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半分自伝ーシング・ストリート 未来へのうた

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お仕事柄「演技力があると思う俳優」は誰ですか?

とよく聞かれるのですが

このブログシリーズに何度も登場していて、昔の傑作から https://kaorukuwata.com/sophieschoice

前回も書いた鉄板のメリル・ストリープやhttps://kaorukuwata.com/madamflorence

いまさら挙げるまでもないダウントン・アビーのマギー・スミス(大昔は絶世の美女で音楽劇にも出てました)など

舞台に映画に、実は歌って踊っても得意で大活躍のNTライブでは「Follies」が記憶に新しいこちらも壮年のイメルダ・スタウントンなど女優たちが目立つのは欧米の特徴なのでしょうか

男性陣も、古くはローレンス・オリビエ先輩から、007シリーズのMことジュディー・デンチ先輩や歴代ボンドたち含め、

最近ではNTライブや数々のテレビシリーズでもおなじみのローリー・キニヤ(役を選ぶけど)や

日本でも放映されていたテレビシリーズ「華麗なるペテン師」はもちろん、

映画版シェイクスピアの「恋の骨折り損」でびっくりなアクロバットとダンスを披露していたエイドリアン・レスターなど

イギリスには各種(!)それぞれの世代に、異なったキャラクターを得意とする名優たち、歌も踊りもアクションも、得意なスキルや特殊技能が際立つそうそうたるメンバーがいるわけですが

今回は若者です

この主人公を演じるフェルディア君!

当時16歳!

クラシックの歌手が俳優に転身したよいパターンです

シング・ストリート 未来へのうた(字幕版)

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なんと!監督の半分自伝的な内容らしいですが

バンドのシーンがかわゆくも、青春らしい、ほほえましさ

アイルランドを私はよく知らないのですが、当時の経済状況や世相が反映されているようで

お兄さんの人生も気になります

日本語で演技力というと語弊がある感覚です

よく捉えているな、と。

観察力、人間洞察、こころの機微みたいなものでしょうか

バンドメンバー全員が個性的なのに、この設定にぴったりです

細やか、丁寧、多面的、感覚鋭く、傷つきやすく、でも陰気じゃない、そして人間好きな態度…

説明しない演技、わざとらしくない言葉、一人称、滲み出る自然な変化…

 

既に売れっ子の大御所感あるユアン・マグレガーやアンドリュー・ガーフィールド君もいいけど

こういう新人たちももっと活躍していくといいなと思います

みなさまの活躍情報、オンライン企画、配信のお知らせもお待ちしています!

もうすぐ12月ですが

みなさまも体調第一で、安全かつ平和にお過ごしくださいませ

私の方はこういうご時世ですので、年末に5−6名だけの小人数制で、完全事前予約制で、短時間のクラスを2種類だけ企画しようと思ってます

お楽しみに!

 

 

 

 

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