小手先はバレてます

一生懸命なはずで、基礎学力や感性、想像力や運動に問題があるわけではないのに…

なんだかウソっぽい芝居、どうも白々しい演技、なんとなく安っぽくて凡庸なパフォーマンスには、どうも残念な傾向があるようです。

〆切が近いとか(初日が近い)、もう今日は時間がないとか、

はたまた、これ以上はやりたくない(深めたくない、休みたい)、

もしかすると「よかれと思って」の苦肉の策、かもしれませんが….

意図してなくても、みえて、きこえちゃうのが困りもの….

「小手先」ってダサくて、みていて気恥ずかしいですよね~💦

観客席でも、つい膝をみてしまふ。

シーンの状況には合っているように数分は思えても、「その場しのぎ」で直接的な(劇に描かれている事実に整合性がない、矛盾が多すぎる)選択肢は、相手や周囲の人間だけでなく、お客さんにも混乱と不信感を抱かせます。

そこで発表!

うっかりやってない?ちゃっかり使ってない?

私が見つけた(あまりにもよくある)小手先ファミリー★

😞

まず男女ともに多いのが、

・ため息(俳優自身が諦めてるの?!)

です。

人前での緊張による興奮を抑えるためなのか、日ごろからため息癖のある方が多いのか…..

まともな戯曲で観客にみえたりきこえるほどの「ため息」」が、シーン毎に何人もが繰り返しある….って、よっぽど演出的な効果がなければ成立しないよね💦

俳優自身が(人前での仕事中にあえて)「ため息」つきたくなっているらしい、というのも気になります。

そりゃあ、身体を硬直させたり、窮屈につかっていて(=ヘタ)、苦しくなったら我慢しづらいから、「ため息」をつきたくなるのでしょうが…

それって………シーン(劇)の内容に関係あるの?

世の劇作家/脚本家はそんなに「ため息」をつく人物を登場させ、わざわざシーンに切り取っているんでしょうか?

🐈🐈🐈

はい、次にバレてないようで激しくバレているのが………..

📯

・びっくり(が故に固まって止まる)

です。

爆笑

そうね、劇だから。そりゃ「驚く」ような状況が多いでしょう、確かに。

劇!だ~か~ら~

😲

しかし、私たちは日常生活でも「びっくり」した後に何か思うし、何か感じていたからこそ「びっくり」するのです。

「びっくり」がただ独立して存在してない。

「びっくり」したまま、ただ固まったままいない、私たちはそういう「虫」じゃないから。

びっくりした体ができたからって、それは反射しただけ、なにかしたいとか、何かを欲しいとか、何かがイヤだとかに関する「行動」はまだしてない。

動機や意図を伴った「行動」を選択して実行するのが演技。

びっくりして時間を埋めた気になっているうちは、仕事はまだ半分しかやってない。

演出家・劇作家のみなさん、違いますか?

🐕🐕🐕

こころして、先を読みましょう。(笑)

その他、多いのが、

・思わせぶり(感じてないのに感じたフリ、感じた以上の大きさに誇張する、説明過剰)
・ゲロゲロ声(または息まぜ、ため息の亜種です)
・ハンディキャップの追加(理由のないわざとらしい歩きの困難さ、眼が見えないフリ、ウソの咳、意図した吃音など、作品の中で必然性はないのに今の時代にともすると差別問題になる障害がある「フリ」の追加)
・声色づくり(自分の声を探求し知ってつかえるようにしていないから、表面的になる)

そして亜種ですが…

・大変そうに(そりゃ劇なんだから何か大変でしょ)『ハアハアあえぐ』女(誰のリクエスト?)

・理由もないのにニコニコ笑顔をする女、またはずっと困っている眉毛して被害者のままの女

・(思索にふけっているかのように?)鼻に息を当てて苦笑しながら話している様子を演出する男、その延長にある嘆いているだけの男

・鼻で笑いながら(理由はない)ニヒル気取りなのかナルシストなのか謎の男

🐼🐼🐼

爆笑!

男女は傾向ですから、女性でも鼻で笑うをまぜたがるヒトはいますし、男性でも無害風なニコニコで時間を埋めているヒトは残念ながらいます。

注意:上の内容が絶対ダメと言うわけではなく、やる必要も根拠もなくて、作品中の事実と整合性がないのに(=無条件に)繰り返しているのが、「ウソだよね?」と言いたい。

演出的な狙いも、上演の際のテーマにも関わりがない(または矛盾している)のに、何分もあちこちでやることが安いし、違和感があるよ?と言いたい。

観劇していて、またコンサートや映画でも、どうでしょうか、みなさん?

🐦🐦🐦

じゃ、次!せっかくなのでポジティブに、建設的に考えてみましょう。

「ため息」を混ぜて時間を埋めないで、「目的」を考えて、役の人物に共感的な立場から、一人称へ進んではどうですか?

「びっくり」を繰り返している時間があるなら、びっくりの前後を「当事者の立場」から感覚的に想像してみてはどうでしょう?

「~と鼻で笑った」とト書きで書いてあったなら、「なぜ・何が原因で・どう」鼻で笑いたくなるのか、理由や動機を自分のことのように考えてみませんか?

あら、今まで以上に、リハーサルが有意義に、時間が有効に、自分でもいろんな方法が試せるのが感じられると思います。

身体は一つしかないからね。

あ~、よかった、よかった✨

🌰🌰🌰

秋の夜長は読書、そして冬(!)に最適なのは大作の鑑賞。

冬といえば?で今日はこちらをおススメ…

私が観た、俳優がパワフルなバージョンはこちら
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こちらにもありました。
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12月は半年ぶりにラバンの入門クラスを開催します。久しぶりに天井高のレインボーで出来るので私も嬉しいです。駅近なのもありがたい限り….。

嬉しいお申込みまってます!

 

投稿者:

Kaoru Kuwata

演技コーチ/STAT会員アレクサンダー・テクニーク指導者/ムーヴメン指導・演出
STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT
Movement Teaching/Acting Coach/Movement Direction/Personal Coaching

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