お盆休みですね、昨日もクラスにいそしんだ演技コーチの鍬田かおるです
職業柄か、よくお勧めの映画や、いいと思う俳優の方を聞かれます
私は昔からいろいろな映画や舞台の俳優さんでいいなと思う人がたくさんいて、
特に近年はインターネットのおかげで、映画などはほぼ毎週見られるので、なかなかいつも1人や2人に絞れなく、答えに困っています
素敵だなと思うシーンや、素晴らしい演技力の俳優さんや、参考になるようなドラマがみられ、何らかの事情で映画館や劇場に行けない方でも、
以前より格段にアクセスしやすくなりましたから、アウトプットが追いついていないのが実情です
今日は、前から気になっていたカルト的な作品です
もちろん主人公のホアキン・フェニックスは素晴らしいのですが、私が今の仕事の演技コーチを始める前から注目していたのが、今は亡き、フィリップ・シーモア・ホフマンです
予告編はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=ZOhSgbyZzhQ
他にも、実は若い頃から、例えば「男が女を愛する時」で、メグ・ライアン扮するの主人公がアルコール依存克服プログラムで出会うクラスメイト?のような役割で出演していたり、実在の人物、例えばカポーティを演じていたり、映画では特異な存在感を見せていましたよね
と、話がそれましたが、
この「ザ、マスター」には二重三重の意味があるなぁと思って、ついつい分析してしまいました
昨今、力関係について意識せざるを得ない場面が多々あるのですが、使え、仕えられる関係、どちらが支持しその指示に従うのか
実際に力を持っているのはどちらなのか、そして、それがどういった頻度でスイッチするのか…
日常生活でももちろん観察は可能です
この力関係、これがいろいろな関係性をより動的なものにし、様々な事情を肉付けします
演じる上では、この力関係がありとあらゆる人間関係、強いの中での状況、個人的な解釈、感情の動きに根本的な影響を与えています
と言う事は、この力関係に敏感になれば、それが読めるようになればなるほど、役の人物をより人間らしく、フィクションとは思えないほどの説得力や実感を伴って演じることができるのです
この面白い映画、「ザマスター」
まだごらんでない方はぜひアマゾンからでもお試しください
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突拍子もない展開の場面もありますが、それぞれの人間が様々な思惑で動いていて、それが思いがけない方向に行ってしまったり、それでもなかなか憎めない人間関係が浮き彫りになっていたり…
非常に見ごたえがあります
特に若手の方で、演技を「強く願っていれば、強く思い描いていれば何とかなるもの」のようにイメージしちゃっている方は……
行き詰まる前に!
すばらしい俳優たちがどういった「アクション(実際の行動)」を、いつ、どこで、何のためにやってるかに注目してみてください
季節柄、オーディションも増えてきたので、皆さんからの予定をお知らせもお待ちしています
まだまだ暑さが続くので、家から出ずに受講できる毎週土曜日オンラインの身体の使い方と運動のクラスにもぜひお越し下さい
クラスのテーマや内容のご希望は随時受付中です
また地方の方で、事務所や劇団の仲間とでワークショップの開催等を個別にオーダーしたい方も、カリキュラム相談に乗っていますので、お知らせ下さい
オンラインでのヒアリングも継続中です
皆様の活躍を楽しみにしています!
演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching
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