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どう動いたらいいのかわからない時の対処法…

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初夏が好きなのに、梅雨の予感がしている演技コーチ、鍬田かおるデス…

私は髪の毛が膨らみやすいので、梅雨がちょっと苦手です…

むくむくの髪はさておき

今日の本題。

「あー、どうしよう、動かないといけないんだけど」

と心の中でつぶやいたこと、ありませんか?

 

演劇科時代含め、私はほぼ毎週、つぶやいてました。

そうです。

子供の頃から、演技のレッスンやダンスをやっていたにもかかわらず、です。

 

それこそ、演出家や監督から

『もっと動いて』って言われたけど、実際どうしたらいいのかわからない」

と、ずーーーーっと思っていました。

それこそ、イギリス行ってからも思っていました。

笑!

 

だから、ジャンル問わず、俳優や歌手の生徒さんがちょっとモジモジしてしまっている時、

思い切って、ジェスチャーや移動が繰り出せない時…

その躊躇やいたたまれない感じ、なんとなく照れくさいような、ちょっと腰が重くなってしまう感じ…

すごーくわかります!

いまだに、ダンスなどで「ちょっとやってみて」、イベントなどでも「まぁ適当に、とりあえず仮にやってみて」と言われても、

私自身そう生徒さんに言ってるにもかかわらず、なんとなくスムーズでないというか、さくっと気楽に繰り出せないんですよね….

あるある!

 

半ば自戒を込めて書いているような感じがしますが、これほんとなんです。

 

この「とりあえず(仮)にやってみる」がやる気を引き出し、次へとつなげてくれるきっかけになるんです。

それこそ、あの片付けをしている途中に、ついつい昔の懐かしい本や当時の思い出グッズを見つけてしまって、夢中になって気づいたら1時間経っているってやつです。

最初はたまたま手に取って、1ページ見ただけ。それが1時間につながる。

偶然、ぽろっと落ちてきたから、拾って開けてみたら、なんとなく気になって、つい夢中になってしまう。

私はこの感じが、練習はもちろん、レッスンやクラスでも味わえるといいなと常日頃から思います。

ちょうど、こどものころ、楽器や本、スポーツや遊びに夢中になって「あと少し!」「もうちょっとだけー!」と続けたくなったのと同じです。

 

例えば、

何か歌唱や演技の課題があったとして、ただ闇雲にウロウロしたり、棒立ちの癖をつけながら、半信半疑でやるよりも

そしてこれがまた重要なのですが

「何か強い衝動を感じるまで待たない」で

 

「ま、(仮)で試してみよう〜♪」位のノリで

手を上へ出してみたり、体重を前にかけてみたり、一歩右に行ってみたり、

いかがでしょうか?

 

そうなんです。

どこで、今どんな動きをしたいのか?

何に今近づきたいのか、離れたいのか?

 

それは何か比較の対象があってこそ、際立つもので、最初っからがっちり感覚がつかめていて、また次々とめくるめいて、ひらめく方も少ないです。

決して問題があるからピン!とこない訳でもなく、何かすごく悪いところがあるから、自分からどんどん提案できないわけじゃないです。

 

まず、とりあえずのつもりで後へゆっくり2歩3歩歩いてみる、とか、よくわからないけど、手を下から上にゆっくり差し出して行く、この動きから、感覚が生まれて、それこそもっと早く歩きたいだとか、どこかから離れたいだとか、実際に手や腕を動かした「あとで」、もっと強くしたいかも、いや、左から右にゆっくり何かを見ていきたいんだとか、そういった意思や好奇心が生まれていきます。

「自分が充分味わって、納得してから動こう」

「変な動きをしたくない、余計なことをして叱られたくない」

と言うような考えを優先してしまうと、最初からうまくできたり、自分の思い通りに結果が出せることなんて、ハリウッドスターでもありえないのに(!)、ついつい頑張ってしまいます。

 

そうなんです、好きな仕事を仕事にしようという人ほど、思いつめ、また無理をしがち。

大事な作品を良くしようと頑張っている人ほど、「最初の1歩」が重くなってしまいますよね。

これがまた、いらん緊張や構えにつながります。

 

というわけで、

かつての私(とそれに類似した方々)にも言ってあげたい川柳はこちら…

「悩むより まずは仮でも 試そうね」

です。

 

面白いもので、

「いや!そんな動きながらなんて歌えない!」

と固まっていた方ほど、上達していくと、「わぁー、この方が身体がラク!なんだか、もっと動けばよかった」と言われます。

演技でも、確信が持てなくてもジェスチャなり移動なり、応答の種類を実際に感じられるよう動きに起こしてみることで、実感が深まります。

一歩行きかけてみたらやっぱり足が進まなかったり。

拳をぎゅっと握ってみたら、なんとなく下を見てしまって役の人物の心象風景が浮かんできたり…

そういうことって、たくさんあります。

 

ぜひ(仮)に決めて、いろいろ動いて試してみる!を取り入れてみてください。

(仮)なので、また変えていいんです、そんな心づもりでまず1つ、2つ、動いてみてください。

 

本日のオススメはこちら

構造を推測したり、当てはめたりしたりできるようになれば、自分の仕事の範囲も、役のこともわかりやすい。

学び方がわかってきて、うれしくなっていきますよ。俳優だけでなく、演出家や監督にもおすすめの一冊です。

なにより、映画や公演をみていて、読書をしていた面白くなっていく!そんなありがたい指南本、ワークブックもあるので、脚本家、劇作家を目指す方はぜひそちらをどうぞ!

 

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