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役の人物(キャラクター)を考える①…と「その前に!」

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台風の猛威の予感…夏期クラス後半に備えて時間がいくらあっても足りないKaoruです💦

さてこんな時、なんでも自然災害のせいにしたくなるものですが…どうだろうか?

確かに雲の動きは代えられないので、交通機関がダウンしたり、さまざまな予定の変更をしたり、なかなか思い通りにはいかないでしょう、そして、自然災害は誰のせいでもないでしょう…

こういった「フツ―の事実」から、演じるときの、キャラクターについて、考えてみましょう!

台風、交通機関のダウン、それによる予定変更の数々や調整…

ねえねえ、お人柄、でませんか?

🐼

そう、その昔、うちのオカンの女友達が婚約者と一緒に箱根旅行に行っていて💦

不運なことに、やはり台風の進路が変わってばっちり当たってしまい、東京へ戻る足が危うくなったとさ。

うちのオカンが聞いた話によると(笑)、

帰京するために乗りたかった電車が数時間の遅延の上、やっと出る!となった夜半、その婚約者くんは混み合ったプラットホームで「え~、座れないからやだ~ 電車が混んでいるから嫌だ~ 立って乗るのやめようよ~ う 次のにしよう~ 」と、混み合う電車に乗り込むのを拒否し、「乗らなくていいよ~、次のにしようよ~と」ウジウジのたもうたそうな。

それを聞いた彼女(オカンの友達)は

「ああ、この人と結婚するのやめよう!」

と決断したんだそうです 😲(そして数週間後、本当にそうした=婚約破棄)

驚いたうちのオカンが「どうして?!仲良かったのに?!そんなことで?!」😲

と最初は反射的に聞いたんだそうです

すると彼女は、

「この人は災害時にベストを尽くそうとしない=一緒にいたら電車だけじゃなくて、いろんなチャンス逃す=万が一何かあったときに二人で乗り越えて行けなさそう=新生活、一緒には無理=….」

など、いろいろな想いが頭を駆け巡ったとのことでした。

ほう。

そんな恐ろしい話を聞いた当時のワタシは

「災害に強い人」ダイジ!(笑)

…と思ったかどうかはさておき👨

なるほど~と腑に落ちたのです。

つまり、

その人がその人のルーティーンを守って、そこそこいろんな意味で余裕があって「マイペース」していられる間は、

「その人の本性」=奥底に隠していた(普段つかっていない)部分は出ない、ということ。

え、意外?!😲

つまり、その人物(キャラクター)がそのひとのルーティーンを守っていて、

いつも通り過ごせている限り

「劇(変化)」

にならないよ。

「劇!(イベント)」

起きない。

ということ。

OK?

役の人物(自分がキャスティングされたキャラクター)の生活の様子や「いつもの」ルーティーンを知ること、即興やエクササイズで生活様式や特徴をつかむことはもちろん必要ですが、

「その部分を、ただホームビデオのように、やらない」

ってこと。

その人が、「普段の」(当たり前の本人がコントロールが簡単にできる範囲の状況)行動ではない「行動」をとらざるをおえなくなる状況で

「何をするか」

ここが本性、その人の正体が露わになるところではないですか?

人間のさまざまの原点:本日のお勧めは大興奮のギリシャ劇

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私の超!💛お気に入りは

・アンティゴネ 呉茂一訳
・エレクトラ 松平千秋訳
・オイディプス王 高津春繁訳

の3つですが、他の名作たちも面白いですよ~

いつの時代も人間たち

どこの世界でも人間たち

「劇の原型」を楽しむ夏にしてみていかがでしょう?

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