最近は映画関連の嬉しい出会いも多く、ハッピーな春の演技コーチ 鍬田かおるです。
これまで20年以上、プロの俳優や歌手の方、事務所や養成所などで、キッズから中堅、大御所まで指導してきましたが、ご経験年数やキャリアのジャンルを問わずおっしゃるのが、
・「仕事が来たら、一生懸命やっているけれど、このままでいいのかな…」
・「何か変えなきゃいけないのは、分かってる。けど忙しいし、付き合いもあって、ついレッスンは先延ばしにしてしまう」
・「やれば結果が出るんだろうけど、つい目の前のことばかりになってしまう」
というような、頭のどこかで、ちょっと引っかかっているモヤモヤです。
「わかっちゃいるけど、やめられない」経験を重ねてきた人ほど、頼りになる周囲いるので、なんとなく先延ばししていける。
でも、その「できることにチャレンジしていない」消化不良、「先延ばししている違和感」は、確実にいつも頭の片隅にあるんですよね。
「変わりたいと思っている自分」を、心のどこかで“保留”にしてしまっている。
だから、腹の底からのパワーがすぐに萎えてしまう。
ちょっとしたことで一喜一憂して、本番になれば無理はできるんだけど、すぐ燃え尽きてしまう。
かつての私もそうでした。
お問い合わせをくださる多くの真剣な俳優や歌手、ダンサーの方だけでなく、私自身も昔、「ちゃんとやるならもっと余裕があるときに」とか「今さらクラスか….(なんとなくめんどくさいし、お金ももったいないかも)」と心の中でたびたびつぶやいていました。
そしてそれを無視する。
無視するときというのは、ちょっとしたヘリクツ。大きな病気や怪我でもないのに、「周りの人に迷惑をかけちゃいけない」のようなもっともらしい理由や、「きちんと落ち着いてから参加すべき」などと、自分にとって都合の良い解釈で事実を歪めて、自分を納得させていました。
だからちょっと消化不良、そしてモヤモヤする、いつまでたっても本当の自信がつかない。
いま思えば残念な時間でした…
でも
・自分の次の現場の突破口
・3ヶ月後のブレイク・スルーになるかもしれない学習
・半年後、一年後の自分がプロとして能力発揮できるための方法
・2年後、3年後の、苦手が減ってできることが増えている状態を積み上げる
….これらは、本当に“余裕ができたら”やることなんでしょうか?
「関係は成立している、状況にも合っているーでも深くない」
実際、私のクラスにいらっしゃる多くの方が、「セリフは覚えているし、感情も動いてる。でも、どうしても『自分って感じはしないし、生き生きはしていない』感じがする」
「それなりに形にはなる。でも、終わったあとに“何かが届いてない”感がある」
それは、技術が足りないわけでも、感受性がないわけでもありません。
“自分の言葉としてしゃべっていない”状態に、慣れてしまっているだけなのです。(このよろしくない癖を若くして、どこかで身に付けてしまっている方も非常にもったいないです。)
なぜ、そこから抜け出せないのか?
演技の「浅さ」や「届かなさ」は、しばしば“演技の習慣化”によって起こります。
つまり、かつて学んだ型や技術が、今の自分の感覚や役の要求にフィットしていない状態です。
にもかかわらず、昔の方法をなぞることで、「やっている感」だけはある。
真剣な方ほど、ここが辛いところです。
この4月クラスでは、その“ズレ”に気づくための問いかけや実践を丁寧に行っていきます。
残念ながら、意識が高い方でも、演技がある程度「形」になってくると、“ぬるま湯”のような心地よさが生まれます。
そこそこ褒められるし、現場でも注意されない。自分のセリフで自分が納得して、周囲も好意的に褒めてくれる。(特に今の時代、よっぽどの仲や状況でない限り、具体的な厳しい指摘はされないかもしれません)
でも、
・自分としては物足りない、写真や映像を見ても、そこまで納得はしてない
・なのに、どこを変えればいいか分からない、ちょこちょこワークショップには参加してるけど、根本的な解決はなかった気がする
・そして、せっかくこれまで積み上げてきたものがあるから(それが例え養成所のやり方や一時期受けたパターンであったとしても)なんだか変えるのが正直ちょっと怖い。
そこに手をつけるのは、もしかしたらちょっと勇気がいります。
でも、だからこそ、誰かと一緒にやる時間が必要なのです。
私自身、日本でも楽器の演奏やダンス、あちこちの養成所や俳優教室に通っていました。俳優に役立つと勧められたものは伝統芸能からスポーツまで一通り試して、イギリスでもいろいろな先生についていました。
