素晴らしきティンカーベル先輩は、ちょいちょい俳優に質疑応答しつつ、私と会話しつつ、実際にからだのうごきをガイドしつつ~♪

俳優が今のシーンを演じるのに役立たない変な無意識のうごきやクセやシーンの邪魔になっているワンパターンな反応を防ぎつつ、演技を始めるのに適切な身体のつかいかたの状態と意識の内容へ向かいます。そこから役の人物へ…2時間が経過。

まずは俳優自身が自分の実際の身体の様子をまあまあ現実的に、客観的に感じ取れるように。!(^^)! 硬めまくっていた(泣)胴体も解放して、不可思議な体重の移動や不自然すぎて誤解を招いていた反応のマンネリもやめて、このシーンの冒頭に相応しいうごきが2人ともできるようになりました。(*^^)v

ほっ。。。ここからスタートじゃっ!

他のヒヨコ達も、これに続けっ!

先日、シンガポールのクラーク・キーで絶品蟹ディナーを前に飛び立つKaoruの写真をつかってみました。!(^^)!

別記:ちなみに、映画版「ブーリン家の姉妹」の姉妹のお父さん役のマーク・ライアンスはイギリスを代表する舞台も映画も賞を総なめの歴史ある名優でもあります。かの有名なシェイクスピア・グローブ座の芸術監督でもありました。彼の「リチャード2世」は面白すぎて、3時間立ち見にも関わらず、感動!だったよ♪

 

 

「落ち着いて」って何のため?

「苦言」を呈する予感がしているKaoruです。

意外に(?)マジメにアレクサンダー・テクニークの個人レッスンのご案内やらムーヴメントのグループクラスのお知らせなどを季節ごとに出している私ですが、

そんなとき、直接でもメールでも、電話でもよく言われるのが(私には謎な)フレーズ。

「落ち着きましたら、ご連絡します。」「ちゃんとやりたいので落ち着いて通いたいです」「落ち着いたらレッスンお願いします。」

まぁ…(^^ゞ

みなさん日本語圏の方が多いので、やんわりとした断り方の見本として本に書いてあるんでしょうか?私、ずっと違和感を感じてます。

みなさんが結果、参加をすべて断っている訳でもないので、

私は「先延ばし作戦💙」の1つとして分類しています。(もちろん天災や事故及び手術や介護や引っ越しなどは除く)

あの~、率直に申し上げて…僭越ながら…

「レッスンに通い始めたり、レッスンへ行くために、落ち着く必要ありません!」

同じく、

「1年に数回、1回1週間程度のクラスに通うために、「『落ち着き』は要りません。」

むしろ…落ち着かないとできないって…

どれだけ大変なことやろうとしてるの?笑

そして…

「今の状況や現時点での自分の能力に『落ち着き』感じてなくていいから!笑!」(T_T)

多少、興奮していても、浮かれていてもいいです。(笑)(^^♪

少々、迷っていても、悩んでいても、ごちゃごちゃしてても、不安でも、心配事あっても、他人に迷惑がかからなければOKです!

それらも含めて、レッスンに通うことやクラスに定期的にでることで、ライフスタイルも、生活習慣や思考の癖も変えていくことができます。それも学習です。

一般的な意味での「落ち着き」がない社会性の欠如は困りますが、

自分のワンパターンな行動やお馴染みのやり方だけやりたいというような「落ち着き」は感じなくて良いんじゃないかな、と思います。

ちなみに、私のアレクサンダー・テクニークの最初の師匠のロビン・シモンズ氏は多才で素晴らしい情熱溢れる快活な先生でしたが(私と同い年の息子が前妻との間にいたにも関わらず?)

まったく「落ち着き」がなかったデス。(笑)

テニスっ♪太極拳だ!アーチェリーもやる!引っ越しっ!ベアトリス(奥様)に花束だっ!観劇チケット!レストラン行く!卒業パーティーだぁ!合宿するっ!ギリシャでワークショップする!と毎週毎月騒いでいたあげく…

スイスに移住していきましたとさ。ちゃん、ちゃん。

…その後も…ロビン師匠はアイルランドやギリシャやロンドンに、結局は飛び回っているという…で先日久しぶりにメールが来まして「やあ、かおる!元気?今、ボクは学会に来てるよ!スイスは、こーであーで…(中略)今ボク、こういう本出してさ~(中略)日本にも行っていい?」と。(笑)

『好奇心はすべてに勝る』のかもしれません。!(^^)!

