自分なりに、ちゃんと台本を読んでいったはずなのに、フラットだと言われた。
現場はある。
それなりに仕事もある。
でも、なかなか番手が上がらない。
そんなこと、ありませんか。
実際、
映像でも舞台でも、演出の方から「ちょっと違う」と言われたとき、正直、何をどう直せばいいのかが曖昧なままになる。
以前は受かっていたオーディションに、受からなくなってきた。
好きだからこそ、辛いですよね。
それこそ、
もっと活躍したい。幅も広げたい。
けれど、どこか頭打ちになっている気がする。
そんな時、読んで欲しい記事を書きました。
例えば、よくあるのが、
役やジャンルが変わっても、結局、いつもの声と動きに戻ってしまう。
ダメ出しは減ったけれど、手応えもあまり変わっていない。
という時期。
現場はそれなりに形になっているはずなのに、「もうちょっと深く」「個性を出して」と言われる。
このままじゃ変わらないのは分かっているが、どこから手をつけるべきか迷って時間が過ぎる。
でも、何も考えないこともできず…
考えすぎて頭でっかちになり、動きや声が固まっているかもしれない。
こういう停滞は、珍しいことではありません。
むしろ、真面目にやってきた俳優ほど、ここで止まりやすいです。
感情を出そうとすると演技が止まる理由|真面目な俳優ほど陥りやすい落とし穴の記事もあります
https://kaorukuwata.com/emotion-acting-stop/
この状態は、努力不足でも、単なるやる気の問題でもありません。
多くの場合、足りないのは「読み込み」そのものではなく、読んだことを演技に変える工程です。
ここが抜けていると、遠回りしやすい。
読解で止まると、演技は変わりにくい
台本読解は大事です。
ただし、読解をしただけで演技が変わるわけではありません。
ここで必要なのは、情報を増やすことではなく、使える形に変えることです。
人物関係を整理した。
感情の流れも考えた。
場面の意味もわかった。
でも、その先が、分かれ道。
・この場で相手に何をしたいのか
・どこで流れが変わるのか、それはなぜなのか
・何をきっかけに言葉が必要になったのか、それはなぜなのか
役の人物、本人はそこまで意識していないかもしれないけれど、良い台本であればあるほど、そこまで具体化されていないと、読解はなかなか実践につながりません。
つまり、台本読解と演技実践の間には、もう一段階あります。
ここを飛ばしてしまうと、せっかく良いイメージやインスピレーションが湧いても難しい。
私は有名監督や演出家ではありません。
だから、演技を仕組みから解きほぐし、必要なスキルと表現を具体的に指導できるんです。
これまで20年以上、舞台・映画・テレビなどで活躍する俳優や歌手、ダンサーの方々を指導してきた中で、伸び悩み、似たような壁、そしてまじめに準備しているのに変わりきらない方をたくさん見てきました。
ずっと大事にしてきたのが、身体と呼吸といった基礎から、動きと声の応用、演じるための台本読解や分析、ジャンルごとに異なる役へのアプローチ、作品に向けた準備の方法までを、ばらばらにせずつなげて見ることです。爆発的な組み合わせと、底上げです。
演じるための台本読解とは、国語のように既に書かれていることを、言葉を変えて説明することではなく、その場で選べる行動に変えていく作業です。
だから楽しい、面白い。シーンが展開できる。
だから、見えて、聞こえて、伝わる演技になるんです。
4月24日のオンライン台本読解クラスでやること
4月24日(金)19時から22時30分に行うオンラインの「演じるための台本読解クラス」では、ただ感想を言い合うのではなく、俳優や歌手が演技に必要な読み方を整理していきます。
このクラスでは、正解探しをするのではなく、演技に使える読み方へ整理していくことを重視しています。
たとえば、
・この場面で何が起きているのか
・その直前に何があり、何が重要なのか
・自分と相手の関係は、どこで変わるのか、それはなぜなのか
・セリフは何を起こそうとして出てくるのか、このような可能性を膨らませながら、
よくある間違い、例えば、
・どこを読んだつもりで、どこがまだ曖昧なのか
こうした点を、一つずつ見ていきます。
多くの方が、なかなか一人では練習しづらい
自分がレベルアップしているのかわからない
もっと突き抜けたいのに方法がわからない
そんな悩みを抱えながら、ご自身が実感できるような飛躍や、「伝わる」ためのズバ抜けた成長を、なかなか手にできていません。
経験が長い方ほど、自己流の整理が積み重なっていることがあります。
真面目に読んでいるのに、演技が止まる。
考えているのに、届かない。
その原因が、ここで見えてくることは少なくありません。
ジャンルを問わず、使える基礎的なひもとき方を、季節ごとに、切り口を変えながら開催しています。
同じ台本、同じシーンを使い回す事は無いので、継続して参加される方、一年に何回かずつ参加される方もいらっしゃいます。
映画の脚本の時、舞台の台本の時、もうちょっと短い抜粋の時、また私がその時の参加されている方々に合いそうなエクササイズを取り入れる時もございます。
なぜスタジオ実践まであるのか
ただ、オンラインで読解しただけで終わると、わかった気になって終わることがあります。
本当に変化が起きるのは、その読解を身体と言葉に通したときです。
だから今回は、翌日と翌々日にスタジオでの少人数制演技実践クラスを置いています。
4月25日(土)13時から17時
4月26日(日)13時から17時
この2日間は、オンラインで整理したことを、実際に試し、ズレを見つけ、やり直し、深めていく時間です。
読解で見えたことを、そのまま演技に持ち込めるか。
相手が入ったときに、行動として立ち上がるか。
身体の反応は?イメージと行動のギャップは?
思っていたものと、実際にやったときの差はどこにあるか。
ここまでやって初めて、準備が本当に自分のものになっていきます。
だから力がつきます。
単発のワークショップやいろいろな事情のある現場を重ねても、自分が更新されている実感がないまま、「とりあえず」「無事あがった」「OKがでた」で終わってしまうことがあります。
そのこと自体はありがたいですが、もったいない。
本当はもっと出来るはずだと分かっているのに、そこから抜け出せない。
そんな状態から抜け出すために、方法を構造から整理し、役や作品ごとに実力を使い分ける力を磨いていきます。
少人数制の演技実践クラスだから見えること
このクラスは、ただ人数が少ないというだけではありません。
少人数だからこそ、一人ひとりの読み方の癖
行動に変わらない考え方
声と身体の使い方のズレ
相手が入ったときに崩れるポイント
そこを細かく見ていけます。
感覚的な体験があるからこそ、後から知識が納得できる。
重要なことではないでしょうか。
私は、ただ説明を増やすのではなく、その方が実際にどこで止まり、どこで曖昧になり、どこで選択がぼやけるのかを具体的に見ていきます。
実力を底上げしていく実践クラスと個別の具体的なレッスンで、繊細な表現にも響く身体と声を育て、映像も舞台も貫く調整力と対応力を養い、息の長い活動を支えるスタミナをサポートしてきました。
現場があるときもないときも、学びを積み重ねて底力を育てる。
作品ごとに変化できる持久力と柔軟性、現場での存在感を支えるもう一歩踏み込んだ役と作品へのアプローチ。
その両方を、次の機会で発揮できるよう導いていくのが、このクラスの方向性です。
大人数の場では流れてしまうことも、少人数なら止めて確認できます。
なんとなくできた、で終わらせない。
できたつもりを、そのままにしない。
読解で整理したことを、身体、声、相手とのやり取りの中で使える形にしていく。
ここは、ご年齢やこれまでの活動してらしたジャンルを問わず、演技を本当に変えたい方にとって、とても大事な部分です。
この4月のクラスが向いている方
台本は読んでいるのに、演技が浅い気がする方
感情はあるのに、相手とのやり取りが動かない方
何年もやっているのに、同じところで止まっている感覚がある方
自己流で積み上げてきたけれど、一度整理し直したい方
オンラインで台本読解を学ぶだけではなく、実際に試して変えたい方
舞台でも映像でも、再現できる準備力を身につけたい方
歌でも芝居でも、言葉が立ち上がる仕組みを見直したい方
現場はあるがもっと幅を広げたい方
得意パターンから一歩踏み出し、新しい挑戦をしたい方
読んだだけで終わる人と、変わり始める人の違い
読んだだけで満足する人は、知識が増えて終わります。
変わり始める人は、読んだことを試し、崩れたところを見て、もう一度整えます。
ここに差があります。
演技は、頭の中で理解しただけでは変わりません。
けれど、読み方が整理され、そのうえで実際に動いてみると、突然つながる瞬間があります。
同じ台本なのに、急にセリフが立ち上がる。
相手との関係が、ただの説明ではなく場面として見えてくる。
今まで曖昧だったものが、行動として具体になる。
この変化を、私は何度も見てきました。
4月24日オンライン、25日26日スタジオ実践という流れ
まずは4月24日金曜日19時から22時30分のオンライン台本読解クラスで、演じるための読み方を整理します。
そのうえで、4月25日土曜日と26日日曜日の13時から17時に、スタジオでの少人数制演技実践クラスで実際に試します。
この順番には意味があります。
いきなり実践だけをしても、何を見直せばいいかが曖昧なままになりやすい。時間ももったいないです。
逆に、読解だけで終わると、現場で使える形まで届きにくい。
だから今回は、オンライン読解からスタジオ実践へつなぐ形にしています。
(ご事情があり、東京のスタジオにお越しになれない方、海外在住の方など、オンラインの台本読解部分だけ参加される方もいらっしゃいます。)
