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映画「コーラスライン」にみる舞台あるあると学べること①自己紹介

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久しぶりの名作映画に学ぶシリーズ。今回は業界あるあるな予感が漂う💦

「自己紹介」でございます。

映画「コーラスライン」、始まって、1次審査が終わり、まだ1人目のマイクくんの自己紹介が終わったところ。

次は演出家ザックとも知り合いのシーラさん

業界も長いとすれてしまふのか(笑)つい、気合が入りすぎてしまう、「こなれ感」が漂いすぎるシーラにザックが怒り爆発!

演出家ザック「いつもそんな風に話すのか?君は?!」😠

演出家ザック「髪をおろせ!お団子やめろ!髪をおろせええええっ!!!!」

と堪忍袋の緒が切れたようです。(いまの時代ならパワハラ騒ぎになるかも、ですが 笑)

😿

そう、自己紹介は「自己アピール」でもありますが、やはり「紹介」です。

前回のマイクくんのようにうまく健全に特技も披露できて、みなも喜ばせられて、彼のキャラクターと実力ともあいまって、とても平和な展開なら言う事ないのですが、

そうはいかないのが、

いろんな人が集いがちなこの舞台芸術の世界。。

シーラさんの生い立ちもお父さんのダメ男っぷりに翻弄された、ツライものだったようです。(業界あるある💦)

それでも「バレエでは、すべてが美しかった」

と高らかに歌い上げるシーラ姐さん。

続いて、おどおどした様子の(しかしダンスは抜群に上手い)ヴィヴィが自らの生い立ちを打ち明け始めます。

ありがちな展開。

しかし、笑っていられない。

これ、できますか?

つまり、自分がダンスや演劇、オペラや音楽を始めたきっかけや状況や悩みを

「正直に、真摯に、包み隠さず、誇張せずに、赤の他人たちの前で『1人称』で誤魔化さずに率直にかつ他人に伝わるように語ること」

ワタクシの限られた数ですけれど、経験上、ほとんどの方が変です。

ついつい面白おかしく興奮して盛って語ったり、
何となく他人の顔色をうかがいながら、そつなく、そっけなく語ったり、
気恥ずかしいのか、てきとうに興味なさそうに、つまらない話でお茶を濁したり…

なかなか心身ともに解放的に、あっけらかんと、自尊心に問題無い様子で、とはいかないようです。

都市伝説的には、何でも「芸の肥やし」というたくましい方もたくさんいますが、

本人の立場にたってみれば、ましては多感な時期の生い立ちの云々は難しいものがあって当然です。

続いて語る始めるのがマギーさん。

バレエスタジオが第二の家庭になっていた3人の受験者。

なんともキビシイ芸の道。

特にダンスでは、若くして、6、7歳から、早い子は幼稚園時代から、

「美」や「骨格」や「生い立ちの環境」という誰も選べない基準や評価にさらされます。

かくいうワタクシも紆余曲折を経て、某有名バレエスタジオにおりましたが、

ま。。。💦

いろいろなヒトが(親たちも)いて、毎年なんだかんだと

大変でしたわ 苦笑

。。。

さて、肝心の映画

これですね。

1次審査で熱心に振付をおさらいしていたマギーさんも、このバレエ組。

「子はかすがい」

ツライですね。

複雑な家庭環境(業界あるある💦)とちょっぴり不幸な生い立ち。

そこで挫けたり、グレたり、荒れているヒマはありません!

それにしても、この名作映画・・・・

みなさん、歌も踊りも芝居もうますぎる!!!!!

このバレエ3人組のあとの1列に「コーラスライン」上に並んだ全員の後ろ姿。

素晴らしいですね!

誰が、どういう人間なのか、どういう状況で、どんな気分や考えなのか、

かなり分かるような後ろ姿になっていますよ!

演技の参考にもなるので、ぜひ注目してみてください。

次回はびっくりな身体能力とちょっぴりホロ苦な面白い話のリッチ―が登場です♪

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