苦言を呈するのも仕事のうち。
生徒や学生に嫌われるのことに怯えているようじゃ、教師は務まりません。…という訳で、最近あちこちで流行っているらしい(というから目立ってきた)「カスタマイズ」について一喝!
例えば、養成所や学校系の団体の廊下で小耳にはさむ、アホな会話①
せーとA「あ~、アタシもう無理~、ムーヴ捨てようかな~。体硬いんだよね~」
せーとB「わかる、わかるぅ!あたしは歌すてよーかな。ミュージカルやらないしさ」
……
アホ~‼ 怒
「体が硬い」と困ることがあるから、それを少しでも改善するための運動なりが入っているわけで😠
「歌をつかって」学んで欲しいこと、身につけて欲しいことがあるから、歌を利用しているのであって😡
理由があって、カリキュラムは組まれてるんだぞ!
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例えば、更衣室やロビーで小耳にはさむ、アホな会話②
ヒヨコ俳優A「…何度も台本は読んだんだけどね~。サブテキスト、分かんなくて…まだはっきりしないんだよね、想像はしてるんだけど。考えてはいるんだけど、なかなかね~」
ヒヨコ俳優B「う~ん、ま、勉強じゃないから。稽古してくうちに分かるでしょ、きっと。」
ヒヨコ俳優A「だよね~、とにかく芝居すればうまくなるよね~はやくやりたいな~舞台~」
いいえ!上手くなりません!
いいえ、考えているだけじゃ、分かるようになんて、なりません!
断言!決して!
演出家や指導者や監督やコーチといった、専門家の研究と先人の知恵を「あえて」無視する愚かなヒヨコたち…残念です!
「シーンやっていくうちに分かる人」は繰り返し「準備をしてきた人」だけ。
稽古中に自分が何をしているか、どんな風に中身を準備していったらよいか、どういった道具をつかったらよいのか、そして『試す方向性」をおおよそ準備してきた人のみ、です。ただ気の向くままにシーンをやるのは…ただの気まぐれ、ムダです。
「とにかく芝居すればうまくなる」人は、芝居のための「方法」をいくつも持っていて、つかいこなせる方だけ。
「ポジティブ・シンキング」は、ほどほどに!💦
例えば、劇場や飲み屋で小耳にはさむ、アホな会話③
演出家?らしい人A「…いいんだよ、技術なんかなくったって。」
俳優らしき人B「ですよね~、気持ちがあれば!ですよね!」
演出家?らしい人A「そうそう。人生経験だから」
俳優らしき人B「ですよね。いろいろ経験すれば…」
演出家?らしい人A「そうそう。遊ばないと…」
…と延々と「雑談」が続く…苦笑
お互いの「学びたくない理由」を並べながら。
人生経験には限りがあることくらい分かっているくせに~(笑)!
お互いに「新しいことを試さない理由」を正当化しながら…なぞの
エゴマッサージ💦
こういうたぐいの不健康な会話、やめましょう。
時間をつくりましょう。目的達成のために必要な『方法を身につける時間』を。
上の①~③系の発言をする方に限って、「個性」の問題に置き換えたり、台本にケチつけたり、演出家や指導者のせいにして、「いままで通りのやり方(自分を成長させなかったやり方)」にしがみついたままいます。
カッコ悪い。
せっかくの年末…
たくさん学んで、古い考え方や方法を捨てましょう、大掃除と一緒にね~♪
という訳で、今年の課題、今年のうちに💛 ちゃん、ちゃん!
演技コーチ/ムーヴメント指導・演出・振付/IDC認定インティマシーディレクター/STAT認定アレクサンダー・テクニーク指導者/スピーチ&プレゼンテーションコーチングActing Coach/Movement Direction/IDC qualified Intimacy Director/STAT certified Alexander Technique teacher, mSTAT, Movement Teaching/Speech and Presentation Coaching
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