習慣的な反射パターンから『自己』洞察へーアレクサンダー・テクニークの実際

マジメに書きすぎるとご忠告をもらいがちなKaoruです

いや、だって…笑 せっかくクラスへ行ったり、練習したり、リハーサル重ねたりするからには、より良いものを公演へ、現場へ活かしたい!

と思うのですが…..💦

さて、本日はなぜか世界中で誤解が多い(教えている人でも勘違いのままの方がまぎれがち)

アレクサンダー・テクニークの実際をひも解いてみましょう~

アレクサンダー・テクニークの創始者、F.M.アレクサンダーは独りリサイタルをひらく(そこそこは成功しつつある)熱心な俳優でした(ヴァイオリンも弾けて乗馬も出来て優秀でした)

ですので当然、自分の演技がうまくいくため、より深まり、より思い通りになるために…

つまりは俳優として「よりよい結果(よい演技)を出す」ために、どうしたらいいのかを日々追求しておりました

当時のオーストラリア演劇は「朗誦・朗詠」がいまだ多い『語り』の文化です

したがって、とにもかくにも(当時の照明や舞台装置を考えてね)

「語って聴かせる」、「しゃべって伝える」

スタイルの演技が主流です。
(イギリスのシェイクスピア時代からの名残りをイメージしてOK)

それ故、

当然、「しゃべっている時間」がと~っても長くなります

独りリサイタルなら、なおさらです。

だから、相当の技術がない人以外は、身体(声含む)が使えなければ、練習はおろか、長い時間しゃべることが苦痛(&ヘタ)ですので、活躍していく過程で、相当人数が淘汰されていきます。(これ、現代も同じ)

残念なことに、アレクサンダーも例外なく、

・喉を傷めずに「発声・発音」を長時間する、
・動き(ジェスチャーなど)を邪魔せずに、長時間「しゃべる」、
・↑の2つを不特定多数の他人に通じるように、行う、

という技術が必須の時代です☆

したがって、

ただ姿勢(見た目)がいいだけではダメ✖

・ただ健康・美容に役立ってもダメ✖

・演じる=形(型)を維持すること、決まったパターンを追うことはできない✖

です。

ということは、特定の姿勢・体勢で

例: 頭の位置を覚えたり、首の角度を感覚的に覚えようとがんばったり、背中を真っすぐにしよう!(オソロシイ⚡)は

有効ではない、ってことです

何年もの研究を経てアレクサンダーが注目したのは、

「自分の習慣になっている反射(反応といってもヨシ)の(役に立たない)パターン」

エクササイズを発明した訳でも、良い姿勢の型を確立した訳でもありません!

養成所でのグループでの指導含め、今まで1000人以上教えてきましたが、これが、何十回話しても(苦笑)あまり理解されないんだな~💦

分かった💡そっかあ❤

と合意しても…..翌週にはなぜだか「姿勢」、「位置」、「型」の話に置き換わっている。。

おそろしき哉、思いこみ。。

そう、ついつい(?)慣れている考え方に、長い時間親しんできた概念に近づけてしまうんですよね~

もう、ここから学び!デス 👊

🐈🐈🐈🐈🐈

俳優として「よりよい結果(よい演技)を出す」ために、どうしたらいいのか

しかし、

ただ姿勢(見た目)がいいだけでは足りず、演じる=形(型)を維持すること、決まったパターンを追うことはできない

という条件付き。

(健康や美容は最終的にオマケとしてついてくるかもしれないけれど目的ではない)

その上、

①不特定多数の他人に通じるように、②動き(ジェスチャーなど)を邪魔せず、③喉を傷めずに長時間「しゃべり」ながら、④緊張する状況(本番・公演)を繰り返す

という4条件あり!😲

したがって、

「自己洞察」

つまり、

・自分はどうやってるのか~?

・しゃべっているとき、何やってるのか~?

・動いているとき、やってる「つもり」なんだけど、実際どうなってるのか~?

をチェック!

に始まり、

結果、

条件反射を保留する→反応を選べることに気づく→反応を選ぶ(よくみて、きいて、感じて、考えて、目的にあったものをつかう)→全体のつかい方を変えるための指示を変える→「選んだ」行動(調節してある)を実行する→習慣的な反射を保留する→

の繰り返しになります(現実的には重なりつつですが)

「よりよい結果(よい演技)を出す」ために、どうしたらいいのかにまるごと取り組む『ライフスタイル』と呼んでもよいでしょう

(過程さえ大事にすれば「結果を出さなくても良い」とはアレクサンダーも言ってません)

俳優が他者を演じるとき(歌手やダンサーも)とにかく出発点は日ごろの

「自己洞察」!

・自分はどうやってるのか~?どんな感覚・感情なの~?

・しゃべっているとき、身体全体は何やってるのか~?何を考えてるか~?

・動いているとき、やってる「つもり」なんだけど、実際どうなってるのか~?

への(そこそこレベルの💦)理解があるので、

それを他人システムでやれば良い=演技の仕組み

です。

そう、『俳優』が何年も何年も繰り返しこだわって(しつこく)研究して確立したんだから(笑)

演技の土台になるような、他人を演じるのに役立つまるごとのものに違いない!

と思って間違いないです。👱

🐕🐕🐕

本日のお勧めはアレクサンダー自身に直接習った第一世代の先生で医学博士でもあったウィルフレッド・バーロウ氏の著書

日本で最初に翻訳出版された本の1つでもあります(ありがたかったよぉ!)

ちなみにバーロウ博士の嫁はアレクサンダーの姪であり当然指導者でもあったマージョリー・バーロウです。私もトレーニング中、何回か習ったことあるパワフルウーマン👩です

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ちなみに、トレーニング中のある日、仰向けで横になっているとき、両手✋をなんとなくお腹あたりに置いておいたのですが、マージョリーに「アレクサンダーはそんなことしていなかった!」と叱られました。笑

そうね、そこに置いて得るものは特にないわね。。はい、師匠!

現在、アレクサンダー・テクニークの個人レッスンは紹介制です。ご紹介がない方はまずは数か月に1回開催しているグループでの入門クラス(または応用クラス)をお試しください。グループクラスからプライベートへ進むことは可能です。年内は10月か11月に開催するかもしれません。ご希望のある方はご相談ください。

投稿者:

Kaoru Kuwata

演技コーチ/STAT会員アレクサンダー・テクニーク指導者/ムーヴメン指導・演出
STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT
Movement Teaching/Acting Coach/Movement Direction/Personal Coaching

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