 

 

あるある in グループクラス②

グループあるある② 謎の存在。

=「質問すること自体が目的になっている人」

確かにね、日本人は質問しないとか大人しすぎるとか自己主張が足りないとか言われて久しい21世紀。だからって…笑

ただ質問の時間に「発言」すれば良いってものでもな~い!(;´・ω・)

アレクサンダー・テクニークのWSやムーヴメントのグループクラスでも、はたまた通訳でどこかの大御所のクラスについたときも、とにかくグループの士気を下げ、

半ば「KY」な空気を漂わせてしまうのが、質問そのものを目的とした質問。

(に聞こえてしまうような発言も含まれます 泣)

無意識かもしれませんが、

おそらく「自分、ちゃんと参加してますよアピール」や「私、積極的です、真剣です」みたいな自意識過剰に近い感じがあるんでしょうね。

なので、質問の目的や意図がずれてしまっていても気づかない。

もったいないです。

例えば、今の時点での「分からないこと」を聞かれているのに「感想」をたらたらと述べてしまう。自分の考えを言葉にして整理したいのは山々ですが、「質問」とは違いますよね?

話初めに何を聞きたいのか、まず1~2行程度の文章をシュミレーションしてみると良いです。

「今のエクササイズが実際の芝居にどうつながるのか、確認させてください。」とか(笑)

「これを上達させるためには、他にはどんな方法がありますか?」とか。

日本語の文法の語順だと特に「質問するはずが…感想になっちゃった」。

これが起きやすい。文章の終わりまでいかないと、終着点が定まらないことが多いので、考えながら話すとあちこち行きやすいんですよ…(^^ゞ

他に気を付けたい傾向は、「つぶやき」型。

率直や正直が良いからといって、ただ感じたがままを口にすると、

「…えっとぉ…すごくからだが軽くなった感じがして…ていうか、感じなんですけど…背筋が伸びたって言うか…あ、あと途中で、いつも首が痛いんですけど…それがあまり…なんか楽っていうか…昔、部活でケガして…それからなんですけど…地に足ついてるみたいな…で…さっき言ってたじゃないですか?…あの~…」

中略。。。

こ、これはっ!まさしく!

…「まるで日記!」

キャーッ、赤面でございます!

…という訳で、

ワンポイント アドバイス:自分の文章の「構文」が「疑問文」またはその仲間の体になっているか、一瞬考えてから質問すると自分も周りも楽です。

もしくは、最初に「質問したいことは○○です」と言ってしまうと良いですよ。お試しくださいね♪

Kaoru

 

 

 

 

シーンスタディー入門の発表会 中編

先日のシーン発表のご報告、続きです。

いや~ん!

私の大学の先輩でもあるいつも朗らかなI先輩(演出家)が言葉に困り「いや~、なんて言っていいかな~」とこぼすほどのビックリ!が起きてしまっていた。。

とほほ。

例えば②デュマ・フィス作「椿姫」

パリの社交界で栄華を極める美貌の娼婦、別名「椿姫」がお金持ちの旦那達ほどの資産はない未熟な青年アルマンに出会い、困難な状況のもと、懸命に愛し合うことで、さらに破局へと向かっていく、19世紀を代表する悲劇恋愛小説の名作の一つ!

なのに…な…

なんとも…うごきが日常のスケール。まるで現代東京のファミレスかコンビにいる人々の所作や視線と感情のうごき。。。(T_T)もっと想像力つかって練習すればいいのになぁ、残念。。。

そして、やはり聞いてみた。

Kaoru「これは…何についての作品なの?」

アルマン役「娼婦との恋愛です」

Kaoru「えっ?!…そうなの?!」

アルマン役「はい、で、ボクはお金が足りなくて、で彼女にはパトロンが居ていて…」

Kaoru「いや、うん、確かにそうなんだけど、それがテーマの作品?!作者は何が言いたいんだろう?おおよそ、どう思う?想像してみて?例えば、父親に反対されているし、でマルグリットは自分のカシミアやショールや馬車やダイヤを質に入れているけど…」

アルマン役「……」

娼婦との恋愛が主題なら、

なぜ膨大な借金があり、しかも肺病を患っているマルグリットは、自分の財産売り払ってまで娼婦生活をやめ、田舎へ行こうとするのだろうか…?

とは考えないのかいっ?!(-_-;)

これまた表面的で悲しい分析なのでした、ち~ん。

椿姫にちなんで、某美女先生宅で、「マルガリータ様」をなでる図。

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自分の癖ってどんなかな?アレクサンダー・テクニーク in 大学

国際イベント参加のためシンガポールに行っていたKaoruです。

一週あいて、今年度から大学に新設された学科の授業に行ってきました!

遠足の常連でもある「小江戸」でございますよ~(…遠いっ!)

でもね、

遠くても、新しくて、清潔で、充実した素晴らしい設備での授業は快適ですよ💙

同じく、ミュージカルコース、ダンスコース、演劇コースの大勢の学生はそれぞれ紆余曲折はあるんでしょうが、まあ、なんだかんだで楽しそうに元気にやっております。

今、私がやっているのは、アレクサンダー・テクニークの伝統的な個人レッスンの手法に頼らずに、専門用語なしに、グループでアレクサンダーの原理がつかえるようにすること。

フフフ。

しかもうごきながら、ムーヴメントの課題にも取り組みながら、というお得なプログラム♪

今日はたくさん他人を細かく観察することから発展して、いろんな人の「つかい方」を真似てみよう!というチャレンジ!

自分の癖も、いったん自分のからだから離れて他人の手に渡って、距離をおいてみると面白いよね。思わぬところが固まっていたり、うっかり脱力しすぎていたり、意識しすぎて反対に硬直していたり、「自然」を目指しすぎて、結果、逆に不自然な動きになっていたり…。

善悪や良い悪い論ではなくて、実際に「事実」としてどう見えているのか、どう解釈され、どうなっているのか、という事。

良い悪いはさておき、まずはどうなってるかな、に興味がないとね。!(^^)!

この「自分がやっていること」と「自分がやっていると思っていること」の距離感が調節できると、演劇もミュージカルもダンスも良い意味で冷静なトレーニングができるし、無駄に悩むことも減るよね。

「え~!」とか「う~ん。。。」とか言いつつも、結局は真面目にやっちゃう可愛い学生たちなのでした。観察力も育ちつつあり、嬉しい限りです。

みんな、今学期もこの調子でがんばってくれ~い!と陰ながら(?)応援する軍曹なのでした。

(今日はハンサムな学部チョー先輩にご指摘されたので、『鬼軍曹』キャラはマイルドにしてみました 笑)

Kaoru

 

ワタクシがかつて涙をして夜なべした(ホント)F.Mアレクサンダー著「自分のつかい方」初の日本語完全翻訳はこちらから。

http://www.bansei.co.jp/

 

シーンスタディー入門の発表会 前編

とりあえず無事に終わりましたぁ~。

センセイ業で結構疲れるのが、いわゆる「発表会」と呼ばれるものなんです。

と突然、本音が炸裂。(^^ゞ

生徒側の役に立つ&みる側の方々へも役立つような内容と流れにするのに一苦労でございます。みんな平和に順調に学んでいる訳じゃないしね~。

そもそも未だ人様にお見せするレベルではないから、養成所なり学校なりに通っている訳で…

ははは 苦笑

ワタクシお得意の「自分たちで世界の名作小説を選び、取り組みたい1シーンを課題に、キャラクター作りして、シーン分析して演じる♪」という演劇したい子なら大好きなワクワク課題♪ もちろん私の師匠バネッサの専門でもある「アニマルスタディー」からの流れでございます!

ああ、愉しいっ♪

…のはずが、

どうもみんな…

ノリが悪い…というか、事実が読めないというか…調べて来ないっつーか、想像力足りないっていうか…とにかく進まなかった、この3か月!ガーン!!

