年末ということで、慌ただしい方々も、ご活躍中と思いますが、みなさまいかがお過ごしですか。
私は、こういう時期だからこそ、休めると言う方たちのために、各種のクラスを展開しております。
真面目で熱心な方々が多くて、とってもうれしいです。
そんな中、
実はあちこちから定期的にある、
「セリフが相手にかからない」
に代表されるような、
「セリフの後半が先すぼんでいる」
「収まってしまっている。」
「こもっている」「独り言っぽい」
についての練習方法を提案したいと思います。
◼️「セリフが相手にかからない」
と言うのは、私も、セリフの言い方や音の工程、強弱にこだわっていた時はありました。
実際、相手にセリフをかけようと、いくら顔を前に突き出し、前かがみになってみたところで、自分が物理的に胴体を緊張させながら、10センチ前に行っても、相手に届いているようには聞こえないものです。
「セリフが相手にかかる」スキルと言うのは、位の方向であり、身体のまるごとのつかい方から来るものです。
・身体はニュートラルの状態で立っている。または座っているところから、息が「前と外に」ふけるかどうか試してみましょう。
ため息では無いのがポイントです。
どういうわけか息が長く続くのがやたらいいと勘違いしてる人がいるのですが、実際のセリフや歌唱でそこまでの長さのものと言うのは少ないです。
息をケチるのではなく、書道の「はらい」のようなイメージで、息で線を描くようにしてみてください。
・↑上の息を前へふくことが問題なければ、あったか息で同じことをやってみてください。
よくお子さんが、ふざけて窓を曇らせたりしますよね。そこに絵を描いてみたり。笑
そのノリで、暖かいスチームのような息を「同じように前と外に」出してください。
これもやたらと長くするためにケチってちょっとずつ出すのがポイントではなく、まるで千歳飴や恵方巻が長く、外に通常に出て行ってるかのように、息が足りなくなるまで使ってみてください。
息の出始めと途中と最後がほぼ同じ位強さ、息の移動するスピードが一定だと望ましいです。
セリフが相手にかかると言うのは息の方向です。
セリフの音量(ボリューム)は息の量で調節します。
セリフに意識が向きすぎる、あまり、自分の身体をないがしろにすると、顔が前に出たり、首が縮まったり、肩や胸が緊張しすぎてしまいます。
この辺、なかなか難しいので、鏡を見てみたり、動画を撮ってみたり、または個人レッスンにお越しください。
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作家も演出家も、俳優や歌手も一度は目を通しておきたいありがたい名作です。
「ダイアローグ」がない世界に住んでいないか
自分がモノローグしちゃっていないか
振り返ることも、たまには良いです。
12月のクラスはご予約すべて開始しています。ラバンもシーンも少人数でやりたいので、ご予約はお早めをお勧めします。
演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching
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