突然の…Kaoruのお小言リストです
どんなに俳優が優れていて、人間的にも魅力的で、スタッフさんもそれぞれ能力発揮してくれていても、
肝心の台本!
土台になる戯曲がおかしいと、
どうにもならない部分があるのも、事実💦
演出家のアイデアやいろいろなスキルがあっても、隠しきれない、補いきれないのがツライところ……
というわけで、ズバリ!
大学の演劇科で指摘されるレベルから💦始めますけど…
・構成/構造がない、甘い、緩い!
・いとも簡単に、劇自体の目的もなく、ご都合主義的に、人が生まれたり、やんだり、ケガしたり、死んだりする(軽い)
・いつなのか分からない
・どこなのか分からない
・誰なのか分からない人が出てくる(人物が描けていない)
・とにかく長い、そして詰め込み過ぎ(言いたい事、触れた事柄が多すぎる)
学生にちょっと本をかかせたりすると、↑のすべてを満たしているものが、ほいほい出てくるもんです。
かくいう、自分も、ウン十年前、そうでした。。そして、ああ、勉強足りないなぁ、と。一見つまらない本でも、実際は大変なんだな~と遠い目をしたもんです(苦笑)
そして、今日☝にプラスして、声を大にして言いたいのが、
「説明ばかり!」の台本
という古今東西で(?)話題になる、残念な傾向……..
😿
「説明」というと、状況や人物や感情や思考の「説明」を担っているセリフが悪者にされがちですが、
極端に分かりやすい
「えええっ、○○さん、どうしてそんなに▽▽しているのよ?それは××ってこと?」
というような説明満載のセリフだけでなく(笑)
「あの日、私が●●したとき、▲▲が(どーのこーの)して、それで✖✖と言われたから…….」
という語り調の、
ザ!「説明」調なセリフだけでもなく、
「説明」調すぎる物語の展開、構造もあり、構成もあります。(ダメ映画も)
そう、文字にすると笑ってしまふけど、実際、あふれているさ~😢
説明の何がいけない?!説明して、分かりやすくしようよ!
伝わりやすいように工夫してるのに、説明した方がいいのでは?
と、ポジティブに捉えられないこともなくは無い、のですが…….
「想像しなくても分かる」
「考えなくても、説明してくれちゃう」
って、テレビのテロップ(?昔はなかったよね?)に似てますよね?
そう
自分の目で見る必要もなく、自分の耳で聞く必要もなく
自分で考えなくても、判断しなくても、記憶をたどらなくても、連想しなくても…
何がどういう意味なのか、何をどう感じたらいいのか、感じて欲しい意図なのか……
「説明」してくれちゃうんです
….ということは、
😲
そうです。。。
みてなくていい、きいてなくていい
集中(注意を向けてなくていい)してなくていい~、想像力つかわなくていい….
OMG!
🐣🐣🐣🐣 🐤
本日のおススメは日本を代表する演劇人、河竹登志夫先生の「演劇概論」です。演劇ってなんだろう?オペラをやっているけど、演じるってことがよく分からない、映画をやりたいけど、そもそもドラマってなんだろう?ヒントがいっぱいです。感謝!
そして、このヨーロピアンな概論をセットで読むと、さらに理解が深まりますよ(イギリスの大学では1年次の1学期目に必読+レポート提出!😢)
どちらもちょっと昔ですが、それでも根本が変わるわけではないので、根気強く読んでみてくださいな~
わかること、できること、知ること…
みんな嬉しく、楽しいことですよ♪
11月のズバリ!演じるための戯曲読解クラスがキャンセル待ち増えれば、新年2019年にクラス増設しようかと思います~
身体からのトレーニング、演技の仕組み、劇の構造、交流の面白さ…
底上げしたみなさんの成長と大活躍を待ってマス。
クラス開催、個別のWSなど、ご希望ある方はお問合せフォームでもFBメッセージでも自己紹介や経歴とともにご連絡ください。
演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching
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