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理解しているのに、なぜ【自分ごと】の演技にならないのか

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俳優や歌手の方が突き抜けるための台本読解とは

2月も中盤ですね、あっという間の2026年の予感ー3月の個人レッスンの予約もスタートしました、演技コーチの鍬田 かおる です。

さて、本日は、かつての私もいつも悩んでいた…このテーマです。

台本は読めている。
状況も分かっている。
気持ちも理解している。

それなのに、演じると薄い。

この現象は、能力不足ではありません。

足りないのは才能でも努力でもなく、
「自分ごととして引き受ける」という工程です。

フィクションの世界なのに自分ごと、だからこそ、ここが分かれ道になります。

 

よくある状態

・設定は説明できる
・人物の気持ちも言語化できる
・演出意図も理解している

それでも、身体が動かない。
相手に届く強度が出ない。

なぜか。

“理解”を“体験”に変換していないからです。

頭の中では整理できている。
けれど、役の状況を自分の判断として選び取っていない。

だから、言葉は正しいのに、演技が立ち上がらないのです。

しかも、これ、感覚的にも、想像や反応と結びつけていかないとならない。

スポーツや楽器の演奏と同じで反復の練習が必要です。

 

自分ごと化の正体

自分ごと化とは、単なる感情移入ではありません。

しょっちゅう泣けることでも、やたら同感できることでもない。

役の状況を、
自分の決断として引き受けること。

この瞬間に、強度が生まれます。

セリフが「説明」から「選択」に変わる。
動きが「再現」から「判断」に変わる。

観客が受け取るのは、情報ではなく、その判断の個人的な事情、変化です。

 

では、どうやって引き受けるのか。

方法はあります。

複数あります。

例えば、私が卒業しましたイギリス演劇学校では、1つのメソッドだけやると言う事はありません。

(いわゆるメソッド、ステラ・アドラー、ウタ・ハーゲン、おおもとになっているスタニスラフスキーシステム、今で言う身体表現を主軸にしたフィジカルシアター、マイズナー、あらゆるものを全て網羅しております。またそのベースに、必ずムーヴメント(私も指導しております)とヴォイスが、その3倍の量、授業としてとしてあります。)

引き受け方の話、これは台本の読解の具体的な方法論であり、また身体の使い方から来る、感覚のトレーニングも必要になるものです。

このテーマは、外側から説明することができるのですが、実際に想像してもらい、

動いて、検証してもらい、喋って、扱わないとどうしても分かりません。

頭で整理するほど、
自分ごと化から遠ざかることもあるからです。

音楽やダンスと似ていますね。

今月の台本読解と実践クラスでは、この「引き受け」の工程を扱います。

理解で止まらず、【自分ごと】
の現代の演技として立ち上げたい方へ。

一段深いところへ進みたい方は、今月のクラス詳細をご覧ください。

準備しているのに前に出ないとき、何が止まっているのか 2月21日・22日・23日 台本読解とシーンクラスのご案内

 

●この記事を書いた人:鍬田かおる :

演技コーチ/インティマシー・コーディネーター(ディレクター)

演技指導歴20年以上。プロ俳優・歌手・ダンサーを中心に、感情と身体のつながりを軸としたレッスンを展開中。映画スクールやパフォーミング圧の大学を始め、多様なミュージカル、オペラ、映像、舞台など幅広い現場で指導。

詳しいプロフィールは、HPのプロフィールページからお願いします。

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