イギリスの鬼才!マーティン・マクドナーの戯曲に初めて出会ったのは私がまだいたいけな(?)ロンドン大学の学生だった頃…
話題作があると聞き、情報誌タイム・アウトの記事を読んでもよく分からなくて、演劇や美術の仲間たちと「とにかく観に行ってみよう!」という話になったのです。(これ、イギリス仲間たちの良いところ)
「Pillowman(枕マン)」という、日本語を母国語にする人にとっては、ほんわかするような、なんだか可愛らしいような、「スーパーマン」「アンパンマン」「スノーマン」にも似たメルヘン?っぽくもおっとりと想像できるタイトル…
‼
…とは全く違う、メルヘンな物語の世界とその裏に隠された陰惨な物語の、世にもおぞましい、恐怖の児童虐待の連続、辛く厳しいホラーな家庭の、びっくりなスプラッタ物語でした!(+_+)
その後、この鮮烈でびっくりで秀逸な物語でオリビエ賞をとり、トニー賞を取り、マーティン・マクドナーは一気に有名作家として活躍していく訳ですが…
あとにも先にもこの時だけです。
私が「本当に」イスから一瞬飛び上がって声を出して驚いたのは。
「ヒイッ」と。
隣に座っていた友曰く「飛んだっ!一瞬、本当に飛び上がっていたっ!どうやって飛んだのっ?!」
そうです、そんなに驚いたのは人生初でした。
イスからお尻が浮いたのだ。。
そして3時間越えの超大作にも関わらず、驚きつつ、手に汗して、最後は感動しつつ、満喫したのでした。劇場を出たときの安堵感。(笑)。すごかった…
そして、その夜はもちろんフラッシュバック!!!ばっちり悪夢をみた私です。(-_-;)
はあ。。。
いま思い出しても、背筋が凍るシーンの数々…
演劇ならではの、生の震え。生の恐怖。生のショックっ!!!
そして、そんなマクドナーの別作品を今、東京でやっています。
しかし、ホラーではなく滑稽系のコメディータッチな作品。観る側の世界観も問われます。想像力も試されます。!(^^)!
「スポケーンの左手」でございます。
ソンハさんと中嶋さんの掛け合いが面白かったです♪
日本の公演らしくない(苦笑)、戯曲と作家の世界観を尊重した、実のある公演。
劇場へお急ぎくださ~いっ!(^^)/
演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching
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