最近は、地方からオンラインの台本読解クラスに参加される方、様々な事情でフランスやアメリカに住んでらっしゃる方のオンライン参加も増えています。
指導歴20年+演技コーチの鍬田かおるです。
さて、本日は、クラスに参加してくださっている方々のお声を紹介いたします。
オンライン台本読解クラスご参加者のお声
台本は読んでいる。
意味も理解している。
それでも演技が変わらない。
この状態に、心当たりのある方は少なくないと思います。
私自身、よく稽古場で「もっと読み込んできて」とか「まだまだ浅い」と言われてモヤモヤしていました。
その後、イギリスの演劇学校やアメリカのスタジオで演技の仕組みや指導法を学ぶ中、少しずつ、具体的に、整理できてきたって答えがあります。
まずは、実際に寄せられたお声を、そのままご紹介します。
ご参加者のお声
「かおる先生のブログ、SNSの発信が、自分が長年言葉にできないまま悩んでいて知りたいと思わせるものだったからです。きちんとしたメソッドがない俳優、演出家のワークショップも行きましたが、なんとなくスピリチュアルっぽくて依存してて受講者が心酔してる雰囲気があったのですが、かおる先生は全く違いますし、本人もズバッとそれを否定してくれるので気持ちがいいし、本物だと思える証拠です。」
俳優 女性 30代 東京都
「台本の行間を読む、自分の言葉として語る、シーンの起結を考える、と言葉では今までも言われてきましたが、考える方法すらわからず、考えたつもりでいました。
自分の演技をよりリアルにしたいと感じているかたにピッタリです。おそらく誰もがお客さん目線での読解を一生懸命やって考えた気になっています。そうじゃなくて実際に演じるため、論理的なのに気持ちを動かすくらいのパワフルな力をもつ台本読解を教わることができます。」
俳優 女性 30代 東京都
「本番ギリギリまで抜き稽古をされてしまう俳優でした。みかねた先輩に、台本の読み方から教えていただいて、目から鱗で、そこからとんちんかんな大幅な間違いはしなくなったのですが、成立はしているけれど、もっとこうゆうキャラクターなんだよ、という感じで、やはり裏腹が苦手でした。
もうひとつ深い読解力があれば、より多層的で魅力的な演技になる、と改めて思いました。 刺激的な貴重な三時間を本当にありがとうございました!専門的に学んだことがないクラスなので、読解することはこんなにも面白いのだ、と改めて思えた時間でした。」
俳優 女性 30代 東京都
「昨日はただただ、かおるさんの言葉をメモして、出してくれた課題、対比、特徴、機能を積極的に探しました。 タイトルから、はじめのト書き、ワンシーンであっという間に戯曲の世界が深まっていくのが面白く、夢中になりました。」
俳優 女性 40代 東京都
なぜ「考えたつもり」で止まってしまうのか
これらのお声に共通しているのは、
努力していないわけではない、という点です。
むしろ、
・真面目に読んでいる
・言われたことは守っている
・現場も経験している
それでもどこかで頭打ちになる。
その原因は、
台本を「感想として」読んでしまっていることにあります。
観客目線で「こういう話だ」と理解する。
役の気持ちを想像する。
感情を深めようとする。
ここまでは、多くの方がやっています。
けれど、
演じるための判断基準が整理されないままだと、
表現は安定しません。
また、ドラマの基本的な構造、納得して把握できていないと身体に落とすことが難しい。
ここが分かれ道です。
台本読解は、感情を増やす作業ではない
台本読解は、
気持ちを強くするための作業ではありません。
・どこが対比になっているのか
・シーンの機能は何か
・自分は何を担っているのか
・どこを選び、どこを削るのか
こうした判断の基準を持つことが目的です。
基準があると、
感情は結果として立ち上がります。
基準がないまま感情を足すと、
どれだけ頑張っても不安定になります。
文脈に沿った、また演出とうまく調節しながらありありと行動する。
また、ジャンルによっては、リアリティーを伴って、様々な狙いに答えられるよう、調節する必要も出てきます。
「読解が面白い」と感じられる瞬間
読解が苦行から面白さに変わる瞬間があります。
それは、
「どこを見ればいいか」が分かったときです。
対比を探す。
機能を探す。
タイトルから読み解く。
読む視点が変わると、
台本は急に立体的になります。
想像力がむくむく広がり、皆さん明るい顔になることも多いです。
そしてその立体感が、
演技の厚みに直結します。
例えば、伏線の回収にしても、役の人物たちの思考の流れがつながったとき、ふに落ちたとき、納得して【自分ごと】としてしゃべり、動くことができます。
そうすると、俳優自身、歌手自身も、生き生きとし始めます。
もし今、伸び悩みを感じているなら
演技が変わらないと感じるとき、
自分の感性や資質を疑う必要はありません。
台本をどう読んでいるか。
どこで判断しているか。
そこを一度整理してみてください。
基準が整うだけで、
同じ台本でも見え方は変わります。
繰り返すだけの読みから抜け出し、
「演じるための読解」に更新する。
その積み重ねが、
次の現場での確かな違いにつながっていきます。
何か特別に方法知らないからできないのではなく、方法が整理されていないこと。
また、それらの知識を実際に生かすという感覚の体験が少ないから、深まらなかったり、行き詰まったりするわけなのです。
まるでパズルがピタッとはまったときのように、スッキリすることもあります。
作品の世界に深く入っていって想像しながら、感覚体験できれば、はすごく面白いことですよ。
今までのやり方で、諦めないでくださいね。
オンラインで終わらせないために
台本読解は、“理解する”ためのクラスではありません。
自分の常識で読むのか、役の常識で読むのか。
その違いがわかるだけでも
現場での見え方は変わります。
ただし。
判断を身体に落とすには、実践の場が必要です。
オンラインで見えてきたものを止めて、試して、修正できるのが
スタジオ実践。
セリフを入れてくる必要はありません。
その場で判断し、その場で変える。
22・23 スタジオ演技実践、少人数で行います。
読解と実践は、切り離せません
台本読解で判断基準が整理されると、
見え方は変わります。
しかし、その判断を身体に落とし、
実際のシーンで使えるようになるには、
実践が必要です。
オンラインで視点を整え、スタジオで試し、修正する。
この往復で初めて、「分かっている」から
「できる」に変わります。
だから私は、読解と実践を分けて考えていません。
2月のクラスのご案内はこちらです。
2月はオンライン読解 → スタジオ実践の流れで行います。どちらか一方ではなく、往復することで初めて変わります
もう少し締め切りですので、検討していらっしゃる方、特に初めてお申し込みの方はプロフィールとともにお早めにお送りください。
準備しているのに前に出ないとき、何が止まっているのか 2月21日・22日・23日 台本読解とシーンクラスのご案内
クラスのキャンセルやご予約の変更等について
急病や事故などの場合は、分かった時点で必ずお知らせください。
オンラインのクラスは2時間30分、シーンの実践クラスは二日間通しのクラスのため、例えば1時間だけ、1日だけというような一部参加となっても返金には対応していません。キャンセルや振替の詳細は、ご予約時のメールにもご案内させていただいております。

演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching




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