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演技のカラクリ②反射、反応、応答してるカナ?

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生き生きとしていて、自然な、役の人物がより魅力的に!そして俳優自身も輝く「演技とは?」NTライブで世界最高峰の演技を国内で、繰り返しみることができるようになった、今!これまで以上に、素敵な、総合的な演劇体験が叫ばれるこの頃☆

演技の仕組みに悩む、疑問をもつ方々も多いと思います。

お任せください!👊

NTライブに出る多くの国立劇場(NT 笑)を始め、数多くの映画や舞台で大活躍する俳優たちを輩出してきた世界の演劇学校✨御三家の一つ「ロイヤルセントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ」の修士課程で「俳優養成」と「教育学&ムーヴメント(動きの)演出」を正規留学で修めてきたKaoruが得意とするのは、正しく、ああいう、当事者性に溢れた、臨場感あふれる、まるごとの、感覚体験を味わう、映画でも舞台でも通用するホンモノの俳優の育成💙

これがワタクシの得意分野♪

(決して初歩の「ひざをちゃんと曲げようね」とか(笑)「はい、声を大きく、返事しよう」(苦笑)などを繰り返す保母さん代わりの教育は受けておりません💦)

さて、本日のワンポイント・レッスンはこちら☟

素敵な演技のために、面白い芝居のために、自分がちゃんと「反射、反応、応答」しているかチェックしてみよう!

① 反射とは?

例えば、「アチッι(´Д`υ)」とオーブン触っちゃって手を引っ込めるとか、急な車の飛び出しに有無を言わせずに「ギャッ!」と驚いて手足を引っ込めるとか、自分の管理の行き届かない、「意志の参加しない」、「昨日食べた梅干しを思い出したら唾が出る」という生理的な変化や、恥ずかしい思いをしたために「血圧が上がる」など…要は本格的に(笑)本能に基づいた、意識しなくてもできる、身体に起きる変化です。

ただ劇中では、意思を介在しない=ホンモノじゃないと、わざとらしくなるという難点があるよね。したがって、具体的な想像力で本当に近い感覚を疑似体験することや、ウソに見えない/聞こえないための、的確な働きかけや設定が大切になりますね。

② 反応とは?(React)

色や形、音や光や熱などの刺激(感覚器官を通じての)を「受容」してから、何らかの「変化」をすることデス。例えば、相手の「ちょっと待って~!」という呼びかけに、耳を通じて音を聞きとり、誰の声かな知ってるヒトかあの人かっ!と認識する(記憶を基に、または情報を比較して)という部分です。

🐤

あらっ?!

と思った方、そう、ここまでで「反射と反応」なんです。

まだ「応答」していない。

ここまでは状況に(人間として本能的に意思発揮なく)反射して、(使える)感覚器官を通じてただ刺激に対して反応しただけ。

いわば「現状の確認」程度の時点なのです。

🐤🐤

そう、どっきりしたみなさん、さあ、ご注目!

次!↓ が大事になってくるよ~♪

③応答(Respond)

先ほどの例の続きで言うと「耳を通じて●●だ!」と誰の声なのかを情報処理した後、「立ち止まる」、「無視して去る」、「ふり返る」、「返事をする(『どうした?』とか 笑)」、「微笑みかえす」などの「対応」を感情と思考をつかってするわけですな。😊

そう、ただの生命維持ではない!ただ本能に従うだけでなく、脳をちゃ~んと通じて感覚器官を通じて受け取った感覚を伴って、頭脳もつかって「事実」に応じるのです。

そう、総合的な「行動」にでるところが「応答」なのよ✨

身体の運動や移動も伴い、感情(情緒)の変化もあり、思考もつかった「事実」への反射・反応後のまるごとの応答。

ここまでやると「交流」が生まれて「演じてる」時間が生まれます。

ということは、

ただ驚いているだけ….

ただ相手役を見つめているだけ….

ただセリフを熱心に聞いているだけ….

ただ一生懸命しゃべっているだけ…….

ただ自分のやってることを感じているだけ……

これでは演じていることにならないのだ!

🐤🐤🐤

より人間らしく演じるには、より魅力的に、まるごと演じるためは、

誰もが「反射、反応、応答」のプロセスを省略しないこと。

実践してみてください。

より密な内容を、さらにビビッドな体験をお楽しみください(^^♪

演劇は「交流」する芸術です。

本日のオマケ写真は某国での巨大なキーライムパイ🍋食べきれずお持ちかえりし食べ終わるのに2日かかったおもひで。。。(^^ゞ

 

 

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