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演技の違和感の実際ー俳優や歌手が突破する方法

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「もう何年もやってきたけど、なんだかしっくりこない」

「自分なりに台本もちゃんと読んでいて、セリフも入ってやっているのに、求められているものとズレている気がする」

「有名な外国の先生のワークショップに出たりして気分はいいけど、結果にはつながってないかも…」

「現場で、監督や演出家からの指示はもちろん分かるのに、実際に演じるとなるとそこまでできてはできないらしい…」

「ダメ出しは少ないけど、褒められてもその時は気持ちが良いが、実はピンときてない」

こんなようなモヤモヤを感じたことはありませんか?



歌手や俳優の方が活動を続けていると、

最初の頃には気にならなかった「違和感」を感じることが増えてきます。

学生時代は、学生だからといって、相手もみてくれている場合がほとんどです。

また新人時代、最初は言われた通りにやるだけで精一杯だったのが、楽しかったし、お互いに好感度にもつながっていた。

一生懸命なところを見せるだけでも、評価されたり、励ましてもらえた。

その上、すごく真面目に周囲に合わせ、コミュニケーションに気を使い、熱心にやってきた…

だからこそ、経験を積むにつれて「何かが足りない」「もう一段階上に行きたい」と思うようになるわけです。

それはとても健全で、素晴らしいことです。

と同時に、当然ながら、、周囲やお客様までもが、、良かれと思っての場合がほとんどですが

「10年もやってるんだからできるだろう」

「あの作品に出ていたんだから、これぐらいは、すぐできるよね?」

「今回はもっと面白いはず」

「なんだか最近、見かけないけどどうしたかな?」

「あれ、こないだも似たような役だったよね…」

と期待してきます。

 

そんな時、あなたは

「実際にどうやって」必要な役の気持ちについていったり、異なる役を演じ分けたり、していますか?

ご自分の役割を見極めて、よりシーンが面白くなるように、作品がさらに際立つように、何をしていますか?


◼ 演技の違和感、こんな経験ありませんか?


・台本をしっかり読んでいるのに、「もっと深く」と言われるけど、具体的に何が足りないのか分からない

・リハーサルを重ねるほどに、動きや表現が固まってしまう

・「よくまとまってる」と褒め、言葉風なコメントをもらうが、実際は気持ちが動いてないのが分かる

・感情は動いているのに、身体の使い方が追いつかず、説得力や存在感に欠ける

・有名な講師のワークショップに参加したけど、自分の番が少なくて、楽しかったけど、あまり実感が湧かなかった

・演技の「型」にはめられている気がして、「自分を丸ごとうまく使っている手ごたえ」がない

・自分が気に入ってるシーンをお客様や周囲の方はそこまで気に入っておらず、がんばればがんばるほど空回りしている時がある


もし、どれか一つでも当てはまるなら、

それは演技の「理解」と「体験」のバランスが崩れているかもしれません。

 


◼ 演技の「理解」と「体験」、どちらが足りていない?


演技には 「理解」すること と 「体験」すること の両方が必要です。

「理解」

台本の意図を深く読み取る、作家の考え方、スタイル、監督の狙い、演出家の希望………

役の背景や感情の動きを論理的に整理する、台本の分析、役の背景など言葉にできる部分

そして、当然、言葉になっているセリフやシーンの本当の目的を知って、イメージしていくところが主です。

一方の、

「体験」

実際に「本人として」動いてみることで、身体的な違和感を減らしながら、「自分ごと」にする時間

フィクションの世界とは言えど、「感情と動き」が結びつく瞬間を増やす

「役のために」自分のどこを重ねるか、感覚的な世界を深めていく、または広げていく時間

何度も繰り返すことで、自分の引き出しとして蓄積するプロセス….



