みなさん、すっかり初夏の陽気ですね
私は現在開催中の店オンラインでの読解と分析、そしてスタジオでの演技の実践クラスが楽しみです
さて、前回は①片想い
のお話でした
https://kaorukuwata.com/aditiontips2022onesided/
今回は、②事実確認
です
事務所からのお声掛けや知り合いからの紹介含め、私たちは、自分がやりたいと思うものほどひいき目に見てしまいます
逆も然りで、たまたま今まで接点がないものに関しては、なかなか親しみを感じたり、ポジティブなイメージを持つことが難しい傾向があります
この本人自身のバイアス問題!
募集する側、応募する側の双方に不利益や不必要な心配や不安を引き起こしているように感じる場面が、多々あるようです
私がこの数年の間に、特に、よくわからないなぁと感じたのは、
募集する側の例
オーディションの日にちが近すぎる、緊急で探すと言うこと自体に、まともな人であればあるほど、スケジュールを開けることが難しく、また怪しまれるのに、どういうわけか突然の募集になっているケース
審査する側のスケジュール管理の難しさがもちろんあると思うのですが、社会通念上、また誤解を避ける意味でも、週末の夜遅い時間からの集合や、アクセスがあまりにも不便な土地でのオーディションは、疑われても仕方がないと思います
もちろんお互い様なのですが、不必要な不安や誤解を避けるためにも、「仕事」についてであり、「活動」なのだと言う基準から環境や条件の設定をしなければ、自分たちのイメージする、人材がつまらないのは仕方がないと思いました
応募する側の問題
かつて私が、養成所などで審査員をしていた時もそうなのですが、応募しておきながら、その主催団体や関連した方々の作品を見ていない人が多すぎて、とても残念でした
未成年であったり、たまたま病気やご家族等の都合で作品の鑑賞が難しかったりしたとしても、2年も3年もとなるとなかなか理解に苦しむことが心情的にあります
昨今ですと、DVD等で関連の画像や資料を見ることももちろんできると思います
相手を理解するための下準備をしなければ、なかなか判断力がつかないと思います
双方ともに、事実確認が最重要と思っています
例えば、
「いつ」なのか。これを明記してくれなければ準備のしようもありません。
なぜその日時なのか、時間帯なのか、も場合によっては説明したほうがよいかもしれません。
「どこ」なのか
これが奇妙であれば、まっとうな人であればあるほど、警戒すると思います
どういう経緯でそこなのか、なにか事情があるのかも場合によっては説明したほうがよいかもしれません。
そして
「誰」なのか
性質上、情報解禁うんぬんなど、ある程度了解がいろいろ取れるまでなどご事情は当然あると思うのですが、
何者であるかを具体的かつ明瞭な言葉で語れない時点で、どういった印象になるかは想像がつくと思います
応募される方も、応募先の会社概要や主催者等のプロフィールをよくよく読んでみてください
インターネット時代より前のものは、なかなかみつからないこともありますが…
公にして問題のない、一般企業で通じるような言葉遣いや、具体名が記されているでしょうか?
曖昧な形容詞や個人的に思い出の強いいわば「お気持ち言葉」で飾っているだけになってはいませんか?
例えば、実際にどこかを卒業した、学位を取った、修了した、認定された、と言うのと、〜に学び、〜を熱心にした、〜に親しむ、と言うのでは違いがあると思います。
一概に良いとか悪いとか、言うことではありませんが、わざわざぼかして書くようなものでもないでしょう。
動詞
固有名詞
に注目してみて下さい
これは応募する側も、募集する側も同じです
……あれっ?!
そうですね、台本の読解の基礎に通じる部分です
誰しもうっかりや意図せぬ行き違いもあるものですが、少しでも健やかに、風通し良くそれぞれが活躍していくためにも、事実ベースで、具体的に、最初の出会いがあると素敵だなと思います
大好きな監督の作品に出たいと意気込んでおきながら、その監督の作品目覚えていなかったり、作品のあらすじや印象に残った場面について話ができなければ、説得力がないですよね
せっかく会えたとしても、監督(や演出家)もがっかりされると思います。
反対も然りで、チャレンジ精神旺盛で明るく積極的に作品に参加してくれる、実力を兼ね備えた若手と言うのであれば、彼らが「生きていける条件」でなければなりません。
好きだから何でもできるわけでもなく、誰も、飲まず食わずで、寝ずに、休まずに、良い仕事はできないのです…
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私がいまちょっとずつ読んでいる本….
読み応えがあります
楽しい!
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演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching
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