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虎の巻:第2回 願書や応募書類のミソ 後編

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気づいたら演劇しちゃっていた、小学生の時の記憶が鮮やかに蘇った演技コーチ、鍬田かおるです

引き続き、大切な書類チェックです

 

⑤ 趣味・特技

④と似ていますが、ここで学歴や経歴とあまりにも矛盾しすぎる「ウケ狙い」のような「リリアン」とか、どうにも良い予感のしない「お笑い芸人○○の真似をしながら▽をする」みたいな「面倒くさい」ことを書くのはやめましょう。ほぼ「不遜な人」と思われます。

趣味も「走ること」と書くと「マラソンではないのね?」と疑われ、「人間観察」と書くと「何もしてない」ってこと?とツッコまれます。

真摯な内容をお願いします。つまり日常が出ます。

普段から書いてプラスになることをしておきましょう。

誇張してもバレます、正直申告しても問題ないライフスタイルを送るしかありません。

 

⑥ 最近みた公演(観劇)など

ときどき、こういう欄があります。

もし劇団など特定の集団の募集でしたら、何本かは(直近でも)観ていなければ怪しまれます。

みてないのにどうして「出演したい」と思えるのか、謎。

聞かなくても不思議に思っています。自分が興味がなかったものにどうして出演したいのか?

自分がお金を払って観てもいないものに出ることで、なぜ自分に報酬が発生すると思うのか…?冷静に考えれば分かるはず。

真摯な付き合いをしましょう。のちのトラブルや誤解も防げます。

家が遠いといっても関東甲信越内で公演があるのに観ない場合でしたら、熱意がないと思われます。

地方でも旅公演はありますし、交通手段も発達していますので、言い訳しにくい時代です。覚悟しましょう。

 

⑦志望の動機

こじつけはバレます。会社のエントリーシートではありませんが、正直に書きましょう。

「○○座のオーラに惹かれて」のような摩訶不思議な発言や「本当の自分を発見したい」のような勘違い発言をすると怪しまれます。

「布教」は要りません。

社会人の意識で、一般的な大学で知性を疑われるような発言は×です。「ウケ狙い」は書面ではほぼ通じません。逆にやる気がないとか不遜と思われます。

 

その他の注意点

敬語、漢字の間違いは最小限に。-不注意な人、知性に問題がある人と思われます。

現実に即して書くこと。-実際と書面が違いすぎる場合、ブラインド・デートのように振られます。

恋愛と同じです。(笑)

 

正直に書くこと‐「事務所の人に言われたので本当は受けたくないけど、仕方なく出しています」と書く必要はない!(笑)

でも経歴などの詐称はバレます、やめましょう。

一般の書類と同じです。

相手のためを思って、相手の読みやすいように、他人が読んでも見ても理解しやすいように、想像力を働かせて準備をしておきましょう。

「やる気だけはあります」とか「一生懸命さは負けないです」「とにかく好きです!」など部活みたいにゴリ押しする文章はやめましょう。

元来、好きなことを極めたり専門的に学んで働いている人が多い業種です。

やる気があって、一生懸命で、好きでいろいろ工夫して、仕事をやっているのは(ほぼ)当たり前なのです。

年末にかけて、オーディションの虎の巻③へ続きます。乞うご期待!

写真はこれからの季節に嬉しい「火鍋」。これはマレーシアで食べた本格的なもの♥

 

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