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愉快な会に学ぶ、日本の演劇七不思議。前編

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現役で活躍なさっている俳優さん、若手で活発な活動をなさっている俳優さんのクラスは格段に早く、深く、充実して、愉快に進みます。

とても楽しい!(^^♪

しかし…プロならでは、売れてる俳優ならではの悩みというのは、実際にはあまりなさそう。

というのは、根本的には技術レベルの差だからです。

ほとんどは適切な訓練をすれば(時間との戦いは別だが)どうにかなるもの。常に課題とされるのはプロ様もヒヨコたちも同じこと。

例えば…

①身体と声の基礎の(初歩ではない)問題。

善悪ではなく「身体(声・顔を含む)全体のつかい方」についてなんらかの方法論を習ったことや定着させる文化があまりないため、具体的に自分がやっていることに(度合の差はありながらも)無頓着またはちょいと鈍感。(T_T)

実際に起こしていることとやっていると信じていることのギャップが減ればみんなもっと快適になるのに…

② 超!魅力的な相手役および憧れの大御所俳優たちに触れる機会が少ない。

パイの大きさの問題もあります。演劇愛好家、実演家のレベルと数から、必然的に一種の競争の原理がうまく働いておりません。切磋琢磨したいが相手がいない。

ヒヨコのうちにみて分かるような(未熟であまり見えず聞こえずでも)強烈でビビッドな参考になるような先輩が少ない、そしてそういった先輩の活躍の場も少ない。

悪循環です。もうね、ここまでくると義務教育の問題までさかのぼります。

③「教えられる」演出家が少ない(ようです)

元来、演技のコーチや演技基礎やさまざまなメソッドを教える指導者たちと演出家が「演出」のために受ける「専門の内容」は違う部分があります。俳優も演出家も指導者もみんな基礎は同じですが、その後それぞれの特殊技能や専門知識を磨くのが快適に仕事をするための必須条件。

歴史的な背景もあり、なかなか演出や作家の為の演劇学習まで手が回っていないのが実情かな、と。演出家は演出に夢中になるほど俳優をのびのびさせておけず、かと言って俳優は指導なしに提案できるほど確固とした自立はそれほどしておらず…。

難しいバランスだな、困ったね、こりゃ。

7不思議のうち3つはこんな感じ。

知ってはいたけど改めて逆カルチャーショックです。(^^ゞ

残り4つを当ててみてね!

楽しみにまってま~す♪

写真は昨年2月のロンドンにて。虹が出てゴキゲンの私。

 

 

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