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なかなか上達しない真面目な方の盲点①

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ずばり!でお悩み解決 (笑)コーナーです🍛

予防注射と一緒。痛いのは一瞬。(いや、翌日もちょっと痛い💦)

しかし効果はしっかり、統計とるとちゃ~んと数か月効いている。(笑)

集団で接種しないと、酷いインフルが流行るから、みんなで予防しましょう(苦笑、フフフ)

さて、本日の盲点は①「バランスよくやりたい」

という、極めて真面目で真剣で、一般的には良いこととされている

「まっとうな態度・スタイル」。

でもこれ、ダメよ。

😲

そう、そうなの。

倫理的には素晴らしかったり、善意に満ちていたり…

しかーし、

そこに時間やエネルギーを使ってしまうと、特殊技能(音楽・ダンス・演劇など)に秀でた逸材にはなりづらいの。(不可能ではないでしょうが)

極端な例(でも実話💦)で説明しましょう。

昔、Kaoruはロンドン大学の舞台芸術学科生だった。

現代美術で世界的に有名なDH先輩やロックバンドBやデザイナーMQを輩出したという風土?もあり、リベラルで、教授たちも粒ぞろいのパンクな変人(?)が多く、美術だけでなく演劇や音楽でも突飛で尖がった(笑)個性豊かな作品をつくる学生が(教授も)どの学科も多かった。

そんな芋洗いのある日…

私と仲間たちは、期末のラシーヌの戯曲「アンドロマック」の公演発表ため、成績優秀なAの家で衣装を縫ったり、小道具を作ったりしていた。

なんだかんだ雑談が盛り上がりがちな学部生。

衣装を仕上げながら、Aが言った。

「ねえ、聞いた~?Cは今の家追い出されたんだって~」

😲え?!

「ああ、あれね~」

みんなが口々に嫌そうに、いかにも問題ありげに言う。

😨「なんだろう?」

当時(まだ)おとなしい留学生のフリをしていた私は黙って聞いていた(^^;)

優等生A「極端すぎるよね~」

J君「どういう育ちしてるんだろ、驚くよ~」

優等生A「ホントに。信じられない!私だって、そんな人とは一緒に住めないわ。」

おネエ系D君「まあ、面倒くさいのは分かるけどぉ~、ありないよね」

優しいS「あはは 笑、まあ、いい家が見つかるといいけど…大変ね…」

クラスでは(美人だが)自分勝手と評判の歌手志望のCが、仲間とシェアして住んでいた家を追い出されたらしい (-_-;)

みんな知っている話だった。当時キャンパスの隣にあった寮に入っていた私は通学時間が徒歩5分だったこともあり(寮でシェアしていた7名はみな別学部だった)そういう噂に疎かったのだ。(^^ゞ

珍しく「ツッコんでみよう」と思った(ゴシップかい?!おいおい)

若きKaoru「それどういうこと~?」

みんなはこぞって(笑)説明してくれた。

優等生A「Cったら、ぜんぜん家事しないんだって!自分が使ったお皿も洗わないのよ!信じられる?!」

若きKarou「….(う~ん、信じられるけど)…ああ、そう?」

優等生A「自分でつかったお皿もず~っと置きっぱなしなんだって、嫌でしょう?不潔よ。だいたい大家さんに怒られるよ、ずっと放ってなんておけない。 」

若きKaoru「…(よかった、寮にそういうヒトいなくて)…ははは💦 大変そうだねぇ」

J君「ついに怒ったフラットメイトがCに自分の食器洗わないなら、食器使うなってCに言ったんだよ」

優等生A「そしたら、Cがなんて言ったと思う??」

若きKaoru「さあ?何か面白いこと?」(って天然ボケ?!)

おネエ系D君「そしたらCは『じゃ、私お皿使わないから』って」!!!

お、おう。😲

それは、それは….

大胆な美人やね⚡

優等生A「で、本当に使わなかったんだって。それで、使わないなんて出来ないでしょと詰め寄ったら…」

優等生A「Cは『私、時間もったないから、紙皿とプラフォーク&ナイフで足りるから』って」

大爆笑する仲間たち。

う~む

🐼

….確かに、極論。アンチ・エコだし。

でも….

う~ん。。。

分かるのよね~ 笑 💦

その極論に至った考え方。。

Cのライフスタイル👧

大学はうまくやりつつ、大好きな音楽活動をしたい(最優先)

=歌のレッスン・ライブ活動・勉強・ネットワークづくりが一番大切

→食事や家事は最低限でヨシ→食器を洗う時間があったら練習したい(またはライブやレッスンに行きたい)→家事をしてもお金はもらえないがバイトやライブはお金(レッスン代など含め)がもらえる=優先

いまの自分に生活にお皿は大事じゃない(という極論)=紙皿&プラで捨てればヨシ

→私は私の道をいく!

=今、一番大事なことに最大に時間をかける!

となった(-_-;)💦

のかなぁ。。と。

好き嫌いはさておき、

一理ある。

家事しても歌は上手くならないし(不潔は行き過ぎですが)

大学生が借りている家を快適にしたところで、キャリアには役に立たず

食器のことでフラットメイトと揉めている時間があったら

もっと役立つ練習やパフォーマンスの研究や営業をしたい訳で

大学生だからと「正しい学生像」「理想の同級生像」をしていても、業界人の目には留まらず(不衛生はダメだけど)

おそらく

私は歌手✨=一番大切なのは「歌う」時間と「歌のために」役立つ時間

となったのだろう。

笑い話にするのは簡単です。

そして「それくらい生活ちゃんとできないと仕事できないよ」

ときれいごと言うのも簡単。

(たしかに、不潔で病気になるようじゃ困りますし、荒れ果てた生活で忘れ物ばかりしたり周囲に迷惑ばかりかけている様子が作品に反映されるようでは残念ですが…)

でもね、Cの理屈、一理あるんですよ。

真面目に家を整理整頓していても芝居は上手くならない。例え家族の喜ぶ手料理が家族にウケても練習の代わりにはならないです。

近所の人(しいては親も)に気に入られることばかり優先していたら練習時間も減る。(協力が必要でしょうからわざわざ嫌われる必要はありませんが)

特殊技能(歌・楽器・ダンス・演技など)は練習時間の確保がまず最優先ですから。

=(倫理的に)平均的にそこそこ良い子、親にとっていろんな意味で「都合の良い」子、集団にとって「扱いやすい」子が能力を育てやすいわけでも、条件が恵まれているわけでも、特殊技能の上達がうまい訳ではないのです。

何を、どんな風にして、

いつ、どこで、どのように、

何にどれくらいの時間をかけるか

正念場。

運命の分かれ道。

精神論ではなく、数字にして書いてみるとよろしいかと思います。

ちなみに、学校の「お勉強」が出来るに越したことはないですが、それも特殊技能の修得の「助け」にはなりますが、「代わり」にはなりません。(仕事も同じね。)例えば語学が出来なさすぎるとダンスでも留学することが出来ません。しかし、語学ができても、肝心のダンスが規定レベル以下ではその語学も活かせない。

🐈🐈🐈

もうすぐ年末が近づいてきます。

この機会に、具体的に「取捨選択」してみてはいかがでしょうか。

 

 

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