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より人間らしく「演じる」ための感情は…①状況から来ない。

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日本の俳優のみなさん(と俳優を目指すみなさま)、どうか間違えないで!💦

帰国してアレクサンダーテクニークの演技指導、ムーヴメントのクラスを始めてはや10年以上が経過しておりますが…

なんか…

ちょっと変!

なんですよね~💦

そして、最近、確信をもって(笑)つきとめました。

原因を!!!そして「解決法も」♪

・なぜ、せっかく上手くいってそうなのに、「ちょっとモヤっとしている」のか。

・魅力的な俳優が真面目に稽古したはずなのに、「なんだか人物(キャラクター)がよく分からない」のか。

・なぜ、演出家も熱心に、いろいろ調べものまでして、真剣に時間をかけて稽古したのに「どうにも共感」しづらく「テーマもぼんやり」してしまうのか?

それは。。。。

おそらく….

「状況(あらすじ含め)」が登場人物たちの感情(情動)や気持ちや状態を決めていると思いこんでいるからです!

違いますか….ね…..?

ちょいと胸に手をあてて振り返ってみてくださ~い

例えば、

「ああ、ずっと(年単位)自分がお世話(介護含め)していた偉大なお父さんがなくなって、ずっと(10年以上)離れて暮らしていた姉が訪ねてくる….という状況だから、父の死=きっと😢かなしくて、つらいんだろうな~」

うん。確かに、そうでしょうよ。そこは大丈夫。

でも、「感情」は「かなしい」だけ????

それだけなの~?!😲

他にはないかな??? 「怒り、恐怖、嫉妬、不安….」感情も状態も態度も、それぞれの事情を鑑みつつ、たくさん浮かぶと思います。

さて、じゃあ、次!

今、「一番(スケールの)大きくて強い、一番長い時間、流れている感情は何だろう?何である可能性が高い?

状況が感情を決めると思いこんでいると

「え、お父さんの死なんだから、やはり悲しみだよ!」としか言えないと思います。

このシリーズ、また解説していきます。

名作映画や戯曲を楽しみつつ、ちょいと考えてみてくださいね。

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