今日は、ジャンルを問わず気になる、この壁。
演技の準備方法です。
演技の練習はしているのに、
なぜか「前と変わらない」と言われ続けていませんか?
台本も読んでいる。
セリフも覚えている。
稽古にもちゃんと参加している。
それでも――
演技が深まらない。
実はこれ、才能の問題ではありません。
原因はとてもシンプルです。
「準備の進め方が整理されていない」だけです。
なぜ、準備しているのに結果が出ないのか
多くの人は、「準備=がんばること」になっています。
でも、がんばること=知ってることを繰り返すだけになりがちです。
-
台本を何度も読む
-
感情を考える
-
セリフを繰り返す
もちろん、どれも間違いではありません。
でも――同じ考え方に陥る。
同じ視点からになってしまう。
どうしても、同じ切り口ばかり…使ってしまうんです。
その上、もしかすると、
順番も目的も曖昧なまま進めていることもあるかもしれない。
その結果、
-
何をやっているのか、時々自分でも分からない
-
リハーサルや稽古ごとに違うことを試してブレる
-
再現性がない、もっと細やかにやりたいが、何か怖い
- 一生懸命だけど、伸び悩んでしまう
という状態になります。
伸びない人に共通している「準備のズレ」
ここが一番重要です。
伸び悩んでいる人には、共通点があります。
● ゴールが曖昧なまま始めている
→ 何を作ろうとしているのか不明確、そもそもの現在地、大丈夫?
● セリフの意味から入ってしまう
→ 身体や関係性が置き去りになる、日ごろのレッスン、更新していますか?
● シーン全体ではなく“自分の役”だけ見ている
→ 相手とのやり取りが浅くなる、現実の生活だけでは不可もありません。
● その場しのぎで修正している
→ せっかく気持ちがあっても、積み上がらない
つまり、
「何から、どう進めるか」の設計がない。
これが最大の原因です。
気持ち不足じゃないんですよ。
伸びる人は“準備の型”を持っている
一方で、伸びる人は違います。
やっていること自体は、実はほとんど同じです。
でも決定的に違うのは、
順番と整理の仕方です。
例えば、
① シーンの構造を先に把握する
何が起きているのか/関係性はどう動いているのか
② 自分の役の目的を明確にする
この瞬間に何をしようとしているのか
③ 相手とのやり取りを設計する
どこで変化が起きるのか、それは何のためなのか、
④ その上で感情や身体を使う
結果として立ち上がるものとして扱う、行動を明らかにする。
その結果、セリフも入りやすくなり、ぶれない。
多少の変更があっても、何とかなるんです。
それに大きな柱からタックルしているので、不安や心配がぐるぐるうず巻き続ける事はありません。
多くの場合、(無意識だっても)この順番で進めています。
これは特別な才能ではなく、きちんとした
「型があるかどうか」だけの違いです。
準備の質が、そのまま本番に出る
本番は、魔法の時間ではありません。
稽古でやってきたこと以上のものは出ません。残念ですけど。
逆に言えば、
準備が整理されていれば、本番は安定します。
-
毎回同じ質で再現できる、調節できる
-
相手が変わっても、何かあっても、臨機応変に対応できる
-
演出にも柔軟に応じられる
- 燃え尽きない
ここで初めて、
「この人は使える」、「一緒に問題を解決するのにふさわしい」ぜひまたと思われます。
ここまで読んで、
「自分のことかもしれない」と感じた方は、
すでに準備の段階で止まっています。
そしてこの状態は、
考えていても解決しません。
順番を整理しない限り、同じ迷いを繰り返します。
まず見直すべきは“努力量”ではない
もし今、
-
ちゃんとやっているのに変わらない
-
これ以上どうすればいいか分からない
と感じているなら、
増やすべきなのはこれまでやってきた努力ではありません。
新しい視点からの整理です。
最後に。
演技の差は、いわゆる才能よりも大きく、
「準備の差」で決まります。
もし今、
台本を読んでいるのに変わらない
準備しているのに手応えがない
そう感じているなら、
やり方を増やすのではなく、
一度、進め方そのものを整理する必要があります。
3月28日土曜19時から22時
オンラインで、演じるための台本読解講座を行います。
ここでは、
台本をどう読むかではなく、
どう進めるかを具体的に整理します。
さらに翌日29日、30日は
少人数での演技実践も行います。
今のやり方を続けるか、 一度、整理して変えるか
選ぶのは、今です。
3月は台本読解から、演技の実践まで、つながって設計した少人数制のクラスがあります。
台本読解はオンラインですので、東京でのスタジオでの実践には出られないけれど、まず読解だけでもやってみたいとおっしゃる地方在住、海外在住の方も歓迎しております。
台本読解を演技に変える|3月28日オンライン台本読解・3月29日30日少人数スタジオ実践クラス(東京)
お申し込み・お問い合わせ
オンライン読解クラス、スタジオ実践、また個人レッスンのご相談は下記フォームより承ります。
次回案内をご希望の方は公式LINEへご登録ください。
月1回程度のご案内のみです。
📩 次回優先案内
https://lin.ee/2HZK7jV
キャンセルポリシーにつきましては、こちらをご確認ください。
https://kaorukuwata.com/class-cancellation-policy/
他にもこのような記事を掲載しております。
演技が「国語」になっていませんか?真面目なのに届かない俳優の共通点と改善法

演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching



