芸術の秋、楽しんでいらっしゃいますか?
私は、東京国際映画祭もあって、嬉しいお時間やあたらしいお誘いに感謝する日々です
さて本日は、気になる
オーディションや現場の準備でついやってしまっているかもしれない傾向!
をお伝えします
待ちに待った嬉しい企画、楽しみだった作品こそ
良い印象を残したい、キャスティングされたい…….
さらに積極的な方ほど、そこは大事ではないかもよ、というところに
こだわってしまうことがあります
◾️「誰のため?」もしかして「自分のため?」
例えば、 今、流行の髪型や、自分がとっても気に入っている服装など…
日常で、それこそ趣味や娯楽、プライベートでなら、いいかもしれませんが、
結局、キャスティングされれば、 多くの場合、衣装の方もいらっしゃり、その役の服を着ますし
場合によっては髪型も変えますよね、 ヘアメイクの先生もいらっしゃる
ファッションやおしゃれももちろん大事なのですが、まず相手を不快にさせないとか、
社会人としての清潔感や、周囲の安全、 周りの方々が大事にしていること、さらに
せっかくお伝えしてある自分のプロフィール、そして作品の方向性に合った、 姿勢や態度、応答の様子、声そして表情が大事ではありませんか?
もちろん、意識が高いなとか、面白い組み合わせだなとか、ファッションやおしゃれ面で感心することあると思いますが
だからといって、この役にキャスティングしようとか、次の作品に、ぜひ呼びたいと言うことにはならないかも….
好みの問題もあると思うので、なかなか判断しづらいのですが、
ご自身のプロフィールやこれまでの活動の様子、 何より、お相手が探している人物像に ふさわしいかどうか、
同じ目的に向かえるか…
そして相手の想像力をそぐようなプレゼンテーションをしてしまっていないか、確認したいところです
●かおるの恥ずかしい例
これは、 オーディションで、ついつい
「自分が子ども の頃から熱心に続けてきた、スポーツや 楽器演奏について、 自分にとって、とても大事で
ほぼ玄人の自分からしてみれば、価値のあることだからと、詳細に長ーーく語ってしまうのと似ています
(誰しも、つい興奮したり、盛り上がりがちですが)
「 相手が聞きたいこと」 からそれる確率が高まります
かつて私も、映画の中で小学生の女の子が、楽しげにピアノを弾いて、周りの方が微笑んでいるような心温まる状況という設定にもかかわらず、
当時、毎日練習していた、やけに激しい(!)コンクール用の曲を長々と、オーディション会場にあったキーボードの端が足りなくなるまで披露してしまったことがあります
当然、審査員の大人の先生方の思っていた「女の子像」とは、 大いにかけ離れていました!
微妙な静寂が記憶に残ってます
マネージャーと社長からも言われていて、私がピアノを弾けるのは必須だったので、好条件だったはずなのですが
作品の文脈からして、 周囲の大人の期待と全く合わないのだから「いや、そこまでじゃないよね」「 そういうことじゃない」というお話
今思い出しても、大変なとんちんかんです
社長、マネージャー、ごめんなさい
「方法」のひとつ、が「目的」になってしまった例ですね、、残念だなぁと感じます
◾️では、「 日頃から練習すべきもの」は?
誰しも、すごく緊張すると、歌の 音程がずれてしまったり、伴奏の方が急遽変わったりして、前奏部分や出だしが合わなくなったりということもあると思います
そんな時、非常に慌ててしまう! プロでも、どぎまぎする事はあるかもしれない
当たり前でしょう
しかし、そこで頑なに、 出だしを 合わせること、 音を正確に取ることだけに やけにこだわってはいけない
なぜ、それは「 多少練習すれば、何とかなること」だからです
撮影であっても、テストがあったり、事前に打ち合わせがありますよね
舞台ならなおさら、3週間、4週間、稽古する時間やリハーサルの場所があります
という事は、そういった突発的で「 事故のような要素」 があり、一概に誰のせい、能力が欠けているとか、 慣れていないと言い切れないものに
そこまでぐるぐると悩み続けて、汗びっしょりになる必要はないと思います
実際(もちろん個人差や場面の良し悪しはありますが) セリフが飛んだことそのものが問題だったと言うよりも
「セリフが飛んでしまったときに、(恥ずかしかったりバツが悪かったりして)慌ててやったこと」
に何か相容れないものといいますか、相性が合わないというか、同じ方向を向けない性質を読み取り
さよーならーというケースがあると見聞きします
これは、日常生活でもそうですよね
実際、怪我や病気は誰でもなるし、思わぬ事故や、残念な確率でびっくりする出来事に巻き込まれることもあります
その事後!
ここにライフスタイルといいますが、つい優先してしまうことやら、日ごろの習慣や心の癖が出てしまいます
イメージが湧きましたでしょうか?
どちらにせよ、打ち合わせであったり、練習やテストはある程度一緒にやるので、そこで解決すれば問題がないとことも多いはずです
だから、一喜一憂すべきポイントは
「 ちょっとやそっと練習しても変えられない習慣や焦ったり慌てたり、ストレスを感じてるときにやってしまいがちな言動」
です
ここトレーニングする必要があるかもしれません
「 練習してもすぐには変えられなさそうなもの」こそ
日ごろから熱心に、着々と積み重ねて、変化させていきたいです
● うっかり事件を避けるために、積み重ねたいものって、なに?
こういったものは、おうおうにして
・時間がかかり
・だからこそ、多くの方が後回しにしがちな
・ よっぽど夢中でやっている人以外には、少々めんどくさくも感じられ
・ すぐに結果が出るわけでもなく
・ ともすると、一見地味で目立たず
・ 反復を必要とするので、(マニア以外には?!)つまらなさそう
なものです
大切な作品こそ、そして重要なコンペやオーディションになると、自分の努力や得意を認めてほしいのは自然なことですよね?
だからこそ、「誰に」見せるのか
どういった状況や環境だろうか
そもそも「何を期待されている?」と掘り下げましょう
熱意や努力は素晴らしいです
だからこそ、 そこはアピールするのではなく、 お相手の目的を優先してみてはいかがでしょうか?
みなさんの活躍情報も楽しみにしています
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演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching
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