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◾️響く身体と深い呼吸|11/3(月祝)セミプライベートレッスン開催

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プロの俳優や歌手のための身体と呼吸の見直し、クラス

秋めいてきましたね

肌寒くなると、身体も縮こまりやすいので、身体と深い呼吸のクラスを急遽、設定しました。

前回、満員で参加できなかった方、キャンセル待ちのまま、ご参加いただけなかった方もいたため、ぜひこの機会に、身体の可能性やご自身の感覚を磨くお時間にしてください。

 

響く身体と深い呼吸|11/3(月祝)セミプライベートレッスン開催

呼吸を深くしたいのに、ふと気づくと息が浅い。

もちろん、親の状況もあるけれど、それにしたってできんでいるかもしれない…。

自分では、力を抜いているつもりなのに、声がなかなか響かない。

そんなとき、実はただ「緊張しているから」ではなく、身体が“構え”ていることが多いのです。

しかもこれが、必ずしもその場面で、役に立っているとも言えず、またつい癖になっているから、自分1人で気づくのが後回しになってしまうことも多い。


今回の【響く身体と深い呼吸】セミプライベートレッスンでは、

俳優・歌手・声優・ナレーター・ダンサーなど、表現に関わる方々に向けて、不必要な構えを減らし、より呼吸と声の通りを整えるための具体的な身体の使い方を体験していただきます。

私自身、ダンスや歌唱などは子どもの頃からやっていましたが、何しろ、「自分が、自分の身体はどんなふうに、日常生活で、長い時間、固めちゃっているのか」、「うまくやろうとすればするほど、余計な力がある」ことに気づかなかったのも事実です。

イギリスで、俳優の育成やプロのトレーニングを研究する中で、いかに音楽家や歌手、そして俳優やダンサーにとって、自分の感覚が頼れるように、細やかに扱えるようになることが重要か。そして、余計な構えや、つい頑張りすぎてしまうパターンから解放されることで、本当の意味での選択肢をやっと感じられるようになったのも事実です。

 

構えを減らすことが、より幅広い表現の第一歩になる

無意識であっても、身体がつい「いつもの感じ」を求めていれば、なかなか新しい感覚体験にはたどり着きません。また、どうしても人前に出てパフォーマンスをするとか、オーディションで選ばれる、さらに言えば、相手にセリフを届けるとか、空間を埋めなければならないなどのパフォーマンスの意識が高まれば高まるほど、身体の解放が難しくなります。

これは性格の問題ではなく、「スキル」ですから、どなたでも学ぶことができます

また、本人は、そんなつもりはなくても、いわゆる「防衛的」な感じで、胸や肩、首に力が入りすぎたり、足を突っ張ったり、腕を構えたまま、….すると、どうしても身体の仕組み上、呼吸の通り道が狭くなり、声や動きが不自然になります。


これは努力や気合いでは解決できません。


ですから、「防ぐスキル」と「解く練習」から、落ち着いて、反応できる状態に戻る体験を増やすことで、表現の幅が広がります。

身体が変わるから呼吸が変わるので、声の響きや、表情が、一気に生き生きと変わる方も多いです。

11月のこのセミプライベートレッスンでは、「緩める」よりも「調節できる身体」をテーマに、力みを減らし、呼吸・声・動きのつながりを取り戻していきます。

いくつかのエクササイズを少人数で行いながら、観察する力だけでなく、実際にどう動いたら、自分の身体は、本来の使える感覚を取り戻していけるのか。

「ただがんばる」こと、「とにかく気合い」や「もっとテンションあげて」のような発言に違和感を覚えてきた方には納得していただけると思います。

 

呼吸と声の通りが変わる瞬間を体験する

余計な構えが減ると、自然と呼吸が深くなり、声が外へ、前へ届き始めます。
それは「頑張って出す声」ではなく、「通っていく声」。

演技も同じく、解像度が高まります。

いわば「騒音だらけの中で、音楽を聴く」ような身体でいる必要がないのです。

身体の使い方を「動きながら」変えられれば、動きにハーモニーや落ち着きが生まれ、また声の響き方、そしてセリフの説得力も変わります。
この変化を引き出すための、実践的なアプローチを、少人数で体験していただくセミプライベートの特別なレッスンです。

