とりあえず無事に終わりましたぁ~。
センセイ業で結構疲れるのが、いわゆる「発表会」と呼ばれるものなんです。
と突然、本音が炸裂。(^^ゞ
生徒側の役に立つ&みる側の方々へも役立つような内容と流れにするのに一苦労でございます。みんな平和に順調に学んでいる訳じゃないしね~。
そもそも未だ人様にお見せするレベルではないから、養成所なり学校なりに通っている訳で…
ははは 苦笑
ワタクシお得意の「自分たちで世界の名作小説を選び、取り組みたい1シーンを課題に、キャラクター作りして、シーン分析して演じる♪」という演劇したい子なら大好きなワクワク課題♪ もちろん私の師匠バネッサの専門でもある「アニマルスタディー」からの流れでございます!
ああ、愉しいっ♪
…のはずが、
どうもみんな…
ノリが悪い…というか、事実が読めないというか…調べて来ないっつーか、想像力足りないっていうか…とにかく進まなかった、この3か月!ガーン!!
そして毎週、驚きのシーン(作品)分析レポートを提出しては、私の度肝を抜いてくれたぜっ。(T_T)
例えば…
①スタインベック作「二十日鼠と人間」
ジョージとレニーの2人の冴えない不遇な労働者が過酷な環境でもなんとか希望を持ち続けようとあがきながらも悲劇を避けられない、男同士の強固な友情と生きていくことの難しさ、希望と現実の間で葛藤する厳しさと人間愛に溢れた名作…と私は思っているのだけど?
…なんだけど??
あれ?
ど~もね、ジョージがレニーを迷惑に思っていて、蔑んでいて、嫌っているとしか見えなくて変だな~と思って聞いてみたさ。
Kaoru「ねえ、ジョージはどうしてレニーが撫でていたネズミを取り上げるの???」
ジョージ役「えっと…ネズミが見つかったら困るから、農場で働けなくなるから、仕事が必要だから…」
Kaoru「うん、まあ、そりゃそーだけど、それで?他には?」
ジョージ役「レニーはトラブルを起こすから…農場で気に入られないといけなくて…」
Kaoru「で、レニーがいつもトラブルを起こすのに、ずっと一緒にいつも居るの???この大恐慌時代に必死で食べていかなくちゃいけないのに?」
ジョージ役「はい…でも、レニーはバカ力があって…あ、でもこの前もトラブルになって、レニーが問題を起こしたから出て行かなきゃいけなくて…仕事がなくて今」
Kaoru「ほ、ほう。(-_-;)…じゃ、このシーンのジョージの『目的』は何なの?」
ジョージ役「えっと…レニーに自分の言うことを聞いてもらいたい。大人しくしてて欲しい。ネズミを捨てさせたい。」
Kaoru「……(-_-;) いや~、それは…『方法』だろー?」(ムカッ)
ジョージ役「えっ?……」(と驚く生徒、固まる相手役)
悲しい。(T_T)
終了、シャッター降りる~!(笑)
俳優や演出家及びそれらを目指すみなさん。
読解は細かく、かつ深く、とにかく具体的に、全体を。事実がどこも矛盾しないように頼みます。ちゃん、ちゃん。
演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching
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