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観劇日記「オイディプスXXX」@KAAT

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珍しく(!)観劇日記を書いてます~

ご縁あってKAATへ「オイディプスXXX」を観に行きました♪

私の大好きな、そして敬愛する素晴らしきギリシャ劇、その世界の名作中の名作、「オイディプス王」が現代の日本の若手(?)演出家の手によって、どうなるのか?!

桐朋の大先輩である南 果歩 様も復帰作!とあって、たくさん注目されていました。紆余曲折あっても(苦笑)やはり精力的で輝かしい先輩たちの「まるごと」で真剣なチャレンジの連続には、いつも頭が下がります。
人間として、女性として、なかなか誰にでも簡単にできることではないので、底知れぬ『活力』を感じます!尊敬✨

近景はこちら、かな?
https://www.nicovideo.jp/watch/1544679722

私は「社会派」を気取っているだけのなんちゃって作品も、ナルシストな主宰・主演・演出兼、みたいなサークルっぽいのもイミフ😢と思ってしまいとても苦手なので、優れた古典をスタンダードに、かつ現代のテイストで消化しつつ、無駄に主張しない「普通」の演劇が得意です。「スタンダート」ということ。大切ですよね、どんな分野でも。不特定多数が相手でないと、やはりもったいないですし….

そう、演出家がいろいろコ洒落て主張しているものは「オジサンクサい」と思ってしまふ世代なのワタシ💦

ラップも意外に(?!)違和感なく、ファッションもそこそこ納得できる、かといって「博物館」的な古臭さはなく、でも現代のお客さんの生理に合わせたリズムと疾走感で、100分一本勝負。

私は(無駄に)長々と繰り返し説明されたり、長~いファッション的な「飾り」や「ごまかし」ばかりの不思議な舞台だと非常に萎えて苦痛なのので(笑)、こういう感覚だと楽なのです。かといって、ふざけているわけではないし、不真面目なわけでも、テーマがぶれている訳でもない。(あ、でも一部❔は残っていたかも…)

それでも(良い意味で)バランスよく、かつ賢く、お客さんのこと、ちゃんと考えているし、練っているよね。古典の上演スタイルも踏襲しつつ、いろんな背景のキャストも活躍しつつ、それぞれが得意を活かしつつ….なにより痛い古典の上演にありがちな「お説教調」でないのがラク!

戯曲のもともとの構造を壊さず尊重している仕組みが「ほっ」とした時間でした。

当日券もまだあるみたいです。明日24日(月祝)は昼と夜の2回!😲みんな元気だな~

http://www.kaat.jp/d/oedipusrexxx

なにはともあれ、ご自身の目でご確認ください~

前に読んだバージョンはこちら、読みやすい河合先生
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このバージョンもよかったです、ドラマティック!
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