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劇の状況で役を「生きる」ための必須条件④共感

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タイトル通り、

本日は「フリ」をして、あるあるな状況や反射を説明するタイプの古い演技ではなくて💦

NG!

私の言うのは、映画でも舞台でも通用する、

実際に、俳優自身が自らの身体(声含む)、思考、感情も「まるごとつかって」、

劇で(脚本で)与えられた状況(設定、いつ、どこ、など)で、

役の人物の立場から、みて、きいて、感じて、考えて、決断して、行動する

という一連の、ホントの演技とそのための在り方、のこと。

これに必須なアップできるスキル、学べる必須条件についてです。

前回③「同調」についてはこちら https://kaorukuwata.com/conditionforlearningacting3

②の必須!一人称はこちら https://kaorukuwata.com/conditionforlearningacting2

そして最重要の前提がこちらの①https://kaorukuwata.com/conditionforlearningacting1

①~③が実生活でも小説や映画の世界でも理解できれば、しめたもの。

先へ進みましょう♪

さて、

「共感」て何よ?

前回「同調=同情」ではないことを、そしてその態度や立場は傷つかないという意味では安全だけれども、実際には①の時にお話した「やじうま」や「傍観者」の立場であるから、実際に「当事者」として行動してみせる俳優には使えないよ、というお話でした。

ということは、共感=同感(意見や価値観や基準が同じ)ではない、というのは、まずクリアですね💛

そして

共感するためには③で登場した「同調」のスキルをつかいます。これが日常の実際の生活と劇世界で生きるための違いです。

同調という「他人の靴を履いて」実際に歩き、見聞きすることによって、自分はどう感じ、なにをみききし、想像し、考えるか…

しかも東スポや女性自身!(笑)をせずに、

安全でなく、リスクの高い、当事者の立場から。

いかがでしょうか?

芸術の秋はこれ↑を前提としたクラスや鍛えるための★クラスを増やしていく予定です。初めての方もOK、2回目の方も飛躍できるプロに嬉しい時間をデザインします、ご期待ください。

本日のおススメお役立ちコーナーはこちらです。

シェイクスピア!

そうです、世界の巨匠を代表する劇作家。多くの映画やオペラにもなっていますね。

こちらは原著(英語)、お値段もお手頃でありがたい。Kindleもあって持ち運びに優しい♥

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こちらは河合祥一朗先生が翻訳してくださった日本語版。
シェイクスピア劇、特に後期のものを演じる、演出する方に欠かせない良書。
河合先生のつけてくださった脚注がこの原著に対するさまざまな方面からの批判や誤解にも回答しているので、とっても有り難い。このノートだけでも価値ある完成度。さすが学者です、先生!ありがとうございます!

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ズバリ!な演技のための戯曲読解クラスは「リア王」なので、さらに冴えておりますよ。あと2日でPart Iが修了ですが、リクエストが増えればPart IIへ続く予定です。ご期待ください💓

 

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