これらのどちらかが欠けてしまったり、一方ばかりに頼りすぎていると、

実際に行動していても、「腑に落ちない感覚」が生まれます。

「納得してないけど、段取り覚えてるから動いてみた」

「本人としての感覚は無いけれど、何をやったら、求められている『絵』が作れるかは知ってるから、やりました。」

のように、まるで「作業!」に見えてくることもしばしばです。

 

せっかく時間をかけて、台本を読んで理解しても、実際に演じたときに身体と感情の感覚として落とし込めていない。

逆に、その場の感覚だけでやっていると、自分の強みもわからず、再現性のある演技も難しい。

 

真面目にやってきた方、現場で苦労してきた方

学ぶのをやめたわけではないけれど、行き詰まっている方々に共通してみられるのはこのような傾向です。

 


◼ この違和感を突破するには?



こういった演技の違和感を突破するには、「理解」と「体験」の両方をバランスよく磨くことが重要です。

そのために大切なのは、「実際に試せる機会が十分にあること」。

多くのワークショップやレッスンでは、順番が回ってくるまで待つ時間が長かったり、

一度のフィードバックが短すぎて、実感が湧かないことがよくあります。

私自身、対応目指していた頃、自分の番が2週間に1回しか回って来なければ、どうしてもモヤモヤしてしまいました。

寝不足でせっかく準備しても、自分の課題への解決策が、具体的に示されなければ、とても辛い。そんな感覚でついネガティブになってしまうことも…。今となっては、楽しいことももちろんありましたが、ホロ苦い記憶です。

でも、演技力を本当に伸ばすには、実践の回数を増やし、フィードバックを受けながら改善する時間 が必要です。

例えば、私が卒業したイギリスのロイヤル・セントラル・スクール・オブ・スピーチ&ドラマでは、演技や演出のクラスはもちろん、演技指導(俳優を育成する、アクティングコーチになる)クラスの人数は最大で10人でした。

しかも、演技コースの学生たちは、毎週の個人レッスンも含まれていたんですよ…そりゃ、伸びるはずです。



少人数制クラスで、演技の違和感を突破する

そんな中、今回ご案内する 「演じるための台本読解オンライン講座 × 演技力アップクラス」 では、


✅ オンラインで台本を深く読解 → スタジオで即実践

✅ 少人数制だから、ひとりひとりのトライ回数が多い

✅ 個別フィードバックがあるから、具体的にどう改善すればいいかが分かる

✅ 演技の「理解」と「体験」をバランスよく積み重ねられる

 

を中心に組み立てました。

新年度、新たな気持ちで、具体的な解決方法をたくさん体験してもらって、

「なんとなくやってみる」ではなく、「どうすれば伝わるのかを実感できる」 クラスです。

クラス詳細

【日程】

3月26日(水) 19:00-22:00 ZOOM

3月27日(木) 19:00-22:00 ZOOM

3月29日(土) 12:00-15:00 実践

3月30日(日) 12:00-15:00 実践

【料金】

オンラインのみ 台本読解二夜間:18,000円 / オンライン+スタジオ 読解+実践 2日間:34,800円

プレミアム:オンライン+スタジオ+特典個別分析ノート付 39,800円

お申し込み方法

メールまたはDMで、件名に『お名前と3月クラス参加希望』 とご記入の上、

年齢 / 性別 / 所属(事務所・劇団など)、はじめてクラスにご参加される方は、簡略なプロフィールも

エラー対策のためのメールアドレス・電話番号、
ご自身の近況や活動の様子、ご自身の感じてらっしゃる課題など、をお送りください。長文でも大丈夫です。

この機会を逃さず、自分の演技をアップデートしませんか?

頭でわかったつもりより、身体を通じて、感覚体験してしまえば、定着も早いです。

お申し込みはご相談は、メールでも受け付けております。

📩 kaoru(アットマーク)kaorukuwata.com

少人数制、事前予約制なので、初めての方は特にお早めにご相談ください

 

これまで触れてきた演技のなんとかメソッドや、〇〇式に疑問を抱かれた方へ

あなたの違和感は、もしかすると「役」にとってのリアリティーではなかったからかもしれませんよ。

こちらの記事も、ご参考になればうれしいです。

「セリフに気持ちは『のせないで』ください?」— これが演技のリアリティを変える

 

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