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不自然なご順番ー本人として演じるためにチェックしたい3つのポイント

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私は演技コーチで、ムーヴメントから入った、ありがたくもアレクサンダー・テクニークの指導歴も20年を迎え、

一種…身体の使い方のエキスパートでもあります。

さて

本日は

「セリフや歌詞の内容を伝える」「セリフや歌詞の意味を伝える」がテーマです。

私たちは日常生活で、相手に何か、嬉しいとか驚いたとか、それこそ自分が感情&感覚を伴う体験したと伝える時、多くの情報を伝えようとします。

これは、話すことで自分自身がその体験をいわば「再現(追体験ともいう)」し、相手にも想像してもらい、共感や同調を求め、また「『なにか』を感じてもらう」ためです。

そして映画やテレビ、それこそ舞台になる作品では、この「なにか」が厄介ではあるのだが…

言いたいこと、伝えたいころ、相手にやって欲しいことや、自分に感じさせて欲しいものがあり(無意識であっても)

身体の中が動いて、呼吸が変わって、目の表情も変化し、手のジェスチャーになることがあります。

端的にいうと、これは、感情が身体に影響を与えるためです。


例えば、私たちが日常生活で、友達や家族に何か自分が感情を伴う体験したことを伝える時、

先に伝えたいことがたくさんあって、伝えるときに、追体験しながら、相手に身体の中が動いて、呼吸が変わって、目の表情も変化して、手のジェスチャーになっていって、それでも足りないから文章がさらに組み立てられて長くなっていきます。

 

演じるための準備として、まず考えたいのは

①感情表現においては、具体的な欲求や願望をはっきりさせることが大切です。

たとえば、どんなふうに高い音を歌うのか、どんな風に歩くのか、どんな顔にみえるかな?といったお客様目線のことよりも、

誰に何を伝えたいのか、今、相手になんと言って欲しいのか、といった具体的かつ、現実的な欲求や願望を考えることが重要です。

当然、生きた人間ですから(擬人化も同様が多い)話す前には、誰に何を伝えたいのか、どこで誰に何を伝えるのか、といった具体的な設定が必要です。

これによって、伝えたい情報を絞り込み、より明確な伝え方ができます。


決して、先にこんなふうに伝えようとか、それこそ観念的に「優しく」しゃべるとか、「明るく」振る舞うと言うような事はありません。

これを先どりしてしまっているのが、クサい演技

これを誇張して、説明してしまったいるのが、不自然な演技

です。


例えば、自分が何かびっくりするようなことや、嫌な体験をして怒ったとして、それを親しい人に打ち明けるときには、

話を聞いてくれて嬉しいとか、相手がいて本当に良かったと言う感謝の気持ちなどがあります。

したがって、2つの体験とそれぞれの体験に伴う異なる時間と場所と相手との感覚体験と感情があるわけです。

日頃のご自身の例を振り返るとわかるかなと思います。

たとえば、恋愛相談(笑)

お相手のことを思い出して、ドキドキしたり、悲しくなったり、嬉しくなったり、また、ことの展開によってはその時のお怒りが再現されるのだが


ですから、先にいわゆるHow(どのように言うのか、どんなふうに外から見えるのか)を準備してしまうのではなく、

・誰に

・何を

など、具体的な設定で「狭める必要」があります。

そうです、「広げない」


表現と言うと、やたらと広げていくイメージがある方も多いのですが、

実際にやるべき事は、具体的な個人の体験からスタートすること。(俳優個人の、という意味ではありません)

表現については、個人の具体的、つまり感覚や感情をふくめた「まるごとの体験」からスタートすることが大切です。

これによって、自然な表現が生まれ、より深い感情表現が可能になります。

ですから、どんなふうに高い音を歌うのか、どんな風に歩くのか、どんな方にニコニコするのか、どんな様子でスタッカートを刻むのかではなく、

誰に何を伝えたいのか、今、相手になんと言って欲しいのか、といった具体的かつ、現実的な欲求や願望をはっきりさせて練習することが大切です。

 

これらを理解し、実践することで、俳優や歌手としてより表現力豊かな演技や歌をすることができるでしょう。

みなさん、さらに飛躍、いきいき演じて、のびのび活躍していってくださいね

良き舞台や公演、コンサート、映画のご活躍情報も楽しみにしています。

 

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私も活用中です。

耳から、目から、両方からインプットして、愉快に過ごしましょう。

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