でも、毎月レッスンでプロに客観的に見てもらったり、クラスで専門家からアドバイスをもらったり、周囲と課題を共有していったり…それでようやく、自分が練習しなければならないこと、おかしな思い込みに気づいていったのです。
4月27日(日)10:00-13:00
「自分が取り組みたいモノローグ(長ゼリフ)」を使って、自分の“芯”と向き合う演技力のブラッシュアップクラスです。
状況を成立させることを「がんばる」のではなく、「自分ごとでしゃべる」を目指します。
そのための台本の見方、役への想像を切り口に、身体のつかい方、呼吸と声の活かし方を磨きながら、「押し出す」スタイルの古い演技で、多くの方がうっかりやってしまう間違いを防ぎます。
・ 長めのモノローグを通して、役のサブテキストへ想像たくましくする
・事前に課題を一緒に選んで、高校生を相談できるから、今の自分に合った課題が選べる
・ 少人数だから、1人ずつ丁寧に見てもらえる
・ クラス終了後には「あなた専用のフィードバックノート」付
その場しのぎのテクニックを学ぶ場ではなく、今のあなたの演技を“整え直す” 底上げのための場です。
こんな方に向いています
・最近、現場であまりダメ出しを受けなくなったからこそ、プロのアドバイスが必要
・でも「このままじゃ物足りない」と感じている
・オーディションやリールでも、選んだセリフが、なんとなく自分に合っていない気がした
・もっと“深くから演じたい”と思っているけど、1人ではうまくいってない
・先延ばしを止めて、自分の演技と向き合う時間がほしい
急いでうまく見せることよりも、「自分の言葉として、みている方に届く演技」*を目指します。
クラスご参加者の声より(抜粋)
「これまで自分の演技が浅く感じていたのですが、なぜかわからないままでした。クラスで先生に提案されて、自分の思い込みや選び方のクセが見えてきて、もったいないことをしていたんだと気がつきました。」
「クラス中に言われた一言で、演技中に身体が変わって驚きました。“今のままでもいけるけど、この先には行けない気がする”という感覚が納得できました。やればいいことがわかったので、やります!」
4月クラス開催
日時:2025年4月27日(日)10:00〜13:00
会場:都内スタジオー詳細はお申込後にご案内します)
参加費:9,800円(税込)事前にお振り込みいただき、手続き後に、詳細のご案内に移ります。
事前の課題相談も、クラス後のノートも含まれております、別途の設備費用等はありません。
定員:最大5名前後の少人数制
お持ち物:取り組みたいモノローグ(1〜3分程度)、稽古着、必要なら台本とそのコピー、飲料水、タオル、筆記用具など、その他は必要に応じて課題の相談後に確認します。
※セリフを入れてくる必要はありません。
※初めて握手のクラスに参加される方いは、事前に簡単な自己紹介や近況、活動の様子などをテキストにて聞きしています。
お申込み・お問い合わせ
ご参加を希望の方は、件名に「4月クラス参加希望」とお名前をご明記のうえ、メール、または各種SNSのメッセージ機能や、公式LINEのトークでご連絡ください。
📩 kaoru(アットマーク)kaorukuwata.com
演技に悩むのは、ちゃんと向き合っている証拠。そして、“まだやれることがある”という証です。
迷っているその気持ちごと、持ってきてください。ご一緒できるのを、楽しみにしています。
お急ぎの方には公式LINEもございます。
こちらからのトークのスタートはできませんので、一言ご挨拶かスタンプお願いします。
公式LINEからのお知らせの一斉送信は月に1回程度、 多くて2回程度です、ご安心ください。
「4/27(日)はどうしても無理だけれど、次回クラスを知りたい」という方は、
公式LINEに登録 or Instagramをフォローしておいてください!
📩 次回の優先案内を受け取る →https://lin.ee/2HZK7jV
舞台や映像をそれなりにやってきたはずだけれど、何か違う気がしている方へ
こちらの記事が参考になると幸いです。
「演技はリアクションだ!」
愛している事は間違いではありませんが、これは私が子供の頃、30年以上前!に流行った言い回しです。
演技の本質:「リアクション」ではなく「レスポンス」
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演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching