こんにちは
演劇歴長すぎ!とウワサされがちな、演技コーチのくわたかおるです
歌手の方でも俳優の方でも、ちらほらと実際の演技を始めると聞かれるようになるのがこの、「サブテキスト」と言う言葉です
仕事のジャンルやスタイルにかかわらず、演じることの書籍等でもおそらく、「サブテキストを用意せねばならない」、「サブテキストが不十分である」、「サブテキストの練習をしましょう」と記されているのを見た方も多いのではないでしょうか
そして映画やテレビ等の仕事の現場や舞台公演の稽古などでも、演出家や監督、先輩方もこの「サブテキスト」についていろいろな言い方をしている場面に遭遇された方も多いと思います
そもそも、「サブテキスト」とは何を指しているのでしょうか?
何のために「サブテキスト」は役立つのでしょうか?
そしてどうしたら「サブテキスト」を生かしたパフォーマンスができるのでしょうか?
また「サブテキスト」は何か特別なことをしなければならないものなのでしょうか?
サブテキストとは何かー
①「感じて、動いて、しゃべるために」=サブテキスト自体の目的
② 台本に書かれている事実から推測できる、事実から派生して想像しうる、自分が演じる人物(役)の感情世界の」=(事実無根の)妄想や演じ手都合の倫理や作品の文芸批判ではない
③ 感情の(心理と思ってOIK)世界の事象やイメージを名付けるならば、と想定したもので
④ 思考の検閲を受けない、率直で、腹の底からの(!)感情・気持ち・願望・欲求
です
ダイジョブかな、みなさん?
ただ…..
日常生活でも、実は無意識ながら流れているはずなのがサブテキストなので、
もちろん、それは必ずしも、いつも言葉になっているわけでは無いのですが、
・本人が自覚できてて言いたいこと
・言葉や文章にして表に上がってくる部分と
・その状況で、最終的に出てくる言葉なり文章なりのいわゆるセリフの部分
この3つは少しずつ違う場面の方が多いのではないでしょうか?
嘘をついているとか、思っていることをそのまま言っていないと言うだけではなくて、劇として取り上げられる部分、作品の中でわざわざ描かれる部分にそういった、感じてることと考えていることと実際に言ったりやったりすることの間に際があるものが多いと言う話です
実際にその状況で感じていても、状況次第で、また相手によってなど、出していい言葉や文章かどうかは、思考が入るので、セリフになるとなかなかどうして、考えている事に近づきやすいです
これがサブテキストも厄介なところで、私たちが言葉を使って考える以上、注意していても、考えていることを考えると言う堂々巡りになりやすいのです
日常の場面で、ご自身がどんなことを考えているか、どんなことを本当は感じて、思っていたはずの気持ちや期待や失望にまずは注意を向けてみてください
また日頃の練習課題に適切なのは、そういった心象風景も描かれている、小説などを読むことです
次回は気を付けるポイントや間違いランキングをお送りします、しばしお待ちください!
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読み応えのある興味深いテーマの戯曲です
面白いという言葉は適切でない気がしますが、作品の構成や展開がさすがと思いました
演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching
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