そして毎週、驚きのシーン(作品)分析レポートを提出しては、私の度肝を抜いてくれたぜっ。(T_T)

例えば…

①スタインベック作「二十日鼠と人間」

ジョージとレニーの2人の冴えない不遇な労働者が過酷な環境でもなんとか希望を持ち続けようとあがきながらも悲劇を避けられない、男同士の強固な友情と生きていくことの難しさ、希望と現実の間で葛藤する厳しさと人間愛に溢れた名作…と私は思っているのだけど?

…なんだけど??

あれ?

ど~もね、ジョージがレニーを迷惑に思っていて、蔑んでいて、嫌っているとしか見えなくて変だな~と思って聞いてみたさ。

Kaoru「ねえ、ジョージはどうしてレニーが撫でていたネズミを取り上げるの???」

ジョージ役「えっと…ネズミが見つかったら困るから、農場で働けなくなるから、仕事が必要だから…」

Kaoru「うん、まあ、そりゃそーだけど、それで?他には?」

ジョージ役「レニーはトラブルを起こすから…農場で気に入られないといけなくて…」

Kaoru「で、レニーがいつもトラブルを起こすのに、ずっと一緒にいつも居るの???この大恐慌時代に必死で食べていかなくちゃいけないのに?」

ジョージ役「はい…でも、レニーはバカ力があって…あ、でもこの前もトラブルになって、レニーが問題を起こしたから出て行かなきゃいけなくて…仕事がなくて今」

Kaoru「ほ、ほう。(-_-;)…じゃ、このシーンのジョージの『目的』は何なの?」

ジョージ役「えっと…レニーに自分の言うことを聞いてもらいたい。大人しくしてて欲しい。ネズミを捨てさせたい。」

Kaoru「……(-_-;) いや~、それは…『方法』だろー?」(ムカッ)

ジョージ役「えっ?……」(と驚く生徒、固まる相手役)

悲しい。(T_T)

終了、シャッター降りる~!(笑)

俳優や演出家及びそれらを目指すみなさん。

読解は細かく、かつ深く、とにかく具体的に、全体を。事実がどこも矛盾しないように頼みます。ちゃん、ちゃん。

 

「初めてだから💙」の裏に…

先日、最近お知り合いになった若手の素敵な俳優さんと語らう機会があり、ほっくほくだったKaoruです。

活躍中の魅力的な俳優さんとのひと時に時間も忘れて。

💙

…にもかかわらず(?)

やはり演劇、ダンス、ミュージカルなどなどの話の延長で出てきたテーマで久しぶりに思い出したのが、

「初めてだから💙」とのたもう方々の存在。(苦笑)

はい、確かに、一見、害はありません。

一般的には問題ない場面が多いのかもしれません。

義務教育でも「初めてだから失敗してもいい」とか「初めてだから心配しないで、やってごらん」とか、なにかあっても「まあ、仕方ないね、初めてだったから」とか、「初めてなんだから、許してやって」などと免罪符としても使われることが多いフレーズでございます。

まぁ、無害、風だよね…?でもマジで無害?

思い出したのは、

「初めてだから」を理由に一生懸命ベストを尽くさなかったり、要求に応えるような努力をしたり、時間をかけたりしない、勇気や誠意に欠けるもったいない人々の存在。

「初めてだから…」と言って、専門家の立場から個人レッスン方式だと言っているのに、グループレッスンを要求する方々。

「初めてだから…」と言って、なぜか参加費の割引を要求したり、はたまた参加者以外は募集していないのにクラスやレッスンの「見学を要求する」謎な言動の方々。

「初めてだから…」と言って、とにかく疑ってかかり理論武装し屁理屈で論破することが目的の学ぶ気のない方々。

「初めてだから…」と言って、指導者が見本や周囲が先にやってみせるまで、動こうとしない方々、周りについていくだけの「待ちモード」の方々。

「初めてだから…」と言って、なぜかできない理由や今までやらなかった言い訳を並べ、周囲に語る方々。

ワタクシ、そんなこと質問してないのに。。(T_T)

並べるとまだまだありそうなので、やめます。(笑)

…で考えてみました。

世界各地で、演劇やダンスの師匠たちに、これまで「『初めてだから』失敗してもいいよ」とか、「今、上手くできなくてもいいよ、最初だからね」などと励まされたことはあったけど…

「今、自分の持てる能力を発揮しなくていい」とか、「手抜きしていいよ」とか、「今、挑戦をしなくても構わないよ」とか「どうせ能力ないから、別に気にせず適当にやっていいよ」みたいなこと言われたことなかったなぁ…と。

だから、そういう発想が全くなかったよ、私!