・セリフを事前に入れてくる必要ありません、ご安心ください。
今の停滞を、そのまま続けないために
ずっと変わらないわけではない。
でも、何を変えればいいのかがわからない。
そういう停滞は、経験の長い方ほど起きやすいものです。
真面目にやってきた方ほど、自分の中のやり方を見直す機会が必要になります。
台本を読んでいるのに、なぜか届かない。
準備しているのに、なぜか動かない。
その状態を、このまま続けるのか。
それとも一度、台本読解と演技実践のつながりを整理し直すのか。
今の段階で必要なのは、もっと気持ちを足すことではなく、読み方と使い方をつなげることかもしれません。
お申し込みを検討されている方へ
4月24日金曜日19時から22時30分は、オンラインでの「演じるための台本読解クラス」です。
一方的な私のレクチャーではなく、途中にエクササイズを実践したり、質疑応答のお時間を設けた、オンラインとはいえ、実践的なクラスです。
4月25日土曜日13時から17時、4月26日日曜日13時から17時は、スタジオでの少人数制演技実践クラスです。
(オンライン部分だけの参加も可能です。)
ただ、読解を本当に自分の演技に接続したい方には、翌日の実践まで続けて受けることをおすすめします。
読んで理解するだけで終わらせず、実際に試し、ズレを見つけ、整え直すところまでを一緒に見ていくのが、このクラスの特徴です。
頭でわかったことを、実際に使える形へ変えていく。
そのための3日間です。
必要な方は、今のうちに日程を確保しておいてください。
初めてお申し込みされる方は、プロフィールや活動の様子などもお知らせくださいね。
この記事を書いた、講師プロフィール 鍬田かおる
指導歴20年以上。桐朋学園芸術短期大学演劇科、新国立劇場演劇研修所・オペラ研修所、劇団青年座研究所、映画スクールなどで長年指導。
ロンドン大学ゴールドスミス校卒。Royal Central School of Speech and Drama 修士課程ムーヴメント科修了、卒業。教育学・演出専攻。
イギリスSTAT認定アレクサンダー・テクニーク教師。日本演出者協会会員。
俳優や歌手の技術と身体の理解を統合し、現場で使える“交流のある演技”へ導く専門家。大学や映画スクールの講師を務める傍ら、個人レッスンで一人ひとりの強みを伸ばし、基礎力からアップさせる本格的なプロのトレーニングを中心に活動しています。
小学生から中堅、そして芸能の舞台や映像で活躍する俳優や歌手の方のアクティングコーチであるだけでなく、プロを目指す若手の育成も務める。
IDC認定インティマシー・コーディネータ(ディレクター)として映画や舞台の現場も入ります。
これまで触れてきた演技のなんとかメソッドや、〇〇式に疑問を抱かれた方へ
なんとなくあった違和感は、もしかすると「役」にとってのリアリティーではなかったからかもしれません。
文化的にも、ヨーロッパで過ごした20代がある私、そしてバイリンガルである私が言うのもなんですが、日本を中心に活躍してらっしゃる方、日本語を母国語として多くの時間を過ごしてる方に向き不向きという傾向はある気がいたします。
物語、演技と言うものが、文化に根ざしている以上、やはり言語の壁もあり、また生活様式や基本的なコミュニケーションのスタイルが大きな誤解をむこともございます。これはクラシックバレエやオペラの輸入、様々な業種での変遷を見ても、お分かりいただける課題だと思います。。
不可思議な単発ワークショップやらの誇大広告に疑問を持たれた方、なんちゃらメソッドばかりのプロモーションに違和感を持たれた方、ご自分のせいだと責めないでくださいね。
継続は力なり。
結果は後からついていきます。
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このような切り口の記事も、更新しております。お役に立てれば幸いです。

演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching



