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「やったほうがいい」とわかっているのに、動けないあなたへ ~慎重なのは、真剣だから。でも、そのままでは変われない~

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俳優や歌手の方も、演技力アップ、表現力アップの専門家 くわた かおるです

寒い日が続いていますが、 みなさん、身体が縮こまってはいないですか?!

今日は、よく見聞きする「壁」

についてです

 

「やればいいのに」と言われても、すぐに動けない理由

「もっと演技を深めたい」
「このままではいけないとわかっている」
「でも、新しいことを始めるのは、なぜか気が引ける…」

こんなふうに思ったこと、ありませんか?

実は、これは 本気で演技に向き合っている人ほど、陥りやすい感覚 です。
適当にやっている人は悩みません。悩むのは、真剣だからこそ。

私自身もそうでした。
幼少期に「ピアノを習いたい」と思いながら、なぜか体操にも興味があって、 見学にまで行きました。 しかしいざ、ピアノ教室に行ってみると、どちらを選べばいいのか迷っているうちに、結局どちらも始めるのが遅くなったことがあります。

私のまわりの同期にも、
「やったほうがいいのはわかるけど、今さら初心者っぽいことをするのが恥ずかしい」と、 もしかすると、誰も気にしてないかもしれないことを、頭の中でぐるぐるしたり、


「みんながどのくらいやっているのかを、つい気にしてしまう」 というような方も多いです。

特に、キャリアが長かったり、ある程度活躍してきたという自負のある方ほど、
「“自分だけ遅れている”と思われたらどうしよう」
といった 至極、当たり前の理由で、なかなか新しい挑戦ができなかった方が何人もいます。

これは本当にもったいない

本来なら、こういう人たちはフットワークが軽いはずなんです。 特に若い方、何かあっても他の仕事があったり、複数の現場がある方ほど、試してみること自体のハードルは低くて良いはずです。


でも、演技の世界にいるからこそ「実力があると思われたい」、「 そんな中途半端な気持ちではいけない」と生真面目で気持ちがかたーく働いてしまう。


それが、次のステップに踏み出す邪魔をしてしまうんです。

思い当たりませんか?

どうせバイリンガルになれないんだったらと言って、

いつまでも英語のレベルアップをしない、そういうところです。

1番の問題は、我慢が足りないことでもなく、

きちんと自分の身体を通じた「 体感」 として違和感もあるのに、

その違和感を解決するための取り組みを、なかなかスタートしていないことです。

 


演技が変わる「きっかけ」は、情報ではなく“実感”

気づけば、SNSで演技のコツを探したり、有名な俳優のインタビューを読んだり、YouTubeで演技の解説動画を見たり…。


情報収集はしているけれど、実際に「身体を動かして」「声を出す」時間はほとんどない。

これ、 いろいろな場面で、実は思い当たることはありませんか?

私のレッスンに来る方の多くが、 今までいろいろなクラスに行ってみて「知識は増えたけど、実感がない」、 一応現場はあるから、「ある程度はできちゃうけど、 なんだか虚しい」

そして志が高い方ほど、「 もっと本当にレベルアップしたい」、「 自分で自分を驚かせるぐらいにやりたいんだ」と言います。


これは、“演技が上手くなるには、まず理論を知るべき” という思い込みや知識がきっと自分のブレイクスルーになってくれるはずだと言う思い込み、が強いから。

でも実際は、
🔹 身体が変われば、セリフが変わる
🔹 呼吸が変わって、声の出し方が変われば、表現が変わる
🔹 自分の動きを知れば、演技の迷いが減る

つまり、「知る」より「感じる」ことが先。

そうなんです。

自分がお客様だった時代に、 この世界に入りたいと思ったのは、素晴らしい舞台作品に触れたから、映画を見て感激したから、テレビを見ていて、夢中になったからという「体験」が元だった方も多いはず。

それなのに、いざ、底力アップ、土台を 丸ごとレベルアップさせようと 意気込むと

つい「 知れば、何か変わるはず」、「 わかればきっとできるようになる」 といった頭でっかちにもなりがち。

 


メラビアンの法則が示す「演技の盲点」

心理学者アルバート・メラビアンの研究では、
人の印象は93%は「言葉以外」で決まる と言われています。

恐ろしいです!!

