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状態を行動だと思っていませんか? 何年やっても演技が変わらない俳優の共通点

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状態を行動だと思っていませんか? 何年やっても演技が変わらない俳優の共通点

頑張っているのに変わらない理由

現場もそれなりにある。

時々、何らかのクラスやワークショップなんかに参加している。

自分なりに考えている。

それでも、何年も同じところで止まっている俳優や歌手がいます。

こういう場合、いわゆる努力不足や才能の問題ではありません。

多くは、

「状態を行動」だと思っている

ここに原因があります。

 

状態で考えていると、何が起きるか

「裏切られた私」
「守られなかった私」
「大声を出したい私」

こういう言葉で台本を整理していると、

一見、細かく考えているように見えます。

でも実際には、

・何が起きているのか
・誰に対して何をしているのか
・その結果どうなっているのか

が整理されていません。

つまり、

出来事ではなく状態
関係ではなく自己説明

になっています。

だから、シーンがつまらない。

フラットなんです。

文の崩れは、そのまま演技に出る

「裏切られた私」
「守られなかった私」

これは文ではなく、

名詞に対する説明です。

・誰が
・何をして
・どうなったのか

という構造がありません。

この状態で演技をすると、

・感情を出そうとする
・雰囲気を作ろうとする
・でも相手に何もしていない

結果として、

人物はいるのに行動がない
シーンが動かない

という状態になります。

気持ちが動いているように本人が感じていても、です。

本人が感じていることと、カメラを通して伝わる、初めてみた不特定多数の他人に伝わる事は、残念ながら全く別だからです。

なぜ何年も変わらないのか

このタイプは、台本の読解に限らず、日ごろから、

状態で理解した気になってしまう

というもったいない特徴があります。

・わかった気がする
・やっている気がする
・でも行動が変わらない

だから、

何年続けても同じ状態を繰り返します。

もちろん、サボっているわけでは無いのです。

それなりに困ってはいる。

もちろん、手応えがあったりなかったり、ただ孤立しやすい。

非常にもったいない。

本来やるべき整理

必要なのは、

・何が起きているのか
・相手は何者なのか
・自分は相手に何をしたいのか
・そのために何をしているのか

を言葉で整理することです。

つまり、

状態ではなく【行動と関係】で捉えること

です。

演技が変わる分岐点

「どう感じているか」ではなく、

相手に何をしているか

ここに視点が移った瞬間、演技は変わります。

演技は交流のアートです。

自分1人で「困っている状態の私」、「お腹が空いていて、寒い僕」を想像していても、進まないのです。

 

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演技コーチ 鍬田かおる

演技指導歴20年以上。

英国留学中にアレクサンダー・テクニーク指導資格を取得。ロンドン大学・演劇学校・大学院を経て、20代から、各種養成所や研修所などで指導活動スタート。俳優、歌手、声楽家、ダンサーへの指導を中心に、映画・舞台・映像現場で活動する実演家のコーチを務める。

たんなる感情論や1つのメソッドではなく、幅広い知見に支えられた、多角的な視点を用いて、構造と身体から整える指導と、お一人お一人の現場に備えるコーチングを行っています。

詳しいプロフィールはHPをご覧ください。

 

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状況は読めているのに行動に変わらない俳優へ|4月24日オンライン台本読解クラス

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