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最近の前提を覆すがっかり事件

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皆さん、2016年も残り2か月を切りました

今年はどんな1年でしたか✨

私は先日、イマドキの日本の基礎学力の破滅を予感させるような「破壊力」を目撃しました

①稽古場にて

Kaoru「それぞれのペアごとに、今週どこを工夫してきたか、どんな練習をしてきたか言ってみて~」

見習い俳優A「台本を読み直して、この服は違うなと思って、ベストを変えました。」

Kaoruセンセ「(…いまさら?!)他には?」

見習い俳優B「何してるか分からないと指摘されたので、目的の設定を見直しました」

Kaoru先生「(併せて方法も見直せい!)ああ、そう。」

見習い俳優C「私たちはセリフの意味が分からないと●●さんに言われたので、自分の言葉に置き換えて会話する練習しました」

Kaoru軍曹「なぜ?!名作の言葉へ自分たちが近づくためにはどうしたらいいか、それをやるんじゃなかったの?なぜ自分の狭いたった20数年だけの経験しかない世界に名作を近づけるの?!他の練習は?」

見習い俳優D「先輩に役の人物の歩き方や座り方、動きの研究してないと指摘されたので…歩き方をやりました」

Kaoru軍曹「ああ、そう。(ホントは2か月前にやっとくべき内容じゃ!)他には?」

ここまで、稚拙ながらも、なんとか具体的なダメ出しやら指摘やらに向かおうという人達が少なくとも数名はチラホラと居る中….

見習い俳優E「僕の役は上流階級の出身だから、衣装にアイロンをかけ、セリフを完璧に覚えました」

🐤 ..🐤 …🐤……

はあ?!

衣装にアイロンかけるのは当たり前!しわくちゃ加工だってわざとつけるのよ!いや、普段着だって必要に応じてアイロンかけたり糊付けくらいするでしょ

そして、セリフくらい立ち稽古入る前にいれておくのが相手役そして周りへの礼儀だ!自分だってうろ覚えで動いたり、中身準備できないだろうに…

ちなみに発表会もすでに終わっておりマス(その後も反省しなかった証拠)

。。。

②とある公演にて

緊迫しているはずの尋常ではない状況で、残忍な仕打ちが繰り広げられ、いろいろな意味で過酷な環境で服役する凶悪犯:囚人たちの葛藤とシステムの矛盾をついた社会派ヒューマン・ドラマ…..

のはず…

が….

あらっ?!

訳ありの囚人たちが、のびのびと活発に、元気に「ジャズ・シューズ」(スプリットソール)を履いて、健やかに動きまわっておりますよ?!

訳ありの問題も癖もある囚人たちが「動きやすくて快適な」ジャズシューズ?

大爆笑!(こころのなかで)

「凶悪で危険な囚人たち」の足を守って(軽やかに)楽チンに走れるようにしちゃ、ダメなんじゃないの?

…他にも謎なところ、不可思議なつっこみどころ満載な時間でした。

終演後、隣の席になっていた名優(素敵)さんが「う~~ん、これは…なんで上演したのか分からない。これは….ひどいね…」といい声でうなりました

その後、こちらの大先輩と少々語りつつ、お互いの苦痛を確認し、怒りに震えた時間でした

本当に踊るシーンがあるミュージカルや音楽劇ならともかく…ブツブツ

刑務所という密室が舞台のサスペンス、社会派心理劇(らしい)で…ブツブツ

カぺジオとかチャコットとか(笑)「足に優しい」ジャズシューズ、みたくない!

🐣

①も②も、

「学芸会かいっ?!」

と、こころの中でおおいに叫んだ、そんな10月でした

志を持つこと自体にお金は必要ありません

練習すること自体にお金はかかりません

アイロンかけるとか、セリフ覚えたとか威張られても….

失笑をかう

とんちんかんな衣装や演出や解釈も失笑のもと

おススメ舞台情報、素晴らしいコンサートや面白いイベント情報に飢えているKaoruです

良いお知らせ、楽しみに待ってマス

 

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