これは見た目が全てという意味ではなくて、身体の動きとして見えている行動や顔や目の表情、

声の高さやスピード、ジェスチャーなどとの一貫性についてなんですよ

📌 セリフの内容(言葉) → たった7%
📌 声のトーン・話し方 → 38%
📌 身体の動き・姿勢・表情 → 55%

つまり、「演技が浅い」「伝わらない」と感じる原因は、セリフ そのもののやり方ではなく、

もっと根本の、うごきー身体の使い方にあることが多いんです

「もっと感情を込めて」「もっとテンションを上げて」と言われて頑張っても、 身体が硬くなるばかり。 余計な力が入って、肩が上がってしまったり、喉を痛めたりしてしまいます。

こういったことも、気合が足りないのではなくて、「うまくいかない」「しっくりこない」のは、

“演技を支える身体の準備”ができていないから、です。

これは才能ではなく、練習できること、必要なスキルの獲得と、それに伴う感覚体験の蓄積です。

そうなんです、つい力が入ってしまいがちですが、

▶︎ 「セリフの言い方」を変える前に、「演じる環境」を整えると、自然に演技が変わる。

この 鉄則を忘れないでくださいね。

無理して我慢していても、 必要なスキルが身に付くわけでも、「 自然と」 なんとなく上手くなるわけじゃないんです。

我慢は努力じゃありません、発想を転換しましょう。

 


「慎重なまま」では、成長できない理由

✅「もう少し準備ができたら、始めよう」
✅「今の自分には、まだ早いかもしれない」
✅「きっと、もっといいタイミングがあるはず」

こうやって考えている間に、他の人は経験を積んでいる。

真面目な人ほど、ついつい、相手に迷惑をかけてしまってはいけないとか

スケジュールに 不確定要素があるかなと、尻込みしてしまう。

演技や表現の世界で成功する人は、「準備ができてから始める」のではなく、「始めながら、準備する」。 特に競争が激しく、また現代のように様々な情報が次々と巡ってくる世界では、先延ばしは命取りになっていきます。


だから、「今はまだ…」と慎重になっている人ほど、スタートが遅れてしまう。

真面目だからこそ、失礼をしてはいけないとか

もっと覚悟は、決まってからやるべきなのではないかと、ついぐるぐる考えあぐねてしまう。この考え方の癖こそ、表現や演技が伸び悩む理由の1つでもあります。

「癖」という事は、 自覚 して取り組めば、変えることもできるんですよ。

そうです!

あなたは、癖の犠牲者ではありません。

 


演技の「モト」を変える2日間クラス

📅 2月22日(土)& 23日(日)@東京都内スタジオ

「考えるより、まず感じる」
そのための2日間のクラスを開催します。

【1日目】アレクサンダー・テクニーク

緊張せず、集中できる身体をつくる→ 白々しい声色や、険しい目の停止!をする必要がなくなる
深い呼吸が当たり前に →「声にチカラを込める」「 感情を押し出そうと無理する」必要がなくなる
姿勢と動きを見直し → オーディションや現場でも「この人、存在感ある」「 ちゃんと向き合ってるな」と思わせる

【2日目】演技への応用

自分ごとで想像しながらしゃべるから、リアリティーのある役のな感情とつながれる
✅ 「間違ったコントロール」を手放し、もっと 自覚的に演じられるようになる
オーディションや現場で、確信を持って提案できるようになる

▶︎ 「何を変えればいいかわからない」を、「これだ!」に変える2日間。

試してみませんか?


【お申し込み締切】あと48時間

私の台本読解や、身体からのアプローチのこのクラスは、毎回 「もっと早く受ければよかった!」 という声が多いのが特徴です。

実際、私もイギリスの演劇学校に学び、ヨーロッパ各地やアメリカで研修を重ねれば 重ねるほど、もっと早く学んでおけばよかった、もっと早く飛び込めばよかったと思うことばかりです。

だからこそ、私のような思いをしてもらいたくない、もっと飛躍できる方に早くのびのびして、作品に貢献してもらいたいという気持ちで、 この20年間、 指導活動してきました。

「 もっと早く教えて欲しかった」 という参加者の方々

「 今まで誰もこんなことを指摘してくれなかった」 という俳優や歌手の方々….
その理由は、実際に身体を動かして「感じる」ことができるから。

私は少人数で一人ひとりをみたいと言う考えなので、今回の2日間のクラスは、残席あとわずか。
「この機会を逃すのは、もったいない」と感じたなら、今すぐ申し込みを お願いします。

 

📅 演技力アップを目指すグループクラス

ついつい感情押し出してしまう、なんだか説明チック、 しゃべってる声に違和感がある、思うように身体が動かない、会話している感覚がない、など…

つい行き詰まりを感じてしまう演技の違和感を「体感的に理解する」には、実際にやってみることが一番です。

📍 2/22(土) 12:00-14:30 → 「身体を解放して感覚を磨く」
📍 2/23(日) 12:00-15:00 → 「自分ごとでしゃべろう」
@都内スタジオ

👉 詳細・申し込みはこちら 

https://kaorukuwata.com/acting2025febclassat/

少人数制、事前予約制なので、初めての方は特にお早めにご相談ください

 

クラスのお申し込み、個人レッスンのご相談には
こちらのお問い合わせフォームもご利用いただけます
 
 

お急ぎの方には公式LINEもございます

こちらからのトークのスタートはできませんので、一言ご挨拶かスタンプお願いします

 

公式LINEからのお知らせの一斉送信は月に1回程度、 多くて2回程度です、ご安心ください。

 

「今回は どうしてもスケジュールが難しいけど、次回のクラスを知りたい」という方は、
公式LINEに登録 or Instagramをフォローしておいてください!

📩 次回の優先案内を受け取る →https://lin.ee/2HZK7jV
📷 Instagramはこちら → @actingcoachkaorukuwata

 


「迷う」ということは、それだけ本気だということ。

この世界で40年、なんだかんだいろいろな稽古場で学んだり、先輩方の取り組みを拝見させていただいたり、それこそ指導者になってから多くの歌手が、俳優の方々と、いろいろな方法模索してきました。

ただね、1つ言えるのは、 どんなに間違いないように、どんなに失敗しないようにと事細かに、慎重に考え続けても、経験は増えない。

そうなんです、感覚体験が全く増えない。

「やっぱりやっておけばよかった…」と後悔する前に、
一歩踏み出すことでしか、次の景色は見えません。

あなたも、ここから動き出してみませんか?

この2日間のクラスは、あなたが「本気で変わる」ためのきっかけになるはずです。

✔ 「今のままじゃダメだと思うけど、何から始めればいいかわからない」
✔ 「オーディションや現場で、もっと自信を持って演じられるようになりたい」
✔ 「演技を深めたいけど、何をどうすればいいのか整理できていない」

そう感じているなら、今こそ動き出すタイミング

演技の技術や表現力は、「知る」だけでは変わらない
「実感する」ことではじめて、次のステージが見えてくる。

このクラスは、あなたの演技の「モト」を変え、確実に前進させる2日間です。

オンラインでしかお会いしたことのない歌手が、俳優の方にも、ぜひ直接お話をお聞きできればと思います

 

最近はオーディションの嬉しいお知らせ、 大抜擢のニュース!私の周りは、 一足お先に春めいてきました。

この機会に、みなさんの変化を楽しみにしてますね!

 

もうちょっと確認したい方は、こちらの記事もご覧ください。

確実に結果を出しつづけたい|プロ俳優のための演技トレーニング

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