強く願うわけでもなく、ただ今までやったやってきて、うまくいかなかった方法を強調するのではなく、身体の仕組みの理解を整理して、自分で調節できるようになるよう目指します。

 

再現性のある表現を育てる身体づくり

舞台や映像の現場で求められるのは、感情や発声発音の一回性ではなく、再現性のある表現です。
そのためには、たんなる感覚任せではなく、身体の構造と意識のバランスを理解することが必要です。
呼吸や動きを整えられるようになると、緊張しやすい場面でも自分を支えられるようになります。
「整う」ではなく、「整えられるようになる」。
この違いが、プロフェッショナルとしての安定した表現を生み出します。

 

クラス詳細

● 日時:11/3(月祝)13:00-15:00
● 会場:都内スタジオ(詳細はお申し込み時にご案内)

対象:俳優・歌手・声優・ナレーター・ダンサーなど、表現を磨きたい方
形式:セミプライベートレッスン(少人数制)
年内に、自分の身体の“基礎”を見直したい方へ。
ご相談・お申し込みは【お問い合わせフォーム】または【メール返信】からお気軽にどうぞ。

 

こんな方におすすめです

・本番やオーディションで緊張して身体が固まる

・あがってしまい、思いっきりできないことがある

・練習しているのに、声がこもって響きが浅いと感じる、伸びない

・自分で思っていた以上に、セリフ相手にかかっていないらしい

・「もっと自然に」とか「動きを直して」と言われても方法がわからない

・これまで姿勢や動きについて指摘されたことがある

・きちんと呼吸と動きの関係を見直したい

・プロとして、もっと表現の再現性を高めたい

指導者プロフィール

講師:鍬田かおる
英国STAT認定アレクサンダー・テクニーク教師/演技コーチ
IDC認定インティマシー・ディレクター
20年以上にわたり、俳優・歌手・ダンサー・ナレーターなど、舞台と映像の現場で活躍する表現者を指導。ロンドンおよびニューヨークでの研修を経て、現在は日本でプロフェッショナル向けのトレーニングを展開中。詳細はプロフィールからご覧ください。

 

呼吸と声を“調節できる身体”へ

このクラスで学ぶのは、瞬間的な変化ではなく、自分で身体を調節できる力を育てるためのプロセスです。

治療やセラピーではありませんが、練習して、自分のものとして身に付ければ、繰り返すほどに、呼吸は深くなり、声が通り、動きが滑らかに変わっていきます。

そうなれば、あえてぎこちなくすること、意図的にリズムをズラしたり、あえて強い動きを企み合わせるような演出的な調節も容易です。


俳優や歌手にとっての本当の準備とは、身体の静けさと反応力を取り戻すこと。
この秋、あなたの表現を支える身体の土台を整えてみませんか。

 

こちらの記事も、参考になったとおっしゃる方が多いです

『動けない』『伝わらない』演技を、身体から変える方法 ─演技力を上げる前に、身体の止め方を見直すべき理由

● 演技・声・身体の“土台”を底上げするレッスンとは?

 

●この記事を書いた人:鍬田かおる 

演技コーチ/インティマシー・コーディネーター(ディレクター)

演技指導歴20年以上。留学中のイギリスにて、アレクサンダー・テクニーク指導者資格を正式に取得後、音楽家、ダンサー、声楽家、歌手、俳優らを中心に、20年以上の指導歴がある。映画、テレビ、舞台で活躍する実演家を中心に、感情と身体のつながりを軸としたレッスンと世界スタンダードの台本読解及び分析のクラスをはじめ、演技クラスや各種のプロトレーニング、個別レッスンを展開中。

養成所や研修所等での指導歴を経て、映画スクールやパフォーミングアーツの大学を始め、事務所等でも指導を進める傍ら、多様なミュージカル、オペラ、映像、舞台など幅広い現場で活躍する歌手や俳優のコーチを務める。

詳しいプロフィールは、HPのプロフィールページからご覧いただけますと光栄です。

 

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