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男1女3、通行人、友人2をどうするか問題ーどんな役でもイキイキと演じて意味を持たせるために①

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すっかり秋めいてきましたね、再び、ニューヨークから戻った、演技コーチくわたかおるです。

最近は、舞台だけでなく、映画関連の方にもお声掛けをいただくことが多く、大変うれしいです。

 

そんな中、ジャンルを問わず気になる点「名前のないキャラクターをどうするか」について、今日は具体的に解きほぐします。

さて!

作家が詳しくいろいろな設定まで書き込んでくれて、かつ人物の描写も具体的で非常に細かい場合、また意味を持たせて、いろいろな仕掛けと言うのでしょうか、そういったものを構築している場合、ほとんどの登場人物たちには名前があります。

もちろん、例えば、ギリシャ、悲劇のような古典に代表されるように、コロスのように、あえて男1、女1、〇〇の長、のように書かれている場合も多々あります。

今回の記事の目的は、自分がもらったときに、役の人物の名前が特に書いておらず、また細かい設定が指定されていなかったときに、「俳優が準備のレベルを高める方法」お話です。

そうなんですよ、まずね、どう考えても主演とその周辺の人物にキャスティングされることの方が少ないです。

これは、確率の問題でもあり、特別にあなただけが不遇という意味ではありません。

同じく、活躍してきた方であっても、そういったいわゆる脇役(そういう言い方は正しくないが)がいろいろな事情で回ってくる作品だってあるわけです。

 

では、具体的に、どうするか。

まず、作品の世界で邪魔にならない範囲で(世界観をぶち壊さない、その世界での事実を無視しない)、

「名前をつける」ことです。

そうです、お名前をつけましょう。

日常、私たちは名前がある世界で、相手のことを好きになったり、相手から特別な存在として扱われたり、ときには憎み、尊敬し、密かに嫌ったり、役割と結びつけて捉えたりして生活をしています。

それこそ、人物だけでなく、ありとあらゆるものに名前があります。だからこそ、気持ちが動き、具体的な対応をしている。

そう思いませんか?

 

いくらフィクションの世界だからと言って

「男1」が「女1」に向かって、「昨日こんなことがあって、〇〇だから、どうのこうのなんだよね〜」としゃべったところで、いったい自分たちの間にどんな歴史があるのか、これからどうなりたいと願っているのか、なかなか具体的にはなりにくいのです。

名前が全てではありませんが、まず名前をつけるところ、そこから始まります。

 

すると、必然的に(特殊なsci-fiフィクションやホラーやファンタジーの世界などでない限り)、その作品に登場しているか否かはさておき、「役」の人物の世界には居る/いたはずなので、ご両親の名前だったり、家族や友達や職場の同僚の方やお世話になった方、それこそ好きだった人、宿敵!元カレ、元カノなど!の名前などが増えてきます。

もちろん、作品の世界に描かれている事実に基づいて広げる必要があるのですが、たまたまシーンして切り取られていないからといって、役の人物の心象風景に登場しないわけではありませんし、それこそ既になくなっている人のことを私たちだって、どこかに抱えて生きている部分もあるのではないでしょうか。

 

はい、そうなると、いろんなものがくっきりはっきりしてきませんか?

例えば、目の前にあった椅子も、ただの椅子ではなく「いつも私のお母さんが座っていた椅子」になります。

ただ小道具さんが用意してくれたゴルフバックも、なんとなく意味のあるものではなく、「半年前まで住んでいた元カレが置いていった先輩からのお下がりのゴルフバック」(笑)!になるわけです。

もうね、これだけで、見るもの聞くものがどんどん個人的になっていきます。

 

想像力の力と言うのは、とても強く、私たちに様々な記憶を呼び起こしたり、未来や過去をも連想させたりする力があります。

そうやって想像を膨らませていく、だから後で絞ることができるんです。

膨らんでないのに、つまり選択肢をたくさん増やして世界を広げていっていないのに絞るとめちゃくちゃになる。

一旦増やした選択肢が大量にあるからこそ、あとで一番リスクが高いもの、重要なもの、緊急なもの、個人的に意味があるもの、テーマに沿ったものと言うふうに絞って行けるんです。

だんだんはっきりしてきたでしょうか?

 

さらに言うと、

一般名称はもちろんのこと「個人的な名前」になると、またさらに深まりますね。

私たちは、一般名称だけでなく、個人的な名前で相手の事だったりものだったり、出来事を呼んでいるものです、違いますか?

ここを次回、さらに紐解いていきたいと思います!

 

みなさんのもやもやが少しでも減りますように…

本日のアドバイス&ヒントはここまで

 

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