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書類が通らないとき!

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新年早々、重たいながらも、緊急のテーマです。

私は最近、入試のようなものやオーディションや審査員をすることはないのですが、

それでも自分が入試やオーディションを受ける側だったときと選ぶ側にまわっての経験と周囲のさまざまな方々からの知識と体験談はちょいちょい溜まってきたと思います。

今日はワンポイント・アドバイス★

すべてのジャンル、異なるケースに対応しきれるとは思いませんが、根本的な基準の参考にしてください。

本日は、

「書類が通らない」というお話。

とってもよくあります。

とにかくよくあるのので、才能の二極論に飛びついたり、安易に絶望したり、レッスンやクラス、事務所や学校をやめたり、お百度参りしたり(!)しないでください。

なぜなら問題解決にならないからです。

🐕🐕🐕

「書類が通らない」ことが確率的には多いので、とにかくすごく当たり前です。

なぜなら、

①募集人数に対して応募が爆発的に多い場合(2000人受けて1名合格など)

②募集側が「書類を何のために集めたか(目的・判断基準)があいまいな場合

③特殊な条件(ほぼ夢?!)の特定の人物像のみを期待して募集している場合(いないかもしれない、となると削除法で審査?)

④(実はもう)出来レース💦😿

なども紛れているからです、残念ですが。

もちろん、戦略的で、真摯で誠実な募集もありますので、諦めないでやりましょう。

実際、書類をどこまでみてもらったか、ちゃんと手元に届いたかも確かめようがないこともありますよね、悲しいですが…。

しかし、出さなければ受かりません。

行かなければ、みてもらえないです。

「行動」の工夫のために今日はフォーカスしてください。

前提にもなる(当たり前といえばそれまでですが)以下の基礎的な判断基準をまずチェックしてください。

・仕事をしていて、〆切がある、結果を出さなければならない、限られた予算や環境の人間が「限られた時間内であるにも関わらず、ちゃんと目を通したい」と(不特定多数が)感じるであろう書類になっているか?

例①:見づらいフォント、老眼につらい(!)細かい印字、汚いレイアウトは論外です。

ラブレターだと思ってください。(笑) もらいたくないよね、おどろおどろしいデザインや不潔っぽい写真….😿

その昔、私のセントラル演劇学校修士課程で、ルコック学校卒のA師匠に履歴書を受け取ってもらえなかったことがあります。😢私の履歴書を一瞥し、一言。

A師匠「そんなの….みられないわ」

😨

そうです、見た目が悪すぎたのです。(苦笑)

生理的にダメなみため、、アウトです。

さて、気を取り直して…….

例②:最善を尽くしたとは呼び難い写真は捨てましょう!

一般的で平均的な基準でとりあえずは構いませんが、自分がもらってうれしくない手紙、写真は嫌とひとまず思ってください。古すぎるものも努力がうかがえないですね。今の時代に10年前、20年前の写真は、ほんとうに誠意がないです。

クラスの先生、周囲の先輩、事務所のマネージャー、デキる後輩、別の業界だがキャリアのある方、別のコミュニティーの切磋琢磨する仲間など、赤の他人にたくさんみせて、多数のフィードバックをもらいましょう。

*親や友人は特に(!)頼りになりません。

なぜなら、すでに彼らはあなたの味方=ひいき目でしかみられないからです。

例③:付け焼き刃的な冴えない文章

毎日毎週、または現場で半日、場合によっては3か月、状況によっては半年や1年、協力していきたいと感じられる誠意ある、真剣な(かつ適切な距離感)の文章や言葉になっているでしょうか。

「就職」と思って考えましょう。

もしアピールや設問があるなら、その内容に応えていない自分勝手な文章や、自分と周辺の方々でしか通じない内輪受け的な言い回しになっていないかも念のためチェックしましょう。

嬉しも楽しくもない時間でしょうが、身を助けます。

例えば、本来は『現場で結果』を出して報酬をもらいたいのに「プロセスに興味がある」とか「自分の勉強のため」のような(どこか学生のような)綺麗事を良かれと思って書いてはないでしょうか?

こういうの…

マジメが故に、謙虚が故に、うっかりやってしまう方がいます。(面接でも💦)

実際、不遜です。場合によっては、かなり慇懃無礼です。

やめましょう。

代わりに「目的」にフォーカスしてください。

オーディションの目的、募集の目的、公演(作品)の目的、自分の目的、相手(審査する側)の目的、その劇場(やギャラリーや映画館)に来るお客さんの目的…….。

もう、それ自体が相手を理解しようと努めている姿勢です。

もう、それ自体が演技力であり、コミュニケーションであり、想像力の発揮です。

よく、安易に(悪意はないのでしょうが)「表現力」「「表現したい」「自分の表現」「自己表現」のような言い回しを多用しがちな方がいますが、

私は役に立たないし、具体的な実際の行動に変化を起こすための準備にはつながらないと思ってます。

やること、なすこと、みえて、きこえるものが、

もうすでに

「表現」しちゃってます、漏れ出てます。

好むと好まざるとに関わらず

「表出」しているのです、狙わなくても💦反映されています。

恐ろしいですが、隠せないので

(隠していても隠していること自体がみえたりきこえたりしますので)

現実に変化を起こしましょう。

みなさんの健闘を楽しみにしています👊

本日のおすすめコーナーは私の大好きな清水邦夫先生の名作集

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