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マイク・リー監督 巨匠の目ー映画「家族の庭」

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驚愕の辛辣さ、現代社会の矛盾と綺麗事では済まされない人間の難しさ

悪意のあるなしではなく

現実を一人だけの力では変えられない

人間のさまざまな状況での様子を極める巨匠マイク・リー監督

実は日本語の宣伝タイトルや広告にあるヒューマンドラマ風な解説とは違います

派手なアクションや殺人、びっくりするような展開はないと思われる方もいるかもしれませんが

舞台でも大活躍が続く名優レスリー・マンヴィル!がアル中気味のわけあり女性に

「家族の庭」

はこのロックダウンや自粛、ステイ・ホームを省みて、それぞれの事情で感じるものがあるかもしれません

レスリー・マンヴィルは数年前、ロンドンでイプセンの「幽霊」でちょうど拝見したこともあり

最近も秀作で活躍しつづける実力派

 

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名優のなせる技!

のご夫婦役も、複雑なこころの機微を一般化せず、それぞれの立場を断罪せず、坦々粛々とリアルに演じます

「現実よりも、より現実感がある」というのは不思議ですが、映画や小説、舞台ならではの感覚かもしれません

こういうアンサンブルの仕事も素晴らしいです

演技力はきめ細やか、みな観察眼にすぐれている

演技力アップのためには、まずよいものにたくさん触れたいですね

こういった作品は、安易なお説教より、一人一人がそれぞれにお立場や事情を抱えつつ(消せないので)

現実的に考え、共感的に想像する力が私は必要かつ大切だと思っています

実際に、さまざまなお立場で、(仮)ではあるけれど、ドラマの状況で行動してみることから

この作品のような繊細で揺れ動く内面が全員出せるのはすごいと思います

 

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