(私の素晴らしい数々の師匠ズ、ありがとうございます。かたじけないっ!)

誰もがほとんどのことが必ず1回は「初めて」ですよね。

初めて立つ、初めて歩く、初めてお箸をもってご飯を食べる、初めて幼稚園にいく。初めてのお習字、初めてのお遊戯会、初めてのお泊り保育、初めての花火、初めてのプール、初めての試験、初めての部活、初めての海外旅行、初めての留学、初めての独り暮らし、初めてのシュノーケル、初めてのフライングフォックス…面白いこと、素敵なこと、大好きなこと、愉快なことばかりじゃん!!!(^^)/いえ~い!

と単純にワタクシは思った訳です。

しかし!!初めて親以外の大人と長い時間学校で過ごす、初めて他人と集団生活する、初めて習い事で叱られる、初めてすぐにはできない難しいことにぶち当たる。

しかもそれが何年も上達しない(泣)、初めて親の手を離れて自分のちからで勉強する、初めて徹夜で働く(苦笑)、初めて社会へ出て行って、初めて責任を負う、初めて…

自律と自立に近づくほど、さっきほどバラ色じゃない。。。

アレレ?!

でも、それでいいと思います。

誰でも、なんでも、いつでも、どこでも、初めてのことってあります。甘えるわけでもなく、言い訳するわけでもなく、

「初めてだ」という事実だけがあって、それ以上でも、それ以下でもないと思います。

楽器でもスポーツでもダンスでも音楽でも芝居でも、いろんな初めてがあってよいと思います。

初めてを愉しむために、精一杯やって、初めてでも率直に、能力発揮してみてよい体験が次へつながるようにできれば、いいのではないかな?

それに初めてのことがたくさん未だあるって…素敵だよね、ワクワクするよね、楽しみよね、ああ、やってみたい、行ってみたい!これからも楽しみだなあ、ルンルン!

…と、やはり根本は変わってないワタクシなのでした。ちゃん、ちゃん♪

 

あるある in グループクラス ①

私自身、すでに30年以上(!)演劇やダンスや語学を習ってきているので、

その過程で、プロ・アマ、そしてジャンルを問わず、目立っている「学習における傾向」(あるある)を分析してみました。

自分が生徒であるとき、教える側にあるとき、これらに少し注意をするだけで、かなり練習やリハーサルの成果も、クラスの雰囲気や効率などもいろいろ違ってくるのでシェアしたいと思います。

グループあるある① 謎の存在。「時間にちょっと遅れてくる人」

事件や事故などの事件でない限り、避けられるべき。大勢が電車の遅延などで数十分を超えるものは実は問題ではなく、問題は5分、10分などの「ちょっと」のもの。「ちょっとだから、ま、いいか」、「ちょっとなら仕方ないし」と思いがちですが、実は逆。「ちょっとくらいいいじゃん」という学生の甘えたつぶやきが聞こえてきそうですが…

じゃあ、お聞きしますね。こほん、こほん。

「ちょっとくらい」なら…

なぜ、その「ちょっと」くらい、どうして早くこられない?なぜ準備しておけない?だって、ちょっとなんでしょ?どうってことない、重要でない、所謂「ちょっとのこと」なんでしょう?(笑)

イヒヒ。。。(^^ゞ

かつて、なにかにつけて、「一事が万事」と若くしてのたもうたのは昔から悟りの境地を啓きつつあった私の友A子ちゃん。(笑)

「ちょっとのこと」を律っさない(直さない)、気をつけないで平気でいるなら、

「ちょっとじゃないこと」を工夫するのはもっと難しく感じるのだろうな、と…。

がーん!!!

自分にがっかりしないため、自分に自信をつけるためにも、So-called「ちょっとのこと」に注意を払って行動を変えてみるところから学習が始まるようですね。

で、これが役の人物に応用されますわ。

もしかしたら、「ちょっとのこと」の集合で「すごいこと」ができているのかもしれません。

愉快に、健やかに、とにかく、ちょっとでもたくさんでも気にせず、自分にプラスになることをしたいですね。

あるある②は…あちこちで摩擦を生む、アレです。お楽しみに。

(^^)/

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「混乱してます」の真意はどこに???

俳優さんやそのヒヨコたちにアレクサンダー・テクニークを始めとした演技の基礎や応用編を教えていて、1~2年に数回出くわすのが、

「えっ?!え~っと、う~ん、混乱しています」

というような趣旨の発言。

で、男女年齢その他に関わらず、その次に来るのが、

「混乱しているので、、、」と言ったあと、実際に、混乱を解くための行動を変えてみたり、方法を変えてみるような事はしない=俗に言う『停止状態』。

レッスンであれば(勝手に)休む。先生と相談してみるとか仲間に聞いてみることもなく、一歩的にメールや留守電や場合によってはグループの掲示板などで、「休止」を宣言。

また稽古でシーンをやっていても、「分からないです、う~ん、混乱している」とかなんとか言いながら、堂々と何分も立ち止まったり、ウロウロしたりしながら「う~ん」とか「なんだろう?」とか『お1人様』してらっしゃる。そして、目の前のことを試さない…あなたの混乱に周りが付き合っていることも見えないのか、そうか、そうか、そんなに混乱しているのね…

って、あらら?

それって…もしかして…自分勝手?!

変化を拒否?!

この際、断言いたしましょう。

『混乱』していても良いのです。

躊躇しててもいい、変化が怖くてもいい、今までと違ってて不安でもいい!多少イライラしててもしょうがない!

とにかくやりましょう、進みましょう。周りもそれを望んでいます!!!(笑) (^^;

混乱って『仮』の状態みたいです。

今までと違う回路で思考したから、疲れてて、とか、慣れなくて思い通りにできなくて、イライラしたり…今までの自分のやり方を批判されたように感じて、密かに怒る、とか。(笑)(-_-;)

後から振り返ると実はどうってことないんですが、その時は『混乱(仮)』という名の一種の防衛が働いているみたいで、ろくな判断しないです。(自らも経験済み (^^;

「混乱してるかな?」と感じたら、そのままにせず、解決方法を他人や専門家と一緒に探し、行動しましょう。実際の目の前の問題の解決など、行動のみが混乱の正体を暴きます。(安全です)

それでもなにも変えないのなら…それは混乱ではなく「抵抗」です。あははは~。(笑)

「自信がない・・・」の解決法

「自信がなくて・・・」と学生(演劇コース)。

「・・・自信なくなっちゃって・・・」と生徒さん。

「自信ない・・・」と今日の予定も先延ばし、足踏み、日々の練習も研究も停滞させ、そして(なぜか)やめることを考えちゃう。

学校を、養成所を、習い事を、練習を、オーディションを受けることを、事務所を・・・。

あれっ、変だな?!

お~い!?

自信って、あったり無かったりするものだったっけ?

「元気」と同じで人からもらったり、あげたりするものではないよ?

俳優見習いA「・・・自信がなくて・・・」

Kaoru「そっか。じゃ、自信つくように、毎週、練習してみよっか?(^^♪」

俳優見習いA「えっ?!・・・」

Kaoru「自信つくための事をやらなければ、自信ないのは当たり前よっ(笑)」

俳優見習いA「あ、は、はいっ。(そ、そうかぁ~(-_-;))」

なにごとも、ある程度の時間をかけて(数年単位)、定期的(毎日毎週レベル)かつ継続的に(フルタイムで)いろいろな他人達と一緒に取り組んでみないと分からんもんです。

自信がなくても当たり前。根拠ある自信がつくための方法を行動に移しましょう。

養成所や学校にいる間は授業やカリキュラムのすべてに全力で真剣に取り組む!

悩んでも良いので、何度もぶつかっても、目的を忘れずに、めげずに続けることです。自信つくよ~!

Kaoru

Flyingfox