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「本当の自分」が分からなくなったら…

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いつの頃からでしょうか?

「自分の中では○○なんですが」、

「本当の自分は▽▽って思ってるんですが」とか

「本当の自分じゃない気がするんです」などという不可思議なフレーズが、

健康とみられるふつーの人々から頻出するようになったのは。

一体、何のこと?!

うるさいねん!

「自分、自分、自分」て!

 苦笑

10年ほど前に日本に帰ってきて働き始めてからすぐに気が付いたことです。

そして、

その時の第一印象「?何のこと?」は未だに変わらない。

だって、自分、いるじゃん。(笑)  いま、ここに。

今、ここで、(ケガ病気はさておき)とりあえず、みえて、聞こえて、触れるよ?

じゃ、自分の「中」だの「外」だの言うな~!(笑)

意味は一応分かるが、まどろっこしいっ!怒😠

なぜ、複雑にしたがる?

なぜフツーに「私は○○と思います」、「▽▽と感じました」と言わないのか?!

私にはさっぱり分かりません、中だの外だの分ける目的が。

そして「自分の中では」とわざわざ前置きして、どんな良いことがあるのか?

…ないね。

キッパリ!☆ いいことありません!

特に演劇は、そして音楽やダンスも「今、ここ」を扱う芸術なのさ!

それなのにまるで自分が、自分の考えるちからや動く能力や想像する力を発揮しないでいるみたいに言う。

なぜ?被害にあっているのか?ただ傍観しているのか?これまでの癖や習慣を繰り返すだけで、無力なのかい?

ホントに~?(‘_’)

そんなはずはありません。意思決定の能力、あるでしょう?

ちなみに、「他者」が不在ですと、自分も「いなくなったように感じる」のは常です。

…なので、ニートではないのに、フリをするのはやめよう。

自分を確固と持ちたいとか、己というものの実感を持ちたいのでしたら、他者に興味をもって他者と交わりましょう。

「私とは誰かを決定するのは、私ではなく、他者である」とおっしゃった医学博士でもあった評論家の故・加藤周一氏。お見事!

そう、自我の確立には他者が必要なのです。

そして演じること、音楽やダンスや演劇に憧れるのは他者への尊敬の念でもあることをお忘れなく。

Kaoruのハロウィンは、アメリカ出身で今はドイツでホルン奏者として、そしてアレクサンダーテクニーク教師としても活躍する友人ケリンのお祖母ちゃんのレシピで、「パンプキンタルト」を作りました💙あ~、美味しいっ♪

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みなさんも素敵な週末を~(^